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堤先生、立ちバックで逝かす醍醐味を覚えてしまう。

 「ちきしょう、してやられたわね」
全裸にさせられるのだけは回避できたものの背面騎乗位に入った頃から雲行きが怪しくなり立ちバックに移ってからは完全に攻守交替になってしまってたんです。

 「もう少し魅せ付けて引き延ばしてから許すべきだったかしら」
生ハメに入れると見せかけてオ〇ンコ全体を脳裏に刷り込んだところでフェラに移り攻め立ててやればひょっとしてヌクことができるんじゃないかと悔やんだんです。

 「ひゃ~ 危なかった。 あそこで腰を振られてたら残すことができず暴発させてしまうところだった」
堤先生のチ〇ポも限界をとっくに超えていて、だから一発一発丁寧に、しかもゆっくりと突き上げるしかなかったようなんです。 それほどに鍛え上げられた阿部先生のオ〇ンコの入り口が狭くしかも尻も乳房や視線に至るまで妖艶で逝かせられてしまうようなのです。

 「あのままじゃ明日の朝薬種問屋の女将に抜かれちゃうわね。 きっと」
阿部先生、無罪放免にしてしまったことを今更に悔やみました。 熟女だからと甘く見て根元まで突っ込んでしまう。 そこに落とし穴が待ち構えていることは良く聞き及んでいたからでした。

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阿部先生恋人のために禁欲中の堤先生を誘惑

 「ほらっ見てみてあそこ、阿部先生ったらま~たやってる懲りない人ねえ」
どんなに生徒数が少なかろうが複式学級でもない限り一年生と六年生を一緒に授業を受けさせるなど有り得ない。 なのに何故か阿部先生は堤先生が生徒を連れて校庭に出て何か行事でもしようものなら六年生の授業内容を急に変更し校庭に連れ出してしまうんです。

 「もうあそこまで行くと変態って域に達してるんじゃない」
受け持ち授業のない女先生たちが寄り集まってひそひそ話しをしている先には阿部先生、堤先生の方に尻を向け・・・と言おうか尻を掲げ何やら地面に向かって書いているんです。

 「ほらほら阿部先生ったらスタイルいいもんだからあれでも体育会系の真似よ」
「何よそれってぇ~ わざわざ外に出てまで食い込みを魅せたいわけぇ~ 飢えてるぅ~」
ライバルを蹴落とすべく好き放題揶揄するんですが、堤先生常日頃目立たぬよう股間を締め上げていてなおほんのちょっとした刺激でも膨らみ始めるんです。

 それがまた女性軍団にとって堪らなく可愛らしく魅力的に映ったんです。
「いいこと、あんな女どもに使ってはダメよ。 誘われたって知らん顔するのよ」
阿部先生は躍起になって堤先生の注意を自分の方に向けようと頑張っていたんです。

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お医者さんが薦めてくれた漏れ止め処方箋

 「なんだかこの頃寝ても寝ても疲れが取れないんだよなあ」
今回の事件はこの一言から始まりました。 事実堤先生は見た目にも痩せこけ心なしか顔色も青白く見えたんです。
「ちゃんと食べてるの? おなかの調子でも悪いんじゃない?」
薬種問屋の女将は心配して様々な薬を調合し服用させるんですが一向に回復の兆しが見えないんです。

 人間有頂天になると周囲の状況が見えなくなるというのはよくあることです。 大切な母子や須恵乃さんの生命と財産を守ることができ、下薬研 (しもやげん) の活性化に帰依することができてからというものこれまでと打って変わって展望が開き始めた先生はまるで天にも昇る勢いで日々過ごしていました。

 あまりの多忙さに睡眠まで削らなくちゃならないほどだったのです。 しかし恋人の真紀さん母子もやっと回復に向かい始めた時であり心配させたくなくて体調不良などと言い出せなかったのです。

 「ねえ先生、今度お泊りに来てくれるのはいつなの?」
この頃はひっきりなしに質問攻めにあいました。 真紀さんのみならず公子ちゃんまでもがひとつ屋根の下で一緒に暮らせる日を夢見ていたんです。
「秋の収穫にはちゃんと休みを取って来るようにするからその時かな?」
「わあい! 早く秋が来ないかなあ」

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下薬研 (しもやげん) にチャボの雑種を導入

 ここいらに気の利いた養鶏場などありません。 比葡の里だけでは大規模な鶏舎を作っても肝心の消費者が近隣に居ないためどこの家庭でも自前で食べるだけのニワトリしか飼っておらず余剰など無いに等しかったのです。
「ときたま思いついたようにひとつふたつ卵をくれたって、それじゃあ公子ちゃんの栄養補給にならないわね」
「そんなこと言ったって卵をそんなに産まないんだからしょうがないじゃないですか」
その貴重な卵でさえ産んだのち期日が随分過ぎてから峠を越えて届けるか公子ちゃんに持たせて帰すかしか方法はなかったのです。

 「せめてもう少し近くに卵が手に入る場所があればなあ、卵かけご飯を食べさせてあげれるのに」
「ここでやったように近所に聞いて回ればいいじゃない、先生の言う入谷の里ってそんなに頑固揃いなの?」
女将の一言で下薬研 (しもやげん) の方々なら聞けないことでも教師が聞いたならまともな返事が返ってくるかもしれないと気が付きました。

 「そうだよねえ、その手があったんだ」
下薬研 (しもやげん) の衆がダメでも教師なら聞いてくれるやもしれないのです。
堤先生は早速入谷村に出向き一戸一戸鶏を探しました。 そこで見つけたのです。 中組 (なかぐん) に二軒だけこの件に関し最も都合の良い鶏を飼われていたんです。

 一軒は隠居 (えんきょ) でこれは軍鶏を飼われていました。 もう一軒は左官屋でチャボを飼われていたんです。 しかも都合の良いことに双方ともひよこや若鳥が結構いて飼うなら分けてくれるというんです。

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栄養失調の公子ちゃんに食べさせたくて大川の畔でウナギを釣る

 オリンピックがどうのと日本中が騒いでいたこの時代、入谷村ならともかく下薬研 (しもやげん) ともなると未だ肉を食べる習慣はありませんでした。
「あの子をそんな目にあわしたらただでさえ栄養が偏りがちなのに死んでしまうわよ」
阿部先生にこのように焚きつけられ見様見真似でも良いから大川で公ちゃんに食べさせるためのウナギ釣りでもやってみろと言われましたが、堤先生はウナギ釣りどころか魚釣りもろくにしたことなかったんです。

 「女将、ウナギって海から20キロも上流に当たるこんなところにホントにいるの?」
そこからして知らなかったのです。 ところが・・・

 「その程度ならよく知ってる爺様に頼んであげる」
この時代上手 (かんて) の源三さんじゃありませんが仕事もろくにしないくせに太公望ぶってる人は多かったのです。
薬種問屋の女将の口利きもあって夕まずめ川に入り目星をつけた岩の穴に仕掛け針を置いておき、早朝に引き上げるというやり方でウナギを狙いました。

 これまで幾度となく躰を合わせておきながら真紀母子が重篤な栄養失調に陥ってるなどと考えても見なかったのです。
「僕はただただ真紀さんの躰から精気を搾り取ってただけだったのか」

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決死の下薬研 (しもやげん) 行

 「おかしいわね~ 先生悪いけど下薬研 (しもやげん) に行って公子ちゃんの様子見てきてくれない?」
担任でもないのに阿部先生はいつまで経っても登校して来ない公子ちゃんを心配し、その子の母が恋敵であるにもかかわらず当の本人の堤先生に下薬研 (しもやげん) まで行ってくれないかと頼み込んだのです。

 「そうですね~ このまま待ってても埒が明かないですもんね~」
他の先生からの頼みならともかく、阿部先生の頼みとあっては行かないわけにはいきません。
「実際どうしたもんかな~ 女将もこの頃はとんと須恵乃さん、見かけなくなったって言ってたし」

 下薬研 (しもやげん) の集落の人自体比葡の里では見かけなくなって久しいのです。
「ふ~ん・・・私は実際行ったことありませんよ。 だけどもよ、あの村で薬草を扱わなくなるって言うことは住むのを止めたってことに等しいのよ」

 見る人が見ればモノを知らない一般のお百姓さんが薬草を大量生産したからと言って決してよいものにはならないんですが、世の中全て安ければよいという時代になってきたんです。
「う~ん、そこですよね~ そういった理由で来れないのなら仕方ないんですが・・・」

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薬種問屋の女将、堤先生を神社の境内に追い詰め交尾を迫る

 「こんなはずじゃなかった・・・こんなはずじゃ・・」
薬種問屋の女将は懸命に堤先生の後を追いかけました。 

 何時もなら授業が手すきになったお昼の休憩時間に姿を現す先生がこの日に限って夕刻になって、まるでタイミングを見計らったかのように表れたんです。
「あら先生、今日はどうしたんですか? お見送りしなくていいの?」
真紀さんに毎度チ〇ポを奪われるのは癪に違いなかったんです。 反面目の中に入れても痛くないほど可愛らしい公ちゃんのお見送りだけはお願いしたかったんです。 ところが・・・
「お休みだったんです。 何故だろう?」
お利口なことに皆勤賞なんだと喜んでいた当の公子ちゃんが連絡もなしに休んでしまったそうなんです。

 「あらまあ、それは心配ですねえ、じゃあこれから家庭訪問?」
そこまで言ってしまったと思いました
「はあ・・・でもこんな時間に訪問したらご迷惑でしょうから」
思った通りの答えが返ってきたんです。

 見送りのたびに公子ちゃんの母である真紀さんと交尾してるとご主人に気付かれでもしてたらかえって家庭訪問は逆効果を生むかもしれないからでした。

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我が子にまで心配かけてしまった母の背徳行為

 「ねえねえお母ちゃん、なんで杉山のおばちゃんは隠れるようにして公子が帰る時間になると里に向かうの?」
何も知らないと思って安心しきって逢瀬を交わしていたら、待たせていた我が子がちゃっかり覗き見してた須恵乃さんの動向を母親のため探ってくれていたのです。

 「さあ、お母ちゃんはちっとも気付かなかった。 ねえねえどんな風だった? 須恵乃おばちゃん」
まさかと思って聞いてみると
「う~ん・・・わかんない。 お母ちゃんと先生がお話ししてる藪の中から突然現れて里の方へ行ったもん。 よく見えなかった」

 この頃では堤雅和先生を奪われそうな恐怖感と愛おしさに開いて魅せることにした真紀さん、それを見た先生は
「とってもきれいだよ。 愛してる。 いつになったら僕専用の真紀になるんだい?」
こう言いながら滾り勃つチ〇ポを右手で支え左手で真紀さんの尻を押さえ込みオ〇ンコ目掛け娶合わせ (切っ先でクレバスをなぞる) をするのが通例となっていました。

 お互い感触を十分楽しむと、それまで履いてくれていた彼女の下着をブレザーの内ポケットに仕舞い込み、代わりにそれより前に受け取っていた使用済みを手渡し、この日はプレゼントとして真新し下着を履かせ見送ったのです。

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阿部靖代先生のセクハラ課外授業

 「ほら雅和ちゃん、あんたも負けんと頑張りんさい」
どうせ簡単に顔を出しちゃうんだからと最初っからボタンをはずしチ〇ポを引っ張り出して何やら妙なものを塗りまくる薬種問屋の女将さん。
「女将さん、なぜ私にだけこんな目に合わせるんですか?」
「何もヘンなことしてしてないよ。 オットーもピン子たちっていう子作りには大変役に立つ霊験あらたかな品物なんだよ」
女将さん、面白さのあまり一歩も引かないんです。

 「そんなこと言ったって私にはちゃんとした・・・」
「はいはい、ちゃんとしたご亭主のあるご婦人がお相手っていうんでしょ?」
この頃では堤先生のお相手が下薬研 (しもやげん) の加藤真紀さんってことぐらい比葡の里の連中ならだれでも知ってました。

 知っててそれでも横恋慕する阿部先生と須恵乃さんの動向が興味の対象だったんです。
「阿部先生ったら堤先生のお顔に跨りしゃぶり上げたんだって? そんであんたは口の中に出してしまったのかい」
厳しくたしなめられ馬鹿正直に「はい」と応えると
「だから言わんこっちゃない、大体あんたはねえ」

 女がその気になってんだからなんで蹴飛ばしてでも後ろからのしかからなかったのかと説教されたんです。

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女教師の陰湿な策略

 「ふん、なによ。 あんな山猿のどこがいいのよ」
一年生の授業が終わるのを待って生徒とふたり並んで仲良く校門を出ていく新米教師の姿を教室の窓から眺めながらポツリと毒づく女がいました。

 六年生担任の阿部靖代先生 40歳その人でした。

 教え子の母親の太ももの付け根に固執し始めたカタブツの堤雅和先生はそれ以前からず~っと先輩格でもある熟年女教師が秘かに狙っていたんです。

 阿部先生は若かりし頃、それはそれは美人で育ちも良かったこともあり教育関係者のみならず一般の方々ともそれは派手に浮名を流してきましたが寄る年波には勝てずこの頃はとんとお声がかからなくなってたんです。

 そんなド派手な女教師が以前から目を付けていたのが真紀さんとの一戦が初めてだったと言うカタブツの新米教師 堤雅和先生だったのです。

 彼女は暇さえあれば堤先生の動向を探ろうとしました。
「ん!? まあいやらしい! ヘンタイだわ、あんなものを堤先生に渡すなんて!」

 阿部先生がこのように言うのも無理ありません。 みんなに隠れてブレザーの胸元から使用済みを出しては鼻に当てる堤雅和先生を見て、怒るのと同時に嫉妬してしまったのです。

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使用済みがもたらしてくれた喜怒哀楽

 「ちきしょう! 信じていたのに、真紀さんがあんな人だとは思わなかった」
いつものように公子ちゃんを下薬研 (しもやげん) に送っていこうとして街道で脇道から出てくる吉國議員と鉢合わせしたんです。
谷に入って間もなく聞き覚えのある切なそうな声が漏れ聞こえていてしかも吉國議員はその方面から姿を現したのです。 

 恋人とか愛する人の間では後になってどのように取り繕ってももう元には戻れない過ちというのは往々にしてあるように聞き及びます。
「私は騙されんぞ~! あの声は確かに真紀さんに違いない」

 その真紀さんは娘さんの担任である堤雅和先生に抱かれ彼のことを他の誰よりも好いてしました。 ご主人とは確かにご無沙汰中だったとはいえ彼とはサイズも具合もピッタリだったのです。

 中山ヶ原で結ばれたとき真紀さんは雅和先生に自分の想いを込め使用済みを彼に逢えない時のためにと渡していました。

 雅和先生は立場上、生徒さんのお母さんと妙な関係を続けるわけにはいかないことぐらいちゃんと理解できたからです。 だから先生も真紀さんが手渡してくれた使用済みを嗅いで躰を重ねるのを我慢してきたんです。

 ところが真紀さん、いつの間にか雅和先生に隠れて他人棒を使っていたようなんです。

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先生恋しさについ目の前に差し出された〇〇を咥える真紀さん

 「奥さん、すまんがこいつを咥えてしゃぶってくれんか」
藪の中で蚊に食われ、もうそれどころじゃないのにチ〇ポを差し出す男
「ここじゃまずいわ、違う場所に移動しないと・・・」

 真紀さん、男のチ〇ポを咥えるにしても、もう少し比葡の里からも街道からも遠ざかった場所でコトを始めたい旨お願いしてみました。
「儂があんたのアソコを指マンしたと先生にしゃべってもいいのか?」
何故か里の近くでやろうとする男、とうとう脅しが始まったんです。

 仮に比葡の里へ通じる街道の途中にある雑草が生い茂る原っぱを中山ヶ原としましょう。 真紀さんが本当の意味において咥えさせられたのは実際にはもう少し山裾を下ったところだったんですが比葡の里の多くの男どものチ〇ポを咥える姿を見られてしまって脅されてたんです。

 それからというもの真紀さんはことあるごとに先生と恋仲であることを脅しの材料にされ、不特定多数の男どものチ〇ポを咥えたことを強要され、それをまた懸命に隠そうとするものだから益々脅され脱がされることになるんです。

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藪の中で織りなされる人間模様

 「どうだい? 今でもまだあの先生が忘れられないか」
「ふふふ、あのセンコーにこの格好を見せてやりたいもんだ」

 わざわざ脇道に反れ藪の中に分け入って乱交まがいのことをやる気など当初はなかった真紀さんでしたが、娘の担任教師とたった一度間違いを起こしただけで何処かに眠っていたであろうおぞましい血が暴れ出したのです。
「須恵乃のやつもあきれ顔で見てやがる、こいつは大したタマだぜ」
「へへへ、まったくだ。 儂なんか散々抜かれてもう空気も出やしない」

 気持ちを上手く伝えられなかったことで荒れ、願っても願っても会えなかったことで荒れ、居てもたってもいられなくなって恥を忍んで学校まで出かけ、それでも逢えなかったことで決定的に荒れ狂い、丁度その時言いよってくれた男どもと妙な関係を結んでしまったのです。
「儂が下薬研 (しもやげん) に忍び込んだ折、夜も明けやらぬのにノコノコ何処かへ出ていきやがった」
「ということは、その頃にはもうこうなってたってことか」
「うむ、どうやらそうらしい」

 須恵乃さんを押さえ込んでた連中まで加わってようやく天国まで送り届けることが出来たと見え真紀さん、藪の中でおとなしくなったのです。

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次第に崩れていった下薬研 (しもやげん) の結束

 須恵乃さんが下薬研 (しもやげん) の掟を破り恐らく比葡の里の者であろう輩に現を抜かすものだから年下の真紀さんが須恵乃さんの指示に素直に従うはずもありません。

 何事においても控えめだった真紀さんも須恵乃さんが何処かで見たことのあるような輩と例の草地で戯れているところを何度も覗き見したものですからこの頃では先に立ってどこかへ出かけ組内での仕事をおろそかにし始めたのです。

 それに加え真紀さんの夫である新太さんも美澪さんの尻を追いかけまわし始め、下薬研 (しもやげん) は表面上穏やかに見えるもののこれまで抑圧してきたものが爆発し結束が揺らぎ始めました。

 真紀さん、いつのころからか部落内で育っていたものを勝手に持ち出し比葡の里に売りに行き、その道中須恵乃さんの真似をし始めたのです。

 須恵乃さんは気付かなかったようなんですが、あの雑草の生い茂る峰をほんの少し北に向かって小道を進むと更に大きな刈り落としがあるんです。 そこには比葡の里から通じるちゃんとした大きな道もありました。

 真紀さんは比葡の里の連中によってそこに連れ込まれ弄ばれ始めたんです。

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やたらと娘の担任の先生に逢いたがる人妻

 何しろ一刻でも休むことが許されない最貧困の地である下薬研 (しもやげん) 、そこから比葡の里へ出かけるにしても手ぶらで、物見遊山でましてや女が出かけるわけにはいきません。

 さりとて逢いたさは募るばかり、が、薬草を担いで出かけようにも集落で算出する量には限界があるんです。

 真紀さんは峠の頂上で娘の公子ちゃんの担任の先生を振り切って家路に向かったとはいえそこは女、毎日のように娘を見送ってあの峠のところまで来てくれていると知っておればこそ逢いたくて、せめてお礼の一言も言いたくて心が千々に乱れました。

 何度か手ぶらで下校する娘を迎えに峠までノコノコ出かけて行ったことがあります。 しかし夜道の峠で唇を交わし、その彼を振り切ってひとり峠を下って行っており真紀さんの気配を感じると先生の方から後戻りされてしまってたんです。

 「なんとかしないと・・・なんとかして里に向かわなくちゃ」
この頃ではもうそれが口癖になってしまってたんです。

 そうやって思いついたのが栽培ではなく、さりとて残り少ない領内の野生の薬種でもないよそ様の土地のものを採取する方法でした。

 彼の好意に後ろ髪を引かれつつひとりで峠を下ったことを思えば悪いことであってもこの方法も別段苦にならなかったのです。

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束縛から解き放たれる唯一場所、それが比葡の里への道

 「買い物ついでに薬草の持って行ってきます」
このように告げて下薬研 (しもやげん) のを早朝に出立していった真紀さんでしたがあるところに辿り着くとプイッと道を逸れました。

 そこはかつて下薬研 (しもやげん) の衆が苦心惨憺し一度は開墾したであろう道程の中ほどにある一見してそれとわかる広さを持つ休耕田様の雑草地でした。

 閉じ込められた世界から一刻でも解き放たれると真紀さん、せめてもそこに夢を見いだせないかと通るたびに周辺を散策してしまうのです。

 この時代結婚とは必ずしも自分の意思に沿うものでもなく、時には仲人と呼ばれる方が勝手に決めてきて親も立場の弱さから首を縦に振ってしまい泣く泣く嫁ぐこともままあったのです。

 真紀さんの場合それほどでもないにしろ、まさか自分が鳥も通わぬと言われる山間の地に生涯にわたって閉じ込められるなどと夢にも思わず成り行きに任せ嫁いで来てしまったのです。

 来てみてわかったのはその不便さ・閉塞感ゆえの孤独にさいなまされることでした。 将来を誓い合い共に生きていこうと言ってくれたはずの夫でさえ時に耐えきれなくなり、こともあろうに親に向かってではなくよそから嫁いできた自分に向かって愚痴るのです。 無理難題を吹っ掛けるのです。

 真紀さんもだから幾度となく夜道を泣きながら実家に向かって走ったこともありました。 帰ってみても所詮おり場のないことぐらいわかっていながら喚き散らし走ったのです。

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生活すべてが薬草頼みの下薬研 (しもやげん)

 自分たちの生活を脅かす入谷村に集落の村道入り口を塞がれたような格好となった下薬研 (しもやげん) では家を建てるにしてもそれなりの場所に建てざるを得ませんでした。 入り口を塞ぐようなやり方をするということは攻めてくる可能性もあるからです。
 
 このためまず最初に建てた場所というのが入谷川を盆起点とし下馬見川を遡った最も谷幅が狭くなった地点でした。 これは入谷からの侵入路である村道に関所を設けるためでした。 これに当たったのが加納家です。

 次に建てたのが上薬研 (かんやげん) から峠を越したばかりの丘の中腹に見張り小屋を兼ね建てました。 杉山征市さんと須恵乃さんが住まう出城の役目を果たす杉山家です。

 そして最後が上馬見川の向こう岸、自分たちの耕作地が一望に見渡せる地に建てたのです。 これが加藤新太さんと真紀さんが住まう本丸ともいえる加藤家です。

 うまいことに下薬研 (しもやげん) の持ち土地は細長い三角形の形をしていて偶然とはいえ各々の家がその頂点付近にあったのです。

 確かに加納家と杉山家の間には小山があり両家は直接的には見通せません。 がしかし、加藤家からは両家が見通せ、また逆のことも言えました。

 何か事変が発生した場合直ちに合図を送ってその場に駆けつけることができたのです。 

 しかも何事につけ共同作業の形態をとっていましたので天候不順などの自然災害にも強かったのです。

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遥けき入谷村

 一個人ではどうにもならない事業とか仕事を梃子しあう習慣がかつての入谷村にはありました。

 生活の基盤である煮炊きを支える産業として炭焼きなるものが生まれ、しかも小さな河川に沿って延々と低い山が連なる入谷村はこの方面では最も環境の良い地とされていて先を争って人々が入植していったんです。

 しかしながら一旦入植し暮らし始めてみるとなるほど、これまで住み暮らした家々とは違い炭焼き小屋では夏は良くても冬ともなれば山を下りねばとても暮らして行けなかったのです。

 そこでお隣同士、果ては村内全ての人々が寄り集まって大事業に向かう、いわゆる梃子という習慣が始まったのです。

 次男三男などのいわゆる財産分与にありつけなかった者共が放浪の果てに辿り着いたものだからいざ梃子となると必要な技術はほぼ備わっているのです。

 家を建てるにしろ道をつけるにしろこのことは実に便利に違いなかったのですが困りごともまた起き始めました。

 土地の権利の問題です。 定住となると屋敷土地に田畑はひとくくりにして考えなくてはなりません。

 無償の愛ともいうべき梃子の習慣が薄れ覇権争いが絡む梃子となっていったのです。

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淋しさを一時でも忘れるための求めあい

 山間に閉ざされ雪に閉ざされと、兎に角何事につけ耐えるしかない入谷の地にあって老いて家族からも見放され薄暗い部屋でじっと虹の橋を渡るのを待つというのは看ているしかない史帆さんにとってもいかにもつらいものでした。

 その史帆さんとて今はもう親は亡く、伴侶であったご主人も亡くし天涯孤独の身、年齢こそ違えども淋しいには違いなかったのです。

 しかも史帆さん、ひとりっ子に生まれさぞかしちやほやされたと思いきや親は本家という名に負け世間体を重んずるばかりで子育てには関心を寄せなかったのです。

 生まれて初めて地元の人に本気で打擲され妙な気持が湧いてきたのは確かでした。 親が本気になって叱ってくれたとか褒めて教えてくれたことなかったからです。

 末は良い婿を取って家を守ってくれたらそれでいい、農家の仕事なんか覚えなくていいと言われてきたからです。 生まれてこの方山間の孤立した集落に住み暮らしいながら門外漢って感じてたからです。

 こういった心境の変化はたとえプロとはいえ街でしか暮らしたことのないケアマネや介護士では推し量れないところがありました。

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史帆さん、従順な牝犬になるため調教される

 「定ちゃん、こんにちは。 今日はお加減どうですか?」
「おう、こず恵さんが来てくれたら元気百倍だよ」
「そう、それは良かった。 ところでさあ、今日は後でお楽しみあるから頑張ろうね」

 こず恵さんはいつものように定男さんの寝間着とシーツを取り換え、清拭をしつつ入念に全身の状態を観察し、ついで何時ものようにチ〇ポの手入れを始めました。

 「どう?定ちゃん。 ちょっとは勃ちそうな感覚戻ってきた?」
「うん、こず恵さんのアレを拝ませてもらうとな、何となく・・・な」
「そっかー なんとなくなんだ」

 入浴介助で五右衛門風呂に浸かりながらケアマネの三木田聡子さんを交えた3人で乱交まがいの状態になてしまって以降、それ以上の刺激を与えてあげられずチン黙を守ってしままわれたんです。

 今日とてこず恵さん、定男さんの清拭を終えると全身のここぞという場所に向かい性感マッサージを施しつつしっかりパンティをほんの僅か脇にどかしワレメを魅せてあげパイでズッてあげてるんですが一向に硬くなりそうにないんです。

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