趣味仲間からの贈り物

考えを巡らせたが裏ビデオに出ていたあとなるとあの美貌とスタイルなら当然人気はうなぎのぼりだろうから一度は目にしたことがあるはず。
(まさかデリをやっててSNSで流した……)
でも、それもなさそうだった。 あのルックスでネットに情報が流れたら店に電話が殺到するだろうし、そうと分かれば一度は電話で予約を取ったはずだ。
(……っとなると、大方学生間で交換する情報写真に載せていたのを見たことがあるのだろう。 それとも学校新聞とか……)
現在の年齢から言って恐らく彼女を目にしたのは十代と考えハッとした。 それは雑踏を避けて考えねばならなかったからだ。 急ぎ自宅に立ち帰り確かめねばならないことがあった。
自宅に帰り着くと玄関の鍵を閉め自室にも鍵を掛け引き籠もった。 納戸の奥から段ボールを取り出し中に厳重に仕舞い込んだ社会人になって初めて買ったスマホを取り出し充電器に繋いだ。
学生時代を通じ、一度たりとも女の子と付き合う機会に恵まれず、思いついてネットでヌク画像や動画を探して趣味仲間が流してくれたものをダウンロードしひそかに楽しんでいたのだ。
その他連絡事項
- 官能小説『知佳の美貌録「お泊まりデート」 彼のマンションから朝帰りする久美の次女瑠美』
- 小説『残照 序章』
- 小説『残照』
- 官能小説『ひそかに心を寄せる茶店の女店主』
- 官能小説『父親の面影を追い求め』
- 掘割の畔に棲む女

- 残照
- 老いらくの恋
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