知佳の美貌録「水を得た魚のように」

好みを聞き、待つ女こそそれに見合う風に思わせ組織が用意した部屋で待つ女のもとに客を送り届け、人数に見合う紹介料をせしめるのが彼女らの日銭稼ぎだった。
風景に溶け込むかの如く街角に立つ妙齢のご婦人に声を掛けられ、何事か詳しく話しを聞くうちに身内の話しとなり「助けると思って…」などと言われその気になって後をついていったところまでは良かったが、路地奥の部屋で待ち構えていたのは全くの別人、期待とは裏腹にとうにオンナを卒業したような高齢女性 或いは見ただけで萎えそうな化け物。
”しまった・・・やられた!” と気づいたが裏にいる輩が怖く断るに断り切れず布団に引っ張り込まれ童貞を捧げてしまったなどという話しはよく聞く。
未だ未開に近い島 淡路で欲望を吐き出そうとしてもせいぜいその程度の女にしか行き当たらなかった。
そんな女でも何とか売れるよう一般家庭の人妻が遣り手(やりて)として街角に立ちあわやの客を引いていたのである。
テーマ : 女衒の家に生まれ・・・ 高原ホテル
ジャンル : アダルト