子作り話しが思わぬ方向に進展… ~野外性交を覗き見~

心底惚れてくれている義理の父の前で、しかも屋外で破廉恥極まりない行為を行うことで厳しく躾けられてきた何かが快感を伴って弾けるような気がしたからです。
「…よくも中原家をバカにしやがって」
憤りつつも飛び出して行って襲い掛かるのではなくコソコソとファスナーをずり下げ棹を取り出し擦る猛さん。
その猛さんの棹と優子さんらのハメ合いを交互に見比べ、これまた憤る綾子さん。
中原家で後添えの留美子さんと息子の隆司さんが欲望を貪り合う様子を観てしまった綾子さんは辛抱たまらず誰か代わりをとなって思い浮かんだのがご都合主義の正雄さん。
「不倫は初めてだなんて言っておきながら、ちゃっかり息子の嫁に手を出すなんて…」
心の中で呟いたつもりが目の前で棹を擦る猛さんに聞こえてしまいました。
「なんでこんなところに…」
「貴方こそ…」
つかみ合いの喧嘩になってしまったのです。
官能小説『危ない画像』 第14話

雅彦が不安そうに聞いた。
「大丈夫、このままイッて。」
「うん。」
雅彦が下から手を伸ばして圭子の尻を両手で掴んだ。その尻を思い切り自分にぶつ
けると先ほどの感触が戻ってきた。
「そこ、そこ。」
圭子が焦れたように身を揉んだ。
進と久仁子が雅彦の家に引っ越してきた。元々一家三人が暮らして来た家である。
進が麻美の寝室で寝起きすれば久仁子にも一部屋使わせることが出来た。邦宏と和美
の兄妹も家が近いことが分かり、お互いに往き来するようになった。
ある日、雅彦がパソコンの写真を整理していると久仁子が部屋に来た。雅彦は残っ
ていた画像の整理をしている最中だった。画面を見た久仁子が思わず叫んだ。
「何でママの写真がここにあるの。」
画面には圭子が両足を広げた正面からのポーズが映っていた。
「え、ママって、圭子さんが久仁ちゃんのママなの。」
雅彦が振り返って久仁子を見詰めた。言われてみれば顔付きもあそこの形もそっく
りだった。
「そうよ。でも、ママが何でこんな写真を。あ、もしかしてママの不倫相手って、
マーちゃんのパパ。」
一緒に暮らすようになってから久仁子は麻美の真似をして雅彦をマーちゃんと呼ぶ
ようになっていた。
官能小説『危ない画像』 第12話

和美が眉根に皺を寄せた。
「こんなの、初めて。」
夜が明けた頃、いつの間にか眠ってしまった和美の唇に邦宏がそっと口付けした。
和美がそっと目を開いた。
「これからも、ずっと可愛がってくれる。」
「勿論だ。そうでなければ抱いたりしないさ。」
「嬉しい。私、別れてよかった。」
次の晩、会社から戻った邦宏が二人だけの新婚旅行に行こうと和美を誘った。一週
間の長期休暇を取ったのである。その旅行で選んだのがこの温泉だった。
「私はもう五十近いし、こいつも四十過ぎてます。お互い張り合いのない余生を送
る位なら、一緒に地獄に堕ちて、目一杯最後の人生を楽しもうじゃないか、ってこと
なんですよ。」
和宏がもう一度和美を抱き寄せた。
「しかし、とんでも無いところを見られてしまいました。」
「大丈夫です。心配しないで下さい。」
進がそう言って久仁子を自分の方に引き寄せた。麻美も負けじと雅彦の手を引き寄
せる。
「お互いに似たもの同士の二人組と言う訳けですね。」
和宏が安心したように笑った。
「そろそろ寝ようか。」
風呂から上がったところで進が自分たちの部屋に戻ろうとした。
「そうね、私も。」
久仁子が後から付いて行く。
藪の中で織りなされる人間模様
「ふふふ、あのセンコーにこの格好を見せてやりたいもんだ」
わざわざ脇道に反れ藪の中に分け入って乱交まがいのことをやる気など当初はなかった真紀さんでしたが、娘の担任教師とたった一度間違いを起こしただけで何処かに眠っていたであろうおぞましい血が暴れ出したのです。
「須恵乃のやつもあきれ顔で見てやがる、こいつは大したタマだぜ」
「へへへ、まったくだ。 儂なんか散々抜かれてもう空気も出やしない」
気持ちを上手く伝えられなかったことで荒れ、願っても願っても逢えなかったことで荒れ、居てもたってもいられなくなって恥を忍んで学校まで出かけ、それでも逢えなかったことで決定的に荒れ狂い、丁度その時言いよってくれた漢どもと妙な関係を結んでしまったのです。
「儂が下薬研 (しもやげん) に忍び込んだ折、夜も明けやらぬのにノコノコ何処かへ出ていきやがった」
「ということは、その頃にはもうこうなってたってことか」
「うむ、どうやらそうらしい」
須恵乃さんを押さえ込んでた連中まで加わってようやく天国まで送り届けることが出来たと見え真紀さん、藪の中でおとなしくなったのです。
やたらと娘の担任の先生に逢いたがる人妻
さりとて逢いたさは募るばかり、が、薬草を担いで出かけようにも集落で算出する量には限りがあるんです。
真紀さんは峠の頂上で娘の公子ちゃんの担任の先生を振り切って家路に向かったとはいえそこは女、毎日のように娘を見送ってあの峠のところまで来てくれていると知っておればこそ逢いたくて、せめてお礼の一言も言いたくて心が千々に乱れました。
何度か手ぶらで下校する娘を迎えに峠までノコノコ出かけて行ったことがあります。 しかし夜道の峠で唇を交わし、その彼を振り切ってひとり峠を下って行っており先生の方がそこいらの事情を察し真紀さんの気配を感じると自分から身を引くよう後戻りされてしまってたんです。
「なんとかしないと… なんとかして里に向かわなくちゃ……」
この頃ではもうそれが口癖になってしまってたんです。
そうやって思いついたのが栽培ではなく、さりとて残り少ない領内の野生の薬種の採取でもない。 つまりよそ様の土地のものを採取する方法でした。
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