ありさ 悪夢の公衆便所 第8話 (最終話) Shyrock作

思い出すだけでもおぞましく背筋が寒くなった。
「こんなところにいつまでも居られないわ」
一刻も早く脱出したい。
ありさはすぐに乱れた着衣を整え始めた。
格好なんて構ってる場合ではないが、彼女の持つ恥じらいというものが自然にそうさせた。
着衣を整えたありさは、早速ドアのハンドルを握った。
「開くかしら・・・」
不安がよぎる。
(ガチャ・・・)
「開いた!」
個室から出てみると、朝光が天窓から射し込んでいた。
ありさはかすかな安堵感を覚えた。
だがそれは一瞬のことだった。
ありさはすぐに公衆便所の出入り口へと向かった。
出入り口の扉からも朝の光が射し込んでいる。
光は脱出の希望を抱かせる。
ありさは公衆便所の扉を激しく叩いた。
(ガンガンガンガン!!ガンガンガンガン!!)
「お願い!!ここを開けて!!」
(ガンガンガンガン!!ガンガンガンガン!!)
「お願い!!誰か~!!私をここから出して~~~!!」
(ガンガンガンガン!!ガンガンガンガン!!)
すると突然、公衆便所の扉が開いた。
思わずありさは倒れそうになった。
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ありさ 悪夢の公衆便所 第7話 Shyrock作

いや、強 姦とは「男性器の女性器への挿入」を意味する。相手が人間かどうかが分からない今、ありさが今被っている相手の行為を「強 姦」と決めつけるのは早計というものだ。
理屈はさて置き、今ありさが忌むべき事態に陥っていることだけは明らかだった。
ただ、ありさ自身が恐怖のどん底に落とされたことは紛れもない事実であったが、「強 姦」と大きく違う点は、奇妙なことに快感を伴う点であった。
ありさは恐怖に苛まれながらも、身体の奥底から込み上げてくる不思議な快楽に翻弄されようとしていた。
「ふぁぁぁ~~・・・やめてよぉ~・・・ああっ~・・・だめぇぇぇ~~・・・はぁぁぁ~~・・・・・・」
鎌首とそれに連なる胴体は、ありさの中で確実に成長を遂げていた。
「うそっ・・・大きくなってきてるぅ~・・・」
膨らんだ鎌首は膣壁を激しく擦りつけた。
「ああっ・・・だめぇ~・・・そんなにこすっちゃいやぁ~・・・ひぃ~・・・ふぁぁぁ~~~・・・」
ありさの場合、Gスポットが敏感すぎるぐらい敏感だ。
そこを軽く触れられただけでも、直ぐにアクメを感じてしまうほどである。
そんな箇所を加減することなく擦られたらどうなってしまうのか。
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ありさ 悪夢の公衆便所 第6話 Shyrock作

得体の知れない魔物の襲来にありさは狂ったように泣き叫んだ。
だが誰も助けに来てくれない。
「ぎゃぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~・・・!!気持ち悪いよぉぉぉぉぉ~~~~~~~~~!!」
不快な感触は割れ目に沿って食込みを果たすと、ぴたりと動きを止めた。
「・・・・・・!?」
不快な感触はその先端がクリトリスにまで及んでいる。
(ズリュッ・・・)
クリトリスに付着した先端の内側から何やら吸盤のようなものが飛び出してきた。
「えっ・・・!?」
吸盤は突然クリトリスの包皮を剥きあげ、剥き出しのクリトリスを強い力で吸い始めた。
「あっ!!そ、そこはだめ!!」
(キュ~~~~~~~~~~~~ッ!!)
「ひぇ~~~~~~!!いやいや!!やめてっ!!そ、そんなに吸っちゃダメッ!!いやっ~~~~~~~~~~~~!!!!!」
(キュ~~~~~~~~~~~~ッ!!)
ありさの場合、クリトリスの性感は十分に発達しており、包皮を剥かなくても十分に感じることができた。
以前彼氏とのエッチ時に、皮を剥かれて過敏になり過ぎ、彼氏を押しのけ逃げ惑ったことがあったほどだ。
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ありさ 悪夢の公衆便所 第5話 Shyrock作

紐はすごい力で上に引きあげられた。
「えっ・・・!?」
爪先が床から離れ、ありさの身体がわずかだが浮き上がった。
「いやぁぁぁぁぁぁ~~~~~!!」
爪先を伸ばせばやっと床に着くほどの高さに吊り上げられている。
『バンザイ』する時のような姿勢になっているため、腕の付け根に負担が掛かり少し痛む。
「く、苦しい・・・」
身体が弓なりになりかけた時、例の骨っぽい腕がまたもや腹部に絡み付いてきた。
「ぎゃっ!!」
骨っぽい腕に引き寄せられ、臀部が間仕切り板に密着した。
尻をうしろに突き出したような格好になっっている。
「た、たすけて~~~~~~~~~~!!」
悲痛な叫び声が暗闇の公衆便所に響き渡った。
次の瞬間、ありさは尻のふくらみに異様な感触を感じた。
(ネチャ・・・)
「!?」
(ペチョ・・・)
「えっ・・・!?」
それは粘着質に満ちた不快な感触であった。
腹部に巻き付いた腕と同様にとても冷たく、まるで冷血動物の肉体の一部のようだ。
不快な感触はふくよかな尻を這いずって、尻の谷間へと移動していった。
「えぇっ!?な、なによっ・・・!?うそっ!!」
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ありさ 悪夢の公衆便所 第4話 Shyrock作

照明の点滅も不気味なものだが、暗闇の訪れはありさをさらなる恐怖に陥れた。
「いやっ・・・私が一体何をしたというの・・・?どうしてこんな恐い目に遭わすのぉ・・・?いやぁ~~~~~~~~!!もう許してぇ~~~~~~!!」
叫んでも、自身の声が反響して返ってくるだけだった。
ありさは涙声になっていた。
もしかしたらこれはありさを苛めるために、誰かが仕掛けた悪戯なのだろうか。
それとも非科学的な話ではあるが、一種の超常現象が発生したのだろうか。
原因が何かは分からないが、いずれにしてもこの局面から早く脱出しなければならないことだけは確かであった。
とは言ってもこの狭い個室から抜け出して、非常灯のみの暗闇の中をさまよい出入り口までたどり着いたとしても、引き戸が開かないのだから外への脱出は叶わない。
今のありさにとっては暗い便所内をさまようことの方がもっと恐ろしかった。
それならまだこの狭い個室内に閉じこもっている方がましだ。
夜明けが訪れたら窓から明かりが差し込むので活動も楽になり、きっと脱出の方法が見つかるだろう。
とにかく夜明けまで数時間の我慢だ。
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