熟女の誘惑

佳純の旦那が憤るのも無理ない。 隼人と我が妻が乳繰り合うところを仕入れから帰って目撃してしまっていた。 そのことを口にできなかったのは佳純に心底惚れぬいていたことと、店を出すにあたって連帯保証人にさせていたこと。 今の生活を壊したくなかった。
隼人と佳純の情事が終わり男が出ていくと、彼は余程部屋に乗り込んで妻を糾弾しようとした。 その思いを必死で飲み込むことが出来たのはその男も今では貴重な顧客だったからだ。
散々迷った挙句、旦那は隼人の後を追った。 そうして行き着いたのが佐川邸。 隼人と入れ替わりに妙齢のご婦人が家から出てきた。
「あっ、あの女……」
旦那が驚くのも無理はない。 旦那にはふたつの顔があり、そのひとつが覗き見だった。 佳純が店の常連客を奥に惹き込みやらかすであろうことは結婚当初から予想できた。 だから仕入れを終わり帰り着き奥の間から人の気配がしたときピンと来たのだ。
覗き見が趣味になってしまったのは、彼が女の秘密を知るきっかけとなったのが人妻と間男との逢瀬、カーセックスだった。 隼人の母、聡子こそがその折若い男相手に車内で情交を重ねていた、その人にそっくりだった。
欲情への誘い ~条件付き挿入~

隼人は躰を起こした。 佳純を仰向けに寝かせると隼人はパンティに手を掛けた。 彼女が腰を浮かせてくれたのでパンティを当初想定してた以上に容易に脱がせることが出来た。
「かなり汚れてるなぁ。 欲求不満なのか?」
「…もう、イヤッ……」
パンティを脱がせると隼人は躊躇わずに裏側を矯めつ眇めつ眺め匂いを嗅いだ。 佳純は顔を手で押さえ恥ずかしさに耐えている。
パンティの感触を楽しむと、隼人は佳純の太股を掴んで足を大股開きにした。 そうしておいてアソコに口を近づけるとまずビラビラを舌で愛撫した。
「あああっ……、ふうっ……」
恥ずかしさからなのか、佳純はあられもない声を洩らし身を揉んだ。 なるほど顔を近づけないことには気づかない微量のマンカスが付着している。
汚いとは思わなかった。 隼人の舌はヒダを掻き分け這いずり回り探り当てた芯部の穴を出たり入ったりした。
「ああーっ」
舌で上手く肉芽の皮を剥いて攻めると彼女は身をくねらせて悶えた。 穴から微量ながら白い液が溢れ出している。 あれほど抗っていたくせに彼女の中ではもう、セックスの準備ができているようだ。
{奥さん、濡れてるみたいだな。 今突っ込んでやるよ」
官能小説 『ありさ 義父の視線』 第5話 (最終話) Shyrock作
「義父の油断」
「ありさ、かわいい……」
最初から最後まで寝バックだけで貫き通し、果てた後うなじにキスをしながらささやく諭。
惹かれることなどあり得ない相手だが、一度結ばれてしまうと不思議なことに奇妙な親近感が生まれる。
だけど素直になんかなれるはずがない。
「お義父さんなんか嫌い……」
「ありさ、すまない。だけど私はおまえが好きなんだ。だからどうしてもおまえが欲しかったんだ。あまり抵抗しなかったよな、ありさも」
「……」
諭の言葉に罪悪感と脱力感が身体を巡った。
抵抗しなかったわけではない。
できなかったのだ。
こけて、うつむきになって、覆いかぶされて、挿し込まれて……
正直すごく気持ちがよかった。力が抜けてしまった。
心の奥底ではやめて欲しくないなんて思ってたのかもしれない。
しかし挿入されている最中、頭が錯乱していたので、その時の気持ちが思い出せないというのが本音であった。
「ありさ、時々でいいからこれからも愛し合おう?」
「そんなの無理です……」
「あんなにいい声を出していたのに、それでもダメなのか?」
うなじに舌が這うと、つよく吸われたところに痕が残った。
「キスマークつくから、やめてください……」
「あっ、すまない……つい夢中になってしまって……」
官能小説 『ありさ 義父の視線』 第4話 Shyrock作
「覆いかぶさる義父」
ありさが転んだために、風呂場から出てきた諭との距離が一気に縮まってしまった。
少し膝を打ったが幸い怪我はないようだ。
ありさが両手を床に着けて立ち上がろうとしたその時……
濡れた身体の諭が背後から一気に襲ってきた。
「きゃぁ~~~! お義父さん、やめてください!」
諭はありさをうつぶせで寝かせると、そのままありさの尻に自身の腰を押しつけた。
グニュッ……
濡れた花芯に諭の肉根が挿入される。
「ひぁぁぁぁぁぁ~~~~~!! 抜いて~~~~~!!」
ありさが悲鳴とも喘ぎともつかない声をあげた。
びくびくと痙攣する身体の両脇に手をついて、諭は腰を突き入れる。
「あうううっ……! お願いっ、抜いてください!!」
「おおおっ……あんたに覆いかぶさったら偶然入ってしまったんだ。うぅっ、ありささんのおまんこが気持ちいいっ……!」
「いやぁぁぁぁぁ、やめてっ! 抜いてください!」
容赦なく腰を奥深くに擦りつけ寝バックでありさを犯す諭。
夢中になった諭は首筋を舐めまくる。
押さえつけられて動けない状態で責められている状況に、膣がキュっと締まる。
「お義父さん……お願いです、抜いてっ……」
「嫌だよ、抜かないよ。やっとありささんと一つになれたんだから」
官能小説 『ありさ 義父の視線』 第3話 Shyrock作
「風呂場の義父と嫁」
壁に寄り掛かったありさの脚を背後から開かせると、諭はがむしゃらに尻肉を揉み、スベスベの肌に唇をつけて味わった。
「あっ……あうんっ……!」
喉の奥から押し出されるように高い声が漏れた。
風呂場に反響して、さらに大きく淫らに聞こえる。
身体が接近しているので、当然そそり立った肉根がありさの身体に触れる。
怖れをなしたありさが、先の承諾をひるがえし拒絶の態度を示す。
「ちょっ……お義父さん……や、やっぱり、やめましょう……」
諭はありさの言葉を無視し、背後から若い肉体に抱きつき乳房を揉みしだく。
「……ふあぁぁぁ……やぁっ……あん……やめて……ください……」
「1回だけならいいと言ったじゃないか」
強い力でありさをねじ伏せる諭。
やはり男の力には敵わない。そのままズルズルと浴槽の蓋に押し倒されてしまう。
「お、お義父さん……乱暴はやめてくださいっ……んくぁ……」
シャワーからは湯が出しっぱなしになっている。
二人は生温い水にまみれながら、蓋に寄りかかり裸体をもつれさせ合った。
「ん? 今更やめてとはなんだ。さきほど1回だけならよいと言ったじゃないか。いいからじっとしてなさい。隆志がいつも帰りが遅いので性欲が溜まっとるんだろう? どうなんだ? ちょっと触らせてみなさい……」
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