掘割の畔に棲む女 ~法律のはざまで~
たとえそれが生活に困るからとか食べるものがないとかの理由で逸脱したにしても仮釈は取り消され仮釈の折に誰かが支払ってくれたであろう保釈金は没収され次の裁判に向け新たな費用が発生します。
最初の仕事、清掃業は問題なかったにしても飲食店関係は気を付けなければなりません。 場合によっては起訴内容に抵触するからです。 飲食店の大分別は 『宿泊業』 と 「飲食サービス業』 になりますが、千里さんの場合宿泊業は限りなくイエロー・カードなんです。 もちろん稼ぎが良いからと飲食業でもピンサロやキャバレーに職業として出入りしたりすれば一発アウトです。
ここいらが難しくて、例えばオーナーとか店舗系列にそれらが少しでも混じっていたりすれば結審に影響が出るのは必須です。 紹介してくれた社長が組との繋がりがあったり飲食店がみかじめ料を払っていたりし、しかもそれを知っていて務めたりすればアウトだからです。 千里さんは賄い飯を頂く折とかを利用しまさかの情報を得ようとしました。
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