掘割の畔に棲む女 ~嫉み妬み~
同じことが家族の中でも起こりえます。 上の子ばかり可愛がると下の子が拗ねるという風にです。 そしてまた子供を溺愛してしまうと奥さんに拗ねられるというのもあります。
仮に離れの小屋に棲む母娘の名字を有本としましょう。 その有本家に他人である宮内司が入るということ、しかも少なからず母娘の世話を焼くとしましょう。 こうなるとこれまで愛に飢えていたふたりですので司の愛情が今どちらに注がれているのか気になって仕方なくなるんでしょう。 ペットほどではないにしろ睨み合いが始まるんです。
悪いことにその愛情がただ単に仕事だから仕方なしに行っているのではなく、心底将来を気にかけて親身になって行っているとすれば受ける側だって次第次第に自ずと愛されたいという気持ちも生まれます。 美月ちゃんにとってみれば喫茶で必死になって司が母にプレゼントを手渡そうとしたぐらいですので母を好いてくれていると分かってはいますがふたり揃って部屋にいるときに母に愛情を向けたりすると拗ねるんです。
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Shyrock様からの投稿を読んでつくづく思います。
官能小説は様々あれどほぼほぼ現実にそう文体であり感心させられます。
流れが良いんですよ。 目をつむっていても情景が浮かんでくるような気がするんです。
知佳のブログの中で「美貌録」だけアクセスが伸びず対策にブロ友をと探し回りましたが現実の世界とはまるでそぐわない文章の羅列、あれを見る限りこのような文を愛読する人たちって余程世の中に対し不平不満を抱いてると思えて仕方がありません。
しかもその手の小説の方が圧倒的に人気を博している当たり書く方としても考えさせられます。 一般小説を読む人と官能小説とでは計り知れないほど隔たりがあるんですね。
探す方面と探す手法を考え直します。