子作り話しが思わぬ方向に進展… ~二股不倫~

何故なら猛さん、優子さんが実家に帰ってからというものおぼこかと思える若妻の肢体を拝めないどころか乾草の香りがする汚れた下着 (使用済み) にすらありつけなく恋路の持って行き場を失っていたからです。
拝み奉るほどの働き者で威厳に満ちた男性像を目に妬き付けせしめんものと踏ん張って来たのに、肝心の女性が手元に帰って来ないとなると不安で不安でたまらなくなりました。 長期間に渡って頑張ってきた実績が泡と消え失せたような気分にさせられたのです。
新妻に逃げられた家というのは本人ではなく外野が騒ぎ立て元に戻そうとするのが普通ですが、その外野であるはずの猛さんこそ本丸、歳を喰ってまるで我が子のような嫁に逃げられ… の婿殿のつもりになっておられたんです。 そう、いつかはナマでハメて孕ませてやろうとさえ思い詰めておられたんです。
こういった折の女性の扱いとは実に厄介千万です。 息子が出会い系を使って勝手に探してきた嫁。 結婚を許した覚えなど無く、ましてや親御さんに頭を下げ貰い受けてきたわけではないんです。
凡そ実家は何処か知ってはいますが顔見知りでもない以上帰って来てほしい旨親爺が自分勝手に訪問しようがありません。
落日の長者~午後の陽だまりの中で~

美晴さんが生きてきた時代、初潮が始まるのを待って男どもがのしかかり仕込むのが普通でした。 むろんそれ以前にお医者さんごっこで間違ってホンモノを挿し込むということもありました。 それゆえ婚姻に際し仲人の紹介話しでは貞操を守っておられると言いながら実のところどこかで使われてしまっていたというのは多かったのです。
英雄さんが夕子さんを許したように寛治さんもまた、美晴さんの過去のことは問わず、あくまでも籍を入れて以降のみ間違いが起こらないよう見張りました。
ですので美晴さん、上薬研 (かんやげん) の田んぼに向かう途中に木立の中で巌さんと契ったことを如何に上薬研 (かんやげん) の餓鬼どもが言いふらそうとも頑なに首を横に振り賢婦であることを示していたんです。

テーマ : NTR 他人棒に欲情する女
ジャンル : アダルト
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