束縛から解き放たれる唯一場所、それが比葡の里への道
このように告げて下薬研 (しもやげん) のを早朝に出立していった真紀さんでしたがあるところに辿り着くとプイッと道を逸れました。
そこはかつて下薬研 (しもやげん) の衆が苦心惨憺し一度は開墾したであろう道程の中ほどにある一見してそれとわかる広さを持つ休耕田様の雑草地でした。
閉じ込められた世界から一刻でも解き放たれると真紀さん、せめてもそこに夢を見いだせないかと通るたびに周辺を散策してしまうのです。
この時代結婚とは必ずしも自分の意思に沿うものでもなく、時には仲人と呼ばれる方が勝手に決めてきて親も立場の弱さから首を縦に振ってしまい泣く泣く嫁ぐこともままあったのです。
真紀さんの場合それほどでもないにしろ、まさか自分が鳥も通わぬと言われる山間の地に生涯にわたって閉じ込められるなどと夢にも思わず成り行きに任せ嫁いで来てしまったのです。
来てみてわかったのはその不便さ、何時しか閉塞感ゆえの孤独さにさいなまされることになったです。 将来を誓い合い共に生きていこうと言ってくれたはずの夫でさえ時に耐えきれなくなり、こともあろうに親に向かってではなくよそから嫁いできた自分に向かって愚痴るのです。 無理難題を吹っ掛けて来るのです。
長ったらしい名前のお試し介護に嫉妬
簡単に言えば紙屋 (かみや) の定男さんの介護が大変好評だったので希望者がわんさと押しかけこず恵さん、引く手あまたとなったわけです。
そこで一度訪問介護を体験してみたいという方に限りこず恵さんが空き時間を使って対応しますと言うもの。 それというのも…
紙屋 (かみや) は本家でしたので座敷も十分にあり家の中で介護が出来ましたが他家ではまるで納屋とか炭焼き小屋のようなところで介護に当たらねばならなかったからです。
例えば便所など、紙屋 (かみや) はぼっとんであってもそれなりにちゃんとした家の中にありましたが、他家では隙間だらけの板壁や中にはクマザサで覆ったような掘っ立て小屋の中で、しかも今にも折れそうな板が二枚渡してあるだけの野壺でするのが普通で、これでは危なすぎていけないとこず恵さん、そこでまたまた才覚を生かしそれならと野で排泄をさせ処理したんです。
「肥やし代わりに畑や田んぼでひる女」 下手 (しもて) のマスヱさんの如くです。
こず恵さんが次に担当することになったのは紙屋 (かみや) の隣の豊里屋の頼子さんでした。
テーマ : NTR 他人棒に欲情する女
ジャンル : アダルト
天にも昇る思い
そんな中相変わらずひょうひょうとして各地に出向く人がいました。 竹谷 (たけだん) の爺様 貞三郎さんです。 晩秋となったその頃、あの入谷村と下薬研 (しもやげん) との境界付近の山中にキノコ狩りに出かけてたんです。
加納美澪さんも鬱々とした気分を少しでも晴らそうと裏山に散策に出かけていました。
殊に佳織さんの生きざまを魅せ付けられてからと言うもの女に芽生え始めご主人以外の漢を味わいたくてたまらなくなっていたんです。
どうにかして一味違うマ〇を咥えてみたいと願いつつ裏山を入谷方面に向かってうろついていて竹谷 (たけだん) の爺様と山中で出くわしてしまいました。
出くわしたと言えば聞こえは良いんですが、実はその時美澪さんもよおしてしまってしゃがんでいるところを爺様に見つかってしまったんです。
入谷村の中でも竹谷 (たけだん) の貞三郎さんほど歩行速度が秀逸な方はいません。
テーマ : NTR 他人棒に欲情する女
ジャンル : アダルト
前田 (まえだ) と下薬研 (しもやげん) の手打ち
そして待つことしばし、莞爾さんはものの見事自宅の一室を暗室として利用しフィルムの現像を行ってくれたんです。 映りは上々でたまたまお子さんが留守のこともあり自宅で専用の映写機を使い放映してくれたんです。 史帆さんはともかく佳織さんのはしたないシーンを観た美澪さんは興奮し切り内容については伏せカメラワークの良さを褒め称えてくれたんです。
しかもその場でご主人の莞爾さんに向かい下組 (しもぐん) と仲良くなれるなら目をつぶるから佳織さんを抱いてあげなさいと助言してくれたんです。 こうやって魅せてもらうのは良いにしても同じ女としてここまで男根を求めて狂われると如何にも不幸せそうで見るに忍びないからというのがその理由でした。
日時は別として佳織さんの性癖やご家庭の事情から場所は下組 (しもぐん) の大日堂の脇にある前田 (まえだ) 家の畑にしようかとの提案がなされました。 彼女の妄想をほんの僅かでも満たしてあげたいがためという申し出でした。
テーマ : NTR 他人棒に欲情する女
ジャンル : アダルト
憎しみあってた男のビ〇タで愛情が芽生え

他方、仕返しが恐ろしいとか世間体がなどとのたまう人たちもいる。 が、果たして実態はどうなっているんだろう?
横恋慕と言うからには男は狙うだけの理由があって女性側は単独かそれとも既婚者であってもご無沙汰かもしれないのだ。 そんな彼女らをどうしてもハメたい男にとってもしもご無沙汰ならそのような状態の女を狙うのは真っ当な手段ではないだろうかと、今回の記事を読めばきっと皆さまもそう思うはず。
中には思い付きでイチゲンさんを狙う愚の骨頂のような輩もいるが、それはさておき上記のようなご無沙汰について今回は考慮してみようと思う。
今回の事件の当事者 桂子が正にそんな状態にあったからだ。
テーマ : NTR 他人棒に欲情する女
ジャンル : アダルト
その他連絡事項
- 官能小説『知佳の美貌録「お泊まりデート」 彼のマンションから朝帰りする久美の次女瑠美』
- 小説『残照 序章』
- 小説『残照』
- 官能小説『ひそかに心を寄せる茶店の女店主』
- 官能小説『父親の面影を追い求め』
- 掘割の畔に棲む女

- 残照
- 老いらくの恋
- ヒトツバタゴの咲く島で