愛おしき息子への想い

「お願い、止めないで……しばらくこのままでいさせて……続けて……」
聡子は如何にももどかしそうに、しかし腰をくねらせながら、かすれた声で言った。
「そうはいかないよ。 俺だって後になって〇姦だなんて言われたんじゃ、これでも一応店を構えてんだ、お客様の手前立つ瀬がないからな。 それに何も、伊達や酔狂でこの部屋にあんたを案内したわけじゃないんだからな。 この際だから言わせてもらうが、あんたにちょいと頼みたいことがあるんだよ」
他人妻をこうまでメロメロにさせ、もうちょっとでイキそうなところまで追い込んでおいて中断し、相手の弱みに付け込んでこんなことを言い出すのは少々酷かもしれない。 しかし、中卒で修業に出され、やっと店が一軒持てた、何の後ろ盾もない料理人が他人様の、それも男なら震い付きたくなるほどの女を自分のものにしようというのだから、これぐらいの手を使わないことには所詮無理だ。
聡子のGスポット

(これが潮吹きか……)
店主が心の中でつぶやき見入ってる間にも、溢れ出たそれは床に大層な地図を描いている。 潮吹きといえば、噴水のようなイメージを思い描いていたが、聡子の場合不毛の砂漠に突然泉が湧き出したような感じなのだ。 しかも、その量ときたら半端ない。
店主は思わずヒダの間から指を引き抜いていた。
「あああっ、ああああン……」
まるで獣の遠吠えを連想させるような声が彼女の口から飛び出した。 喘ぎとも、よがりとも違う何とも表現しがたい声だ。 顔つきだって賢婦として佐川家を切り盛りしている、あの顔とまるで違う。 まるで幼い子が何かに向かって甘えるような声……・。
店主はこの時ほど聡子というこの女に魅了されたことはなかった。
「もっとしてほしいんか?」
店主は行為の途中、彼女の愛液で汚してしまったズボンを脱ぎながら、訊き返した。
彼女にとって自分のものでは道足りないであろうが、すでに勃起が始まって久しい。
「お願い……、止めないで……」
ほとんど聞き取れないようなか細い声で彼女は愛撫の継続を懇願してきた。
屈辱の四つん這い交尾 (輪姦・凌辱) が弱いもの (年下) に走る原動力となる
漢の味を曲がりなりにも覚え始めた女。 その女性器を散々弄び耐えきれなくなったところで男根を与えられたとしたら女なら誰でも藁をも燻る思いで飛びつくのではなかろうか。 悲しいかな若い肉体を持つ冬子は飛びついた。 湧き起る欲情に抗えず善悪の垣根を超え交尾に走り始めた。 そうなってしまった冬子を漢どもは代わる代わる犯した。 そこには道徳観念などまるで無い。 あるのはただ若く綺麗な女の肉襞内に我が想いを届ける・・ それのみだった。
しかしそれであっても漢と女が交わればそれなりに中も外も探り合う。 お互い最も昂る所を見つける為だ。 冬子は漢が代わるたびにこの昂りを見つけ出す行為を半強制的に強いられた。 自分で選んで逝ったのではない、無理やりイカされたのだ。
全ても漢が放出しきって去っていった後、独り取り残された冬子は狂ったように注がれたそこを洗った。 中に溜まってたモノを指を使って懸命に掻き出そうとした。
金銭目的で望まない結婚に至った女のほぼ全てが若い漢に走ろうとする。 生臭い濁流が後から後から湧き出てくるのを見つめているうちに何故かその気持ちが分かるような気がした。
冬子への虐待に次ぐ虐待
短期間とはいえ都会の水で洗われこれまでとまるで違う人間に生まれ変わった。 都会では三歩隔たれば他人と決まっている。 目の前の人間が何をやろうが我関せず。 冬子はまずそれを覚えた。
覚えるまでは淋しく悲しく、なんでこんな都会に追いやられねばならなかったのかと両親を恨んだ。 だが慣れるに従って都会こそ隠れ忍ぶのに最適な世界と知ることになる。
田舎では何をやらかしてもみっともないだの世間体がだのと言われひたすら我慢させられた。 あそこが痛いだの苦しいだのと口にしても周囲も似たり寄ったりの生活を強いられてるものだからまず不平不満などということを口にしない。
都会でもその点では大差なかったがウソに関しては田舎では大層騒がれるのに比べ都会では親身になって心配してくれないもののそれが嘘であっても口幅ったく非難などしない。 冬子はだから見栄えの良い嘘をつくようになっていったし弱いものを見つけては上手にいびるようになっていった。
「ありさ できごころ」 第8話 (最終話) Shyrock作


「そんなの聞いたことない。そうなんだ」
「じゃあ、ありさちゃん、どんどん字を書いてみようか」
「え!?そんなぁ……」
車野山は騎乗位の態勢から正常位へ移行し、ありさの狭い肉道に次から次へと文字を描いた。
文字によって擦れる個所が異なり、不思議な快感がありさを襲う。
いつしかありさの唇から漏れる声は艶やかなものへと変化していた。
「あぁぁぁぁぁ~~~~~、もうダメ~っぇ!おかしくなっちゃうよ~~~~~!」
車野山は上気してきたありさを見て、文字を描くのをやめ再び“ピストン攻撃”に切替えた。
「あぁぁぁぁぁ~~~!ぃやん~~~!そんなに突いちゃダメぇ~~~~~!!」
「おっおっおっ~!僕もかなり良くなってきた~~~!ううっ、で、出そう~~~~~っ!!」
発射する直前、車野山は怒張したものを一気に抜き取り、ありさの腹部に白濁色の液体を注いだ。
つまり“膣外”に放出したわけだ。
“中出し”を覚悟していたありさとしては意外な行為だった。
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