「逝ってなかった。逝ったふり・・・」 そのことだった。
オーナーがコトに及ぼうとしたのもそうなら桂子自身が人妻特有のあの背徳願望を隠しきれなくなったのではないかとオーナーが感じたのも昼休憩で店内の灯りを落としていたときであり、暗がりこそ人妻に羞恥を忘れさせその気に至らしめるようなのだ。 だから昼下がりの店内であってもデキたようなのだ。
未だ明けやらぬ薄暗いひとつ屋根の下、庭から忍び込み旦那が眠るその脇で薄い掛布団の中に忍び込み待ち受けてくれていた人妻の腰を割って気配を殺し快楽を貪るような、そんな気にさせてくれていたからだ。 桂子が明け方の靄の中で見た黒い影の正体は実は自宅で飼っていた猫だったようなのだが、眠れぬことに、佳子という人妻を抱きたくて男根が反り返ることに苛立ちを覚えたオーナーはそれよりずっと早い時間に来て物陰に隠れながら桂子の寝乱れたあられもない姿を覗き見つつあらぬ妄想に耽ってくれていたのだ。
オーナーが桂子に目を付けたのはガソリンスタンドで揉め事を起こしたことによる噂が拡散したのを耳に挟んだからではない。
それより以前、彼女が出逢い系に登録しまくってた頃に一度だけ若者のふりして桂子にアタックを試み、ものの見事にフラれたことで大人げなく激高してしまい、つい実像を探し求め、執念が実って行きついただけなのだ。
彼女を雇うというのはつまり、職をあっせんした風に見せかけた体の良いストーカーなのだ。
それで分かったのは桂子の、いかにも人の良いところと噓のつけないところであった。
若くきれいな女性によくある好きな風を装いその実金目当てに表面上のみ取り繕う・・・が桂子には全くなかったのである。
援助目的でもなければ職探しでもない、本心から頼れる男を つまりご無沙汰を解消してくれる男根を探していたのである。
テーマ : NTR 他人棒に欲情する女
ジャンル : アダルト
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アップデート 2024/02/21 12:45
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