官能小説『蛇の毒』 第6章 キャンプの夜(2)

自分をワンゲル部に誘ったのは麻紀子。今回の山行も麻紀子が言い出したこと。それ
も最初から二人切りと分かっていたらしい。そして今、同じ寝袋で寝ようとしている。
自分は誘われているのだろうか。今までの状況からすれば、そうとしか考えられない。
寝袋に入ったら弘子のように襲って来るのだろうか。だとしたら、ちょっと幻滅だっ
た。淡い気持ちを抱いているだけに、そんな麻紀子の姿は見たくない。栄治は時々麻
紀子の顔を盗み見たが、そんな素振りは全然感じられず、ただ二人だけのキャンプを
楽しんでいる女の子の姿がそこにあるだけだった。
食事が終わると麻紀子が寝る準備に取り掛かった。着ているものを次々に脱ぎ捨て
て下着姿になるとさっさと寝袋に入ってしまった。自分一人起きているのも変なので
栄治もトレーナーに着替えてテントに入った。テントと言っても高さは一メートルも
ない。寝袋の上に掛かった覆いと言う感じである。
「入っていい。」
「どうぞ。」
麻紀子が寝袋を開いた。体になるべく触れぬように気を使いながら栄治が麻紀子の
隣に潜り込む。よけていた麻紀子が姿勢を戻したので体が密着した。
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