官能小説『未亡人衣蕪 如意棒』 第3話「如意棒の威力」 (最終話) Shyrock作

Shyrock様 作

またたく間にイヴの身体に火がともり、無意識のうちに指で畳を引っ掻くほどの昂ぶりを見せている。
舌は円運動だけにとどまらず、高速で左右に回転させたり、舌先でこそぐような仕草を見せたりと、多彩な技が加えられた。
イヴは腰をくねらせ、いつしか喘ぎ声を漏らしていた。
「いや、いやいやいや……そんなこと…あっ、あっ、ああっ……」
「どや?旦那はんの仏壇の前で、坊主にこんなことされるちゅうのんは。恥かしいか? ぐわっはっはっは!」
「いやぁ、主人のことは、主人のことは言わないでぇ……」
舎利寺は一旦真珠から唇を離し、今度は太い指を貝の合わせ目に挿しこんだ。
すでに蜜はおびただしく溢れ、合わせ目の周辺は濡れテラテラと光り輝いている。
「かわいらしいなあ、もうこんなに濡らしてしもぉて」
自身の手のひらの上で自由に踊る衣蕪の姿に、舎利寺は目を綻ばせながら巧みに指を駆使する。
前後にピストン運動させたり、グルグルと回転させたり、あるいは小刻みな振動を加えたりと、多彩な攻撃を繰り出した。
「ひゃ~!だ、だめです、あぁ、だめです、そんなことしちゃだめですぅ……」
官能小説『未亡人衣蕪 如意棒』 第2話 「はだけた襦袢と湯文字」 Shyrock作

Shyrochk様 作

舎利寺はずうずうしくも着物の前合わせをグイと広げた。
「や、やめてっ……」
着物の胸元は襦袢もろともはだけてしまい、いきおいで乳房が露出した。
「ほう、色白できれいなお乳やなぁ。こら、たまらんわ」
(チュッ……)
舎利寺は衣蕪を抱きよせ乳首にしゃぶりついた。
「い、いやっ……」
「ふっふっふ……まだややこを産んでへんさかいに、プリプリしたええ乳しとるがなあ。女はいくらべっぴんはんでも、ややこを産むのと産まんのとでは乳の形がちゃうんやで。ほな、ややこの産んでへんお乳をたっぷり吸わせてもらいまひょかあ」
(チュ~チュ~チュ~……)
「いやぁ……吸っちゃだめですぅ……そんなことぅ……や、や、やめてください……」
舎利寺は右側の乳房を揉みながら、左側の乳首を音を立てて吸った。
衣蕪は舎利寺を押しのけ逃れようとするが、舎利寺の巨体が上からのしかかり容易に抜け出すことができない。
舎利寺は乳房に唇を這わせながら、もう一方の手をゆっくりと衣蕪の下半身へと伸ばした。
官能小説『未亡人衣蕪 如意棒』 第1話 「読経のあと」 Shyrock作

Shyrock様 作

舎利寺入道(しゃりじ にゅうどう)は読経を唱え終ったあと仏壇に向かって合掌し一礼をした。
そのあと振り返って神妙な表情で早乙女イヴに会釈をした。
読経終了後、衣蕪は舎利寺に深々とお辞儀をし挨拶を述べ、お茶、茶菓子、そしておしぼりを差し出した。
「ご住職、本日はありがとうございました」
「本当に早乙女はんも大変でしたな。この前の忌明けは親戚の人たちがぎょうさん来たはったけど、その後、遺産分けのことでもめたはったんやて?ちょっと小耳に挟んだんやけど」
「ええ、そうなんです。亡くなった主人には兄が二人いまして、その妻たちがいろいろと口出しをしてきて……本当に疲れました。主人が亡くなった今、私には欲も徳もありません。ただただ平凡に暮らし、主人の御霊を弔っていければと思っています」
「それはええ心掛けや。若いけど偉いわ。奥さんは確かまだ二十九やったな?まだ若いのに未亡人になってしもうて、ほんまに気の毒としかいいようがあらへん」