長編官能小説 『クロス・ラヴ』 第39話 Shyrock作
深い結合
(グニュングニュングニュン・・・)
球「くはぁ~、あぁん、すんごい・・・ああっ・・・こんな気分初めてぇ・・・」
球の場合、松葉が合っていたようだ。
いや、俊介の挿入角度が偶然ヒットしただけかも知れない。
そんな球の言動をもしも浩一が知ったなら、いくらお互い様とはいっても浩一は気分を害していたかも知れない。
想像以上の手応えの良さに気を良くした俊介は、さらに気を入れて球を攻め続けた。
俊介「はぁはぁはぁ・・・どうかな?こうして股間と股間を交差させる気分は?」
反応から推して球からどんな反応が返ってくるか凡そ分かってはいたが、俊介はあえて尋ねてみた。
男は「すごくいい」という答が返ってくることを密かに期待している。
俊介は松葉の形でピストンを繰り返していたが、途中から回転に切替えた。
(グルグルグルグル~)
球「あ・・・何?このかき回される感じ・・・ぃやん~・・・す、すごいわ~・・・」
激しく硬化した肉棒は球の中でわんぱく小僧のように暴れまわる。
これには球も堪らず激しくあえいだ。
球「くわ~あ~、はふ~、はぁ~ん、ああっ・・・あ・・・いけないわ、あっ・・・どうしよう・・・ああ~~~っ・・・」
(グルングルングルン~グルングルングルン~)
第24話“運命のいたずら” Shyrock作

昨夜惠との2回目が終わった頃、正直私は「夜明けは来ないで欲しい」と心から願っていました。
それほどに惠とのひとときが楽しすぎて、離れたくなかったのです。
「この可愛い人とずっといっしょにいたい」と思いました。
でもそんな夢のような願望は当然叶うはずもなく、夜明けは駆け足でやってきました。
残されたわずかな時間を惜しむように、私は惠を愛することに没頭しました。
惠は人妻です。彼女には待つ人がいます。
かりそめにも惠が私のことを愛してくれて、この先ふたりが交際を始めたとしても、結局惠を苦しめることになるだけです。
もしかしたら、ふたりの出会いは神様が仕組んだ運命の悪戯だったのかも知れません。
その日の朝、私は別れの寂しさを胸の奥に隠して惠を愛しました。
「せっかくめぐり合えた素晴らしい人だけど、こうして愛することが出来るのはこれが最初で、そして最後なんだ」と……
わずか一夜共にしただけなのに、これほど深く愛してしまうとは……
私が生きてきた人生の中で、惠は最高の女性だったと思っています。今でも……
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