第24話“運命のいたずら” Shyrock作

昨夜惠との2回目が終わった頃、正直私は「夜明けは来ないで欲しい」と心から願っていました。
それほどに惠とのひとときが楽しすぎて、離れたくなかったのです。
「この可愛い人とずっといっしょにいたい」と思いました。
でもそんな夢のような願望は当然叶うはずもなく、夜明けは駆け足でやってきました。
残されたわずかな時間を惜しむように、私は惠を愛することに没頭しました。
惠は人妻です。彼女には待つ人がいます。
かりそめにも惠が私のことを愛してくれて、この先ふたりが交際を始めたとしても、結局惠を苦しめることになるだけです。
もしかしたら、ふたりの出会いは神様が仕組んだ運命の悪戯だったのかも知れません。
その日の朝、私は別れの寂しさを胸の奥に隠して惠を愛しました。
「せっかくめぐり合えた素晴らしい人だけど、こうして愛することが出来るのはこれが最初で、そして最後なんだ」と……
わずか一夜共にしただけなのに、これほど深く愛してしまうとは……
私が生きてきた人生の中で、惠は最高の女性だったと思っています。今でも……
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Shyrock様からの投稿を読んでつくづく思います。
官能小説は様々あれどほぼほぼ現実にそう文体であり感心させられます。
流れが良いんですよ。 目をつむっていても情景が浮かんでくるような気がするんです。
知佳のブログの中で「美貌録」だけアクセスが伸びず対策にブロ友をと探し回りましたが現実の世界とはまるでそぐわない文章の羅列、あれを見る限りこのような文を愛読する人たちって余程世の中に対し不平不満を抱いてると思えて仕方がありません。
しかもその手の小説の方が圧倒的に人気を博している当たり書く方としても考えさせられます。 一般小説を読む人と官能小説とでは計り知れないほど隔たりがあるんですね。
探す方面と探す手法を考え直します。