掘割の畔に棲む女 ~コーヒーカップを前にし戸惑う千里~
店側はと言えば脇に立ち微笑ましそうに見守ってはくれているものの、一向に進めてくれる気配がないんです。
「わかりました。 確かに僕が悪うございました」 こんなところでこんなことを言い張ってる自分が自分に癪に障ったので頭を下げ、しかし美月ちゃんやお店との約束もあるものですから頼んでおいたものだけを出して頂くことにしたんです。
「うわあ~来た来た、お団子だ~ お母さんも食べよ」 美月ちゃん、目を輝かせ最初のひと串しに手を差し伸べました。 「これ美月、ちゃんとお礼を言いなさい」 チラリとコーヒーセットを目にし、その目を瞬時に脇に反らしてしまわれるに至ってお手上げ状態になってしまったんですが、
「お連れ様、器はこれと違いましたでしょうか? お気に召さないようでしたら別の物にお淹れしましょうか?」 この時になってコーヒーを運んできてくれた店員が千里さんにコーヒーを薦めてくれたんです。
その他連絡事項
Shyrock様からの投稿を読んでつくづく思います。
官能小説は様々あれどほぼほぼ現実にそう文体であり感心させられます。
流れが良いんですよ。 目をつむっていても情景が浮かんでくるような気がするんです。
知佳のブログの中で「美貌録」だけアクセスが伸びず対策にブロ友をと探し回りましたが現実の世界とはまるでそぐわない文章の羅列、あれを見る限りこのような文を愛読する人たちって余程世の中に対し不平不満を抱いてると思えて仕方がありません。
しかもその手の小説の方が圧倒的に人気を博している当たり書く方としても考えさせられます。 一般小説を読む人と官能小説とでは計り知れないほど隔たりがあるんですね。
探す方面と探す手法を考え直します。