掘割の畔に棲む女 ~生きる知恵 阿り (おもねり) ~
だからと言って生き延びる為誰かれ無しに過去の秘密を暴露しまくることなどできません。 それこそ余計に重荷を背負わせることになるからです。
ともあれ今は恐らく次回公判が結審になるでしょうから無事出廷できるよう頑張りぬくしかなかったんです。 房内で知りえた情報によると初犯で、しかも過去の判例は全てと言っていいほど執行猶予がついていましたから逃げないで出廷さえすればそれで十分なんです。
仮釈には何処かの誰かが裁判費用を納めてくれてますので野宿しながらでも働いて返さなければならないんです。 そのためにも過去は過去としてこれから先頑張るしかないんだと覚悟を決め翌日から働き口を探しました。
弁護士にだけは居場所を知らせ、手間賃仕事を求め しかしながらできうる限り身分を隠し生きる為方々流れていきました。

tag : 働き口手間賃仕事清掃外回りの掃除給料が安い履歴書が無くても雇ってもらえた零細月の半分も出勤させてもらえなくなり
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Shyrock様からの投稿を読んでつくづく思います。
官能小説は様々あれどほぼほぼ現実にそう文体であり感心させられます。
流れが良いんですよ。 目をつむっていても情景が浮かんでくるような気がするんです。
知佳のブログの中で「美貌録」だけアクセスが伸びず対策にブロ友をと探し回りましたが現実の世界とはまるでそぐわない文章の羅列、あれを見る限りこのような文を愛読する人たちって余程世の中に対し不平不満を抱いてると思えて仕方がありません。
しかもその手の小説の方が圧倒的に人気を博している当たり書く方としても考えさせられます。 一般小説を読む人と官能小説とでは計り知れないほど隔たりがあるんですね。
探す方面と探す手法を考え直します。