欲情は素直な行動へとふたりを駆り立てました

訪いの要件はさておき、ふたりはもつれ合うようにしながら上がり框に向かったんです。
こういった折の男の想いというのはひとつしかありません。 若い男にすれば、是が非でも寝取らねば下腹部が大人しくなってくれそうになかったのです。 人妻艶子さんを、ご主人にそれと知られないうちに板戸で設えた上がり框の奥の部屋に押し込み、組み伏せることが出来さえすれば乳が吸え、そうなると経産婦ゆえに男への警戒心も薄れてくれるでしょうから、割り入ることも夢ではない。 そうは思うものの旦那の存在が心配で躰同士が触れ合うほど近寄ることはできたものの、三和土から先奥に引っ張り込めません。 それなら家の裏手に引っ張ってゆくだけと、男なりに覚悟を決めました。
青年は半ば乳にかぶりつくように、腰を抱くようにしながら抱きとめ、相手の意思を確認すべくとりあえずその場で股間を用心しつつ押し付けました。
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