子作り話しが思わぬ方向に進展… ~漢としての焦り~
それもそのはずで母の綾子さんがフリーになったと知った取り巻き連のひとりが綾子さんに迫ったからです。
家を出て行かなければならなくなった。 その一瞬だけ綾子さんは暗い気持ちになりましたがものの小一時間彷徨ってるうちに次の漢から声を掛けられついて行ってしまったのです。
綾子さんは正雄さんによって母であり妻である前にオンナになり切ってしまっていたんです。
こうなると漢に比べ断然女は強くなります。 猛さんの庇護の元暮らしている時は街を歩いていても物陰に隠れるようにしながら用事を済ませていたものを今では日々違う漢と堂々と並んで歩くようになってしまっていたんです。
独り者という強みを生かし好みとあらばどんなに歳の差があろうと誘い掛け深い関係に、あたかも漢側が欲情の果て強引に関係を迫ったかの如く装い持ち込んでしまうのです。
ある日のことその綾子さんから隆司さんに一通のメールが舞い込みました。
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