第2話“白いシーツの上で” Shyrock作

「あっ……いや……」
手はビキニパンティを通り過ぎて太股に触れた。
外側を撫でだんだんと内股に忍び寄ってくる。
「あぁ、そこはだめぇ」
性感帯と思われる場所に触れた瞬間、背中がゾクッとしてちょっと身体を逸らせてしまった。
その瞬間、彼の手は一気にパンティの中に入って来た。
「いやっ、いくら誰もいないって言ってもここじゃいやぁ……」
そういって首を横に振ったのだが、私の言ってる意味が分からないらしい。
「ウン モメント(ちょっと待って)」
私は彼の腕を握って待って欲しいと頼んだ。
嫌われたのかと思って最初は顔を強ばらせていたジョルジョであったが、ようやく私の気持ちを理解してくれたようだ。
「レ キエード スクーザ(ごめんね)」
私は肩を優しく抱かれながら、ゆっくりとした足取りでホテルへと向かった。
白いシーツの上で私を抱きしめながらジョルジョはハスキーな声で囁いた。
「セイ ベッラ……(きれいだよ……)」
「グラッツッェ(ありがとう)」
そして熱いキス。
心なしか潮の香りがするのは、さきほどまで浜辺にいたせいだろう。
相当昂ぶっていたのにも関わらず私に拒まれたジョルジョは、水を得た魚のようにかなり大胆に私を愛撫して来た。
悩み事相談がいつの間にか手コキに
芦名星さん (【紀行】ヨーロッパ ノルウェー 後編 芦名星 参照) のように北欧に焦がれるのは良いんですが切っても切れないのが鬱との戦いです。 それに比べ南太平洋は貧困に喘いでいるように見えて楽園、笑いに満ち溢れています。
ほぼ山の尾根と言っても差し支えない野田原 (のうだはら) の高原地帯は見晴らしも良く美澪さんの心をこれまで以上に健やかにしました。
田の草取りに精出す義道さんに見守られながら田圃の脇の野で着てるものを全て脱ぎ捨て自由の身になるのは美澪さんにとってこの上ない幸福に思えたんです。
今裸身を晒している場所からもう少し上に登れば先だって脱ぎたての下着をプレゼントした、あの想い出の場所に辿り着けます。
美澪さんが田圃の脇で裸身を晒しているのは義道さんを呼びつけたいからで、義道さんが田圃の草取りに専念しているのは今どうしても草を抜かなきゃいけないからではなく美澪さんに向かって何をしゃべったら彼女の気を惹けるのか思い浮かばず思案中だったからでした。
テーマ : NTR 他人棒に欲情する女
ジャンル : アダルト
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