掘割の畔に棲む女 ~母と息子~
生きてきた年代が年代なものですから蘭子さん、ご主人を問い詰めるなどということは出来ないんですが女同士の感と言いましょうか篤子さんのその表情から二人の間に何があったか嗅ぎ分けることが出来たのです。
最上の楽しみを味わわさせてもらった後の女としての自信のようなものが感じられ思わず歯噛みをしてしまいました。 高齢になって若い嫁を貰うと早死にするなどと言われますがご主人の直茂さん、独りになるとボーッとしてまるで精気が失せたような顔つきになるからでした。
大塚蘭子さんは息子さんを溺愛しています。 その息子さんのためご主人の直茂さんに嫁の篤子さんについて外遊びを注意してくれるよう頼んだはずでした。 ところがどこでどう間違ったか知りませんが当主の直茂さんと嫁の篤子さんはいつのまにか心が通じ合うような関係になってしまい息子さんはすっかり除け者にされてしまってたんです。
その他連絡事項
Shyrock様からの投稿を読んでつくづく思います。
官能小説は様々あれどほぼほぼ現実にそう文体であり感心させられます。
流れが良いんですよ。 目をつむっていても情景が浮かんでくるような気がするんです。
知佳のブログの中で「美貌録」だけアクセスが伸びず対策にブロ友をと探し回りましたが現実の世界とはまるでそぐわない文章の羅列、あれを見る限りこのような文を愛読する人たちって余程世の中に対し不平不満を抱いてると思えて仕方がありません。
しかもその手の小説の方が圧倒的に人気を博している当たり書く方としても考えさせられます。 一般小説を読む人と官能小説とでは計り知れないほど隔たりがあるんですね。
探す方面と探す手法を考え直します。