官能小説『筒抜け』 第4話

俊樹が修学旅行から戻るまでの毎晩、弘信は娘の切ない声を聞きながら晴美と抱き合う毎日を過ごした。二晩目からはすぐに果てず、出来るだけ長く晴美の感触を味わう余裕さえ生まれていた。美佳の方もそれに合わせているようだった。頭の中では既に晴美と美佳が入れ替わっていた。毎回、娘の「イクー」に合わせて果てる弘信に晴美が苦笑した。
ようやく俊樹が修学旅行から戻って来た。一週間ご無沙汰だったので当然激しく晴美を求めることが予想された。弘信はここ数日美佳の機嫌が悪いのが気になっていた。
会社を定時に切り上げた弘信が近所の公園で携帯を耳に当てて待機した。
子作り話しが思わぬ方向に進展… ~野外性交を覗き見~

心底惚れてくれている義理の父の前で、しかも屋外で破廉恥極まりない行為を行うことで厳しく躾けられてきた何かが快感を伴って弾けるような気がしたからです。
「…よくも中原家をバカにしやがって」
憤りつつも飛び出して行って襲い掛かるのではなくコソコソとファスナーをずり下げ棹を取り出し擦る猛さん。
その猛さんの棹と優子さんらのハメ合いを交互に見比べ、これまた憤る綾子さん。
中原家で後添えの留美子さんと息子の隆司さんが欲望を貪り合う様子を観てしまった綾子さんは辛抱たまらず誰か代わりをとなって思い浮かんだのがご都合主義の正雄さん。
「不倫は初めてだなんて言っておきながら、ちゃっかり息子の嫁に手を出すなんて…」
心の中で呟いたつもりが目の前で棹を擦る猛さんに聞こえてしまいました。
「なんでこんなところに…」
「貴方こそ…」
つかみ合いの喧嘩になってしまったのです。
子作り話しが思わぬ方向に進展… ~義母留美子の手コキ~
今日こそはお情けをと留美子さん、ご主人の見守る前で丁寧に石鹸を泡立てポンポンと叩くようにして洗いシャワーで流し終え湯船に入ろうとするんですがお風呂の縁をアソコを魅せ付け跨ごうにも当の亭主殿、もう見飽きたとばかりにさっさと上がって着替えようとするんです。
その理由を留美子さんは知りません。 ため息交じりにそそくさと湯船に浸かった、お湯で疲れ切った躰を癒した気持ちになって上がりました。 寝室に入って今か今かと待っている夫 猛さんの躰を寝息が聞こえるまで揉みほぐしてあげねばならないからです。
気疲れで躰を揉みほぐしながら留美子さんが寝入ってしまった頃になると猛さん、この夜もトイレに立ちました。 家中寝静まったのを確認すると判で捺したように脱衣所に忍び込み隆司さんの妻 優子さんが脱いだであろう下着を見つけ出し、それをトイレに持ち込み擦るのです。
妄想で溜まった膿を放出すると次に自然現象で溜まったソレを放出することで精管内に残留する膿を洗い流し、脱衣所に取って返すと下着を元通りに戻し何事もなかったかのような顔をし寝所に帰るのです。
子作り話しが思わぬ方向に進展… ~自慰行為が癖になった母~
朝から晩まで父に叱られないよう気を使い懸命に立ち働いて来た母がいつの頃からかその家事を忘れたかのように外出する日が多くなっていったのです。
親子3人暮らしの中原家で何かあった時相談できるのは母以外に無かったのですが、その母が心ここにあらずという風にある時間になると決まって身なりを整え外出を繰り返すのです。 それも出掛ける日に限って母の躰から甘い香りがするんです。
幼いころより何事につけ母が面倒見てくれてましたから性に芽生えてからというものオカズと言いますが妄想の対象はだから母だったのです。 その母が思いつめたような顔をし出かけてしまうのを見てピンときました。 母に漢が出来たんじゃないかとです。
証拠を暴き出したって親爺がああではどうにもならないのは分かっていましたが、それであってもどこの馬の骨とも限らない漢を受け入れ心乱れてる母を見るにつけ嫉妬心がムラムラと湧き上がりどうにも我慢できなくなって秘かに後をつけたんです。
そうやって見つけ出したのが山岳同好会で一緒に山に登るという正雄と名乗る漢でした。
官能小説『危ない画像』 第11話

まり返っている。脱衣所には脱ぎ捨てられた浴衣があった。
大浴場から最初に出た久仁子が振り返ってウィンクした。
「またエッチしてるわ、あの二人。」
久仁子の言葉通り、浴槽の縁に座った男の上から女が跨っていた。四人に気付いた
男が慌てて女を離そうとしたが嫌々をして離れない。四人がそばまで来ても女は腰を
振り続けていた。
「どうぞ、ご遠慮なく。」
麻美が声を掛けてから湯に入った。男は困ったような顔をしたが、女はしがみつい
たまま離れなかった。
四人が湯に入ったところでようやく女がハッと振り向いた。
「やだ、ごめんなさい。」
今更離れても遅いと思ったのか、女は男の胸に顔を埋めてしまった。
「失礼ですが、不倫ですか。」
進が笑いながら話し掛けた。
「いえ、そう言う訳じゃないんです。」
男が照れながら答えた。
「ちょっと人には言えない関係なんです。」
ピンと来た麻美が微笑んだ。
「もしかして、ご兄妹。」
二人の顔付きがよく似ていたからである。男が麻美をきつい目で睨んだ。
「大丈夫。心配なさらないで。私達だって親子同士でこうしてるんですから。」
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