官能小説『危ない画像』 第9話

「普段はもっと小さくなってるよ。」
「何か、おチンチンって不思議。」
暫くすると雅彦が慌てて久仁子の手を剥がそうとした。
「どうしたの。」
久仁子が不思議そうな目で雅彦を見た。
「ちょっとヤバイ。」
「ヤバイって、あ、セイシが出ちゃうんだ。」
雅彦が力無く頷いた。
「見せて。」
「え、そんなこと。」
「いいから見せて。私、まだセイシがでるのって見たこと無いの。」
仕方なく雅彦が湯船から足を抜いて洗い場の方を向いた。浴槽の湯を汚したくなか
ったのである。
「どうしたらいいの。」
「もっと強く握って。うん、手を動かして。もっと強く。」
久仁子が言われるままに手を動かした。ぎこちない手の動きに僅かな痛みすら覚え
たが、その痛みすら雅彦には心地よく思えた。
「イ、イク。」
雅彦が久仁子の手を上から包み込んだ。次の瞬間、二人の手の間から一塊りの滴が
飛び出した。
「わ、凄い臭い。」
久仁子が食い入るような目で自分の手元を見詰めた。
ようやく落ち着いた雅彦が身体を流して湯船に浸かると久仁子がピッタリ寄り添っ
て来た。
「気持ちよかった。」
久仁子がそう言って雅彦の手を自分の方に導いた。
「私も気持ちよくなりたい。」
tag : セイシぎこちない手の動き一塊りの滴臭い久仁子の割れ目柔らかな感触襞に埋もれた粒部屋の鍵が掛かってやってるそれを示す匂い