奥歯にモノが挟まったような夫婦関係 ~留美 賞味期限が切れ 四面楚歌となる~
留美は徹底的に後者であるにもかかわらずアラサーになっても生き方を変えなかったのです。 彼女を取り囲む人々は彼女の首に鈴を付けられない、逆に褒めちゃうものだから自分だけは特別と思い込んでいたフシがあるんです。 突然その現実を突き付けられたのが34歳を直前に控えたある日発表された転勤命令でした。
「知佳の美貌集 高原ホテル」 でも書いた通り留美は入社して間もなくから会社の顔、つまり宣伝に使われていました。 それが左遷の辞令が降りたんです。 つまるところ熱心に尻を追いかけてくれていた重役から袖にされたというわけなんです。
本社は彼女をリーダーに据えたことで随分売り上げを伸ばしました。 しかし売り上げを伸ばしたからと言っても所詮売り子です。 御大層な技術があるわけではありません。 店でも女で売っていただけなんです。 彼女の決定的な欠点は賞味期限を知らなかったに尽きると思うんです。
愛のみに揺れて生きる女
それも女の方が相手が旦那である無しに関わらず男に夢中になって積極的に奉仕している姿などを見せられた日にはこれ以上ないほどの嫉妬と怒りを覚えるんじゃないでしょうか。 女にとって逆もまた逆もまた真なりなのです。
生中に満足し自分への興味が多少失せたように感じられた雅子さんは放精後茫然とする寛治さんを置いて独り寂しく帰途についています。
この時点で雅子さんにとって寛治さんもどちらかといえば紙屋 (かみや) の家人たちとそう違わないように思われてしまったようでした。 入れさせてもらって出すことが出来たら満足しそっぽを向く普通の男と思われてしまったようでした。
そしてそれから数日後の深夜、またまた膿が溜まって混乱が起き触れ合いたいと忍んできた寛治さんに向かって雅子さんは仕返しの想いを込め夫の直己さんとの和合を長時間にわたって妖艶な演技たっぷりに魅せ付け寛治さんを苦しめたのです。
好きなようなフリし締め込みに持ち込ませた挙句自分だけ満足し放置したらどうなるか、身をもって教えてあげたつもりでした。
テーマ : NTR 他人棒に欲情する女
ジャンル : アダルト