掘割の畔に棲む女 ~女囚同士の淫交を勃起力に変え~
千里さんが大塚家に入り込んでくれたことで隆宏さんにとってこれらデリやソープに代わる妄想の対象となる女が出来たのです。
彼はひたすらその種の雑誌を読み漁り千里さんにアプローチできる手段を考えました。 奥さんの篤子さんに見つかれば一大事ですので用事で仕事場を離れたすきにまた別の場所で仕事をしている千里さんの元へ走りちょっかいを出し続けました。
その手法たるや実に単純で、どこやらから拾ってきたその種の雑誌の袋綴じを千里さんが休憩に使う小屋の彼女が疲れて横になる、その枕元に忍ばせておくんです。
この小屋は時にはおばあさんが手伝いに来てくれることもあるんですが常日頃はお師匠に当たる大塚家の当主 源蔵さんがひょっこり顔を覗かす程度で普段はまず彼女以外出入りしません。 そこにこっそり忍び込み枕の下に置いて帰るのです。

その他連絡事項
Shyrock様からの投稿を読んでつくづく思います。
官能小説は様々あれどほぼほぼ現実にそう文体であり感心させられます。
流れが良いんですよ。 目をつむっていても情景が浮かんでくるような気がするんです。
知佳のブログの中で「美貌録」だけアクセスが伸びず対策にブロ友をと探し回りましたが現実の世界とはまるでそぐわない文章の羅列、あれを見る限りこのような文を愛読する人たちって余程世の中に対し不平不満を抱いてると思えて仕方がありません。
しかもその手の小説の方が圧倒的に人気を博している当たり書く方としても考えさせられます。 一般小説を読む人と官能小説とでは計り知れないほど隔たりがあるんですね。
探す方面と探す手法を考え直します。