ありさ ブルースネイク 第1話 Shyrock作
<あらすじ>
密かに想いを寄せるある男性のため暴走族ブルースネイクから脱退したい旨リーダーに告げるありさ。
族ならではの厳しい掟を潜り抜けありさは無事に脱退できるのだろうか?

ベッドの端に腰を掛けてニーソックスを穿くありさを見つめながら、雅治は不安そうにつぶやいた。
「だいじょうぶだよ~。心配しないで。アイツらワルだけどさぁ、すぐに分かってくれるよ」
ありさはこの世界ではかなり有名な暴走族『ブルースネイク』に所属していた。
格式を重んじる家庭に嫌気が差し、家を飛び出した後、アルバイトで食いつなぎ細々とした生活を送っていた。
やがて知合った友人から誘われるがままに入ったのが現在の『ブルースネイク』であった。
『ブルースネイク』には女性会員が20人ほどいたが、メンバーの中でもありさの美貌は群を抜いていた。
ロングヘアをなびかせてバイクにまたがる姿は野性味に溢れ、20歳とは思えないほど大人っぽく、持ち前の美貌も手伝って、仲間の男たちからは常に熱い視線を浴びていた。言い寄ってくる男も数知れなかったが、ことごとくはねのけた。
強引に手を出そうとする男には、パンチを食らわせる等こっぴどく痛めつけたこともあった。ありさは以前少林寺拳法を習っていたこともあり、並みの男よりははるかに腕が立ったのだ。
テーマ : SM・拷問・調教・凌辱
ジャンル : アダルト
ありさ ブルースネイク 第2話 Shyrock作
しかし、ありさにはリーダーから強く信頼されているという自負があった。
(リーダーなら話せばきっと分かってくれるはず)
ありさは今夜10時、ブルースネイクのアジトに行くことを約束していた。
雅治から「危険だから行くのはやめた方がよい」と諫言されたありさだったが…。
ありさとしては自分を心配してくれる雅治の気持ちは嬉しかったが、ブルースネイクを脱退するためのけじめはきっちりとつけなければならないと考えていた。
それは、ありさにとって、自分が新たに生まれ変わるための一種の禊(みそぎ)のようなものであった。
ありさは洋服を整え、洗面化粧台に向かった。
「ありさ、いくら言っても決心は変わらないようだね。仕方がないや。気をつけて行ってくるんだよ。終わったら必ず電話して。待っているから」
「うん、ごめんね。でも心配しないで。リーダーは物分りの良い人だし話せばきっと分かってくれるから。終わったら電話するから」
「ありさ、君の無事を祈っているよ」
「ありがとう・・・」
雅治はありさを抱きしめ熱いくちづけを交わした。
そして『ブルースネイク』に向かうありさの後姿をそっと見送った。
テーマ : SM・拷問・調教・凌辱
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ありさ ブルースネイク 第3話 Shyrock作
今までなら、ありさに一喝されたらすぐに沈黙していた男が、今回は、怯むどころか逆にどすの利いた声でありさを威嚇してきた。
前方の男に気を取られている間に、二の矢とばかりに後方から別の男の手が伸びた。
不意を食らってたちまち羽交い絞めにされてしまったありさ。
これでは得意の拳法も使えない。
「何すんだよ~!妙なことをしたら承知しないよ~!」
ありさは振り返って、後方の男を睨みつけた。
「ふん、生意気言うんじゃねえよ、このアマが~!」
とその時、突如、布を引き裂く音が響いた。
(ビリビリビリ~~~ッ!)
今度は前方の男が隙を奪い、ありさがその日着ていた紺色のカットソーの裾からナイフをこじ入れ上に向かって切り裂いたのだった。
「きゃぁ~~~!」
カットソーは見るも無残に中央で切り裂かれ、裂けめからふくよかな乳房がポロンと飛び出した。
それはまるでたわわに実った果実がはじける様を思わせた。
その瞬間、男たちの歓声と奇声が飛び交った。
「おおっ!ありさ様のオッパイって思ったよりでっけえな~!」
「こりゃすげえ!早く揉ませてくれよ~!」
「何なら俺が吸ってやってやろうか~?」
男たちは思い思いの野卑な言葉をありさに浴びせ掛けた。
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ありさ ブルースネイク 第4話 Shyrock作
「構わん。言わせておけばいい。その強気な態度もまもなく失せて、ヒイヒイと泣き喚き俺たちに助けを請うことになる。はっはっは~、それ、やっちまいな!」
リーダーの合図とともに、後方にいた男たちがありさに絡みついてきた。
右側からはゴツゴツとした手がありさの腹部を撫で回した後、手荒に紺色のショートパンツのボタンが外されていく。
「きゃぁ~~~~~!!やめてよ~~~!!」
ボタンを外されたショートパンツはその中身を覆うことができなくなり、内側のパンティが徐々に露出していく。
男たちの視線がありさの下半身に一斉に注がれた。
パンティはコットン素材で色は薄紅色、ポイントに赤いリボンがひとつ施されている。
ありさの後方にいた男がニヤニヤとしながらつぶやいた。
「へっへっへ、皆さん、すみませんね~。オイラが、ありささまのオマ○コタッチ第1号でござ~い!」
男はそういうなり、無遠慮な手を臍の辺りから差込みパンティの中へと忍び込ませてしまった。
「きゃあああああ~~~~~~!!や、やめろ~~~~~~!!」
「まぁ、そう嫌がるんじゃねえよ~、ぐっふっふ、女リーダーのオマ○コはどんな感触かな?」
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ありさ ブルースネイク 第5話 Shyrock作
「うん?確かに見にくいな。ありささまの取って置きの場所を、リーダーや皆さんに早く見てもらわなきゃ~な~。これは気が利かなくて、すまんすまん!」
「がははははは~、まあいいってことよ~!」
「それじゃオレが脱がしてやるぜ~!」
「いやいや、その役目は俺がもらったぜ~!」
などと好きなことをいいながら、瞬く間に周囲の男たちがありさを取り囲んでしまった。
引き裂かれたカットソーは無残にも布切れと化し、さらには、ボタンが外れ脱げかけだったショートパンツもたちまちのうちに剥ぎ取られてしまった。
ありさの肌身を覆うものは、薄紅色のパンティーと真赤なソックス、それにパンプスのみとなった。
「さあて、ありささまに、生まれたままの姿になってもらおうか~~~!」
「ひぃ~!やめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ~~~!!」
ありさは脱がされまいと腰を振って抵抗を試みたが、血気盛んな男たちの前では所詮は無駄な抵抗であった。
「ほう~!意外と毛が薄いじゃん~!」
「透けて縦線が丸見えだぜ~!」
「おい、もっと近くで見せろよ~!」
「ではありさ様のご開帳と行くか~!」
「待ってました~!」
「さあ、ありささま~、皆さんにしっかりと割れ目ちゃんを見てもらいましょうか~!?」
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ありさ ブルースネイク 第6話 Shyrock作
リーダーのお墨付きが出たとあって、男たちは嬉々として一斉にありさへと群がった。
「きゃぁ~~~~~!!」
いち早くありさの肌に触れた男の指はまっすぐに秘所へと伸びた。
濡れてもいない亀裂に指を挿し込まれ掻き回されたありさは不快感に顔を歪める。
「い、痛いっ!!」
荒っぽい男の行為は愛撫とは程遠く、屈辱の中で喘ぐありさにとっては苦痛でしかなかった。
さらに、身体の至る部分に多くの男たちの手が伸びた。
「では遠慮なくゴチになりま~す!」
「これはたまらねえぜ!」
「へへへ~、しめしめ~」
「こりゃすげえや!女リーダーって吸い付くような肌してるんだ~」
(コネコネコネ・・・コネコネコネ・・・)
彼らの不快な行為も、時の経過により次第に肉体は順応して行き、やがて微かな疼きさえも芽生え始めていた。
それはありさの意思とは裏腹に、肉体だけが別の道を一人歩きをしようとしていた。
愛撫は、うなじ、乳房、乳首、背中、臀部、太もも、そして秘部へと施された。
ありさが次第に肉体を紅潮させ僅かとは言え喘ぎ声まで漏らせ始めたことで、男たちのテンションを一層高めた。
そして、愛撫は20分間にも及んだ。
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ありさ ブルースネイク 第7話 Shyrock作
ありさは、以前、脱会しようとした女性が男たちから陵辱を受けぼろ布のようになっていた、と言う話を女性仲間から聞いたことはあったが、自身その現場に居合わせたことは一度もなかった。
仲間の女性が酷い目に遭わされる場面を見たいと思う女性など通常はいないだろうし、陵辱する側の男たちとしても、他の女性に対して、野獣としての本性を見られたくは無いわけで、ありさが過去そう言った現場を目撃しなかったのは当然のことだったのかも知れない。
エンジンが掛けられた理由が分からないありさはいぶかしげに思った。
(バイクのエンジンを掛けて一体何をするつもりなのかしら・・・)
全裸のありさは両手で胸を覆い隠し、身体を丸くすぼめた。
リーダーが冷ややかな口調でありさにつぶやいた。
「ふふふ、さあて、ありさ。おまえとは今夜でお別れだ。このバイクに乗っておまえの勇姿をみんなに見せてもらおうか。おまえのバイクの乗りっぷりは見事だったものな。さあ」
「まさか、裸で乗れと言うんじゃないだろうね?早く服を返してよ」
「何を贅沢言ってやがる!当然素っ裸で乗ってもらうぜ!」
「そんなことできるはずないよ」
「できるできねえの選択など今のおまえにはできねえんだよ!さあ、早く乗るんだ!」
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ありさ ブルースネイク 第8話 Shyrock作
卑猥な凶器から逃れようと、渾身の力を込めてもがくありさ。
ありさの必死の抵抗に男たちは一瞬怯んだが、さらに彼らに仲間が加勢し、ありさを押え込んでしまった。
ムッチリとした腰つきでわななく姿は、大人の女の色香を漂わせ、男たちのどす黒い欲望を一層かき立てる結果となってしまった。
「ひっひっひ~っ、こりゃたまらねえぜ~!本当にいい身体をしてやがる~。さあ、ありさ様~、下のお口でしっかりと咥え込んでいただきましょうか~~~!?」
「や、やめろ~~~!!」
「早くやっちまえ~~~!!」
鼻の下を伸ばしだらしない笑みを浮かべながら囃し立てる男たち。
ありさの真下には、美肉との結合を待ち焦がれているかのようなイチブツが鎌首をもたげている。
「やだよぉ!そんな太いの無理だって~~~!やめてよぉぉぉぉぉ~~~~~!!」
今まで気丈に振舞っていたありさであったが、ついには声を荒げ、はっきりと拒絶の姿勢を示した。
男たちはたとえ張形であっても、『あこがれの姫君』が結合を果たす瞬間を一目見ようと、真剣な眼差しで見つめている。
ついに、陰毛の影に潜む陰裂にバイブレーターの先端が触れた。
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ありさ ブルースネイク 第9話 Shyrock作
男たちは四方八方からありさを取り囲み弄ろうとするが、ありさが激しく上下動しているためすぐに振り払われてしまう。それでも性欲の権化と化した男たちはこの時とばかりにありさに襲い掛かる。その凄まじさはまるで餓鬼そのものである。
「ふわぁぁぁぁぁ~~~や、やめてぇ~~~~~あぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~」
バイブレーターによる激しい突き上げに加え、執拗なまでの愛撫のせいで、ありさは気も狂わんばかりに泣き叫んだ。女リーダーのプライドなどかなぐり捨て、か弱いひとりの女性に戻っていた。
「ああっ!ふはっ~!もう、もうダメぇぇぇぇぇ~~~~~!!」
「ダメって、もうイキそうなのか!?え~っ!?」
「い、い、イクっ、イクぅぅぅぅぅ~~~~~~~~~~!!!!!」
ありさに激しい痙攣が走った。身体をびくつかせ海老のように反り返っている。
「はっはっは!とうとうイキやがったか」
「バイクとバイブのダブル攻撃じゃ無理もねえな~」
バランスを失って倒れそうになるありさを、下から支える男たち。
「おおっと!危ないぜ~!」
「とか言いながら、てめえ、乳を鷲づかみにしやがって」
「役得~、役得~、ひゃっはっはっは~!」
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ありさ ブルースネイク 第10話 Shyrock作
金髪の男は終了後、腑抜けのようになりそのまま床にへたり込んでしまった。
金髪の男が果てると直ぐに現れたのは、筋肉質の浅黒い男であった。
ありさは息つく暇もなく四つん這いにさせられ背後から攻め立てられた。
後方からの攻めのピッチは緩やかであったが、突きの一回一回にズシリとした重みがあった。
(ズンッ・・ズンッ・・ズンッ・・・)
浅黒い男が前後に腰を動かす度に、美しい曲線がゆらゆらと揺らめいた。
しばらくすると、男たちの度重なる攻めに身体が順応してきたのか、驚いたことにありさの亀裂からタラリと愛液が滴り落ちた。
それは歯を食いしばって責めに堪えているありさとは、まるで別人格を形成し1人歩きをしているかのような下半身・・・ありさはそんな己の肉体を情けなく思った。
(雅治・・・ゆるしてぇ・・・)
浅黒い男の攻めは約10分間続き、その間我慢仕切れなくなった男は、いきり立ったイチブツをありさの口に強引に捻じ込み、ありさにフェラチオを強要した。
おぞましさからフェラチオを拒もうとしたありさの頬に、鋭利なナイフがペタペタと当てられた。
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ありさ ブルースネイク 第11話 Shyrock作
「くっ!あ、あんたまでが・・・見損なったわ・・・」
この男だけは信頼できると思っていたサブローにも裏切られた形になってしまったありさは、悔しさで目の前が真っ暗になってしまった。
チームのメンバーとはうまくやってきたはずなのに・・・
自分なりに精一杯面倒は見てきたはずなのに・・・
彼らには人の情というものがないのだろうか・・・
所詮は烏合の衆であり、クズのような人間の集まりだったのだろうか。
期待が裏切られたありさは怒る気にはなれず、ただただ虚脱感に包まれるばかりであった。
彼らの本性をやっと悟ったが、時はすでに遅かった。
ありさは三度、白濁色の液体にまみれようとしていた。
サブローは床に仰向けに寝転び、腹の上に乗るようにありさに指示を送った。
「へっへっへ、憧れのマドンナありさ様のマンコを串刺しにできるとは、オレもやっと運が向いてきたぜ~。さあて、どんなお味かしっかりと確かめてやるぜ。さあ、早く乗ってこい。嫌だとは言わせねえぜ」
(シャキッ!)
後方でナイフの構える音がして、冷たい感触がありさの背中に触れた。
「・・・」
サブローはつぶやいた。
「ありさ、オレのデカマラでマンコをぶち抜かれたいか、それとも鋭利な刃物で背中を貫かれたいか、さあどっちかを選べ!」
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ありさ ブルースネイク 第12話 Shyrock作
「サム、確かお前は後の穴が好きだったな。女と致す時はいつもバックばかりだと聞いているぜ」
「ボク、マエノアナ、アマリキョウミアリマセン。デモ、ウシロノアナハダイスキデス」
たどたどしい日本語であったが、どうにか意味は理解できた。
サムはアナルマニアのようだ。
ふたりの会話を聞いていたありさの表情が険しくなった。
過去性経験はそこそこあったが『アナル』の経験は皆無と言えたし、以前からそのような性行為に嫌悪感を抱いていた。
「サブロー、サム、お願い、それだけは許して・・・あたしそっちは嫌なんだ。絶対にダメ!」
「サイショハダレデモ、イヤガリマス。デモスグニナレマス。アリササン、コワガラナクテモダイジョブデス。ソレデハ」
「ありさ、サムのいうとおりだ。大人しくヤツに任せてりゃいい気持ちにしてくれるぜ!わっはっはっは~!さあケツを高く差し出せ!!」
「やだぁ~~~~~!いや、いや、いや~~~!!絶対に嫌!!」
ありさは子供が駄々を捏ねるように激しく拒絶した。
だがサブローもサムも全く聞く耳を持たない。
サブローは嫌がるありさを自分の真上で覆いかぶさらせる形に、すなわち『伸ばし茶臼』の体位に切り替えた。
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ありさ ブルースネイク 第13話 Shyrock作
ありさは絶叫した。
サムの肉杭が未開の地に打ち込まれていく。
菊門が張り裂けそうなくらいパンパンに腫れ上がっている。
「無事開通したようだな~。さてと、じゃあ、オレも再開と行くか」
生まれて初めてアナルへの挿入を許し、その痛みに顔を歪ませるありさを、動きを止めてじっと見つめていたサブローが、おもむろに腰の律動を再開させた。
下からサブローに突き上げられ、後方からサムに攻められ、痛みとおぞましさにありさは気も狂わんばかりにもがき泣き叫んだ。
2穴攻めが初体験のありさにとっては、まさに生き地獄にも思えた。
2人の男たちは呼応しながら延々と2穴攻めは続いた。
上下からサンドイッチにされ激しく責められ泣き叫ぶありさを、リーダーはニヤニヤとほくそ笑みながらビデオを撮影している。
後程明らかになったことだが、実はリーダーは不能者であった。
しかしながら、時折、規則に反した女性隊員を複数でレ〇プし、その場面をつぶさに撮影したあと、裏ビデオとしてこっそりと暴力団に売り捌き、チームの資金源としていた。
延々と続いた2穴攻めから解放されたありさは全裸のまま、綿のようにぐったりと横たわっていた。
そのありさに対して、リーダーは吐き捨てるように宣告した。
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ありさ ブルースネイク 第14話 Shyrock作
瞳を閉じると瞼に浮かぶのは雅治の優しい笑顔だった。
(雅治・・・あたし、もうダメだよ。あなたの元にはもう戻れそうもないよ・・・身も心ももうボロボロ・・・)
ありさの目頭から涙が伝った。
その頃、雅治はありさの携帯に何度も通話を試みていた。しかし留守電のメッセージが繰り返されるばかりであった。
当然マンションへも何度も電話してみたが一向に出なかった。
雅治は取りあえず、ありさが住むマンションに向かった。
だが部屋の灯りが消えており帰った形跡がまったく無かった。
(これはおかしい・・・ありさの身にきっと何かあったに違いない。すぐに手を打たないと・・・)
雅治はすぐに最寄りの警察署に出向き事情を話した。
最初は若い刑事が1人で対応していたが、途中から貫禄のある年配の刑事が加わった。
「警部の山元です。もう少し詳しくお話しいただけませんか」
警察はこの事件をかなり重要視しているようであった。
雅治は包み隠さず事の次第を一部始終伝えた。
その間、刑事は真剣な眼差しで雅治の話に耳を傾けていた。
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ありさ ブルースネイク 第15話 Shyrock作
やがて検査が終了し、医師から詳しい検査結果を聞いた雅治は、すぐさまありさへの面会を申し出た。
医師は被害者の恋人ということもあり面会を許可した。
「ありさ、大変な目に遭ったね?でももう大丈夫だよ」
雅治の姿を見たありさは、彼にすがりつき思わず泣き崩れてしまった。
「ありさ、医者や警察の人たちから状況は聞いたよ。でも今回のことは少しでも早く忘れようね」
「うん」
「ありさ・・・」
「うん?」
「ありさ、愛しているよ」
ありさにとって彼のその一言は、どんな治療や薬剤よりも最も効果のある良薬といえた。
「雅治、ごめんね。私があんなグループの一員だったばかりに・・・こんなことになってしまって。許して・・・」
「許すも、許さないもないよ。あれは災難だったんだから、気にしてはいけないよ。今はしっかりと治療に専念して、早く元気になってね」
雅治の優しい言葉に、ありさは思わず泣けてしまった。
一方、暴走族『ブルースネイク』のメンバーの取調べが行われ、ありさに危害を加えた男たちは1人残らず逮捕された。
リーダーから押収したビデオにはありさへの暴行の状況が克明に収められており、それは起訴を固めるための動かぬ証拠品となった。
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