何処かで見かけた哀愁の漂う女

(う~ん、思い出せない。 確かに何処かで見かけた女なんだがなあ)
20代前半の隼人にとってこの店はもちろん馴染みではない。 会社の同僚に誘われ、たまたまカウンター越しに相手をしてくれたのが彼女だった。
この日も同僚の金森翔太に誘われるがままこの一杯飲み屋の暖簾をくぐったというわけだ。
一杯飲み屋というだけあって店の広さはまるでスタンドバー、カウンターの後ろに4人掛けのテーブル席が2組あるだけの小さな店だ。
その店を恐らく夫婦と思えるふたりで切り盛りしていた。 隼人がこの店に出入りし始めてこの日でもう5度目になる。
こういった店によくある何処かのデパートで仕入れてきた総菜を違う雰囲気の皿に盛って出す。 そういったやり口に加え恐らく自宅で仕込んできたであろうと思える家庭料理をもふるまってくれるのが気に入ってすっかり常連になりつつあった。
旦那の前で告ってくれた恥ずべき過去

自分の過去を告るのが余程恥ずかしかったのか、俯きながら問いかけに応じてくれた。
「ふ~ん、そうなんだ。 ところでさあ、名前なんていうの?」
「あっ 私の名前ですか? 佳純です。 ほら、有村架純と読みは同じですけど私の場合最初に一文字が人偏のケイって書くんです」
店で使う名前だから本名じゃないだろうとは思いながらも、どこかタレントの有村架純を思わせる顔立ちについ隼人も話しに引き込まれていった。
「そうかぁ… タレント目指すぐらいだから当然ファンクラブなんてあっただろうねえ。 学生時代に知り合ってたら絶対俺も入ってたな」
「そんなんじゃないですよ。 うん、確かに周囲はうるさかったけど、別に人の目なんて気にしなかったし……」
今夜の客はふたりっきり、その客が気を悪くしないよう脇に立つ旦那は懸命に話しに割り込まないよう努めてくれていたが
「佳純さんかぁ……。 いい響きだねえ。 ところでさぁ、旦那とどこで知り合ったの?」
ここでようやく当の旦那が話しに加わって馴初めについて語り始めてくれた。
趣味仲間からの贈り物

考えを巡らせたが裏ビデオに出ていたあとなるとあの美貌とスタイルなら当然人気はうなぎのぼりだろうから一度は目にしたことがあるはず。
(まさかデリをやっててSNSで流した……)
でも、それもなさそうだった。 あのルックスでネットに情報が流れたら店に電話が殺到するだろうし、そうと分かれば一度は電話で予約を取ったはずだ。
(……っとなると、大方学生間で交換する情報写真に載せていたのを見たことがあるのだろう。 それとも学校新聞とか……)
現在の年齢から言って恐らく彼女を目にしたのは十代と考えハッとした。 それは雑踏を避けて考えねばならなかったからだ。 急ぎ自宅に立ち帰り確かめねばならないことがあった。
自宅に帰り着くと玄関の鍵を閉め自室にも鍵を掛け引き籠もった。 納戸の奥から段ボールを取り出し中に厳重に仕舞い込んだ社会人になって初めて買ったスマホを取り出し充電器に繋いだ。
学生時代を通じ、一度たりとも女の子と付き合う機会に恵まれず、思いついてネットでヌク画像や動画を探して趣味仲間が流してくれたものをダウンロードしひそかに楽しんでいたのだ。
スカートをめくってパンティを魅せてくれたセーラー服の美少女

そこにはまだあどけなさの残るあの一杯飲み屋の女がいた。
現役の女子高生であるはずなのに端正な顔つき、切れ長の目、長い黒髪。 成人したであろう今でも十分面影が残っている。
どこかで見たことがあると思っていたのはこれだったのだ。 店では佳純と名乗っていたが送られてきた動画と画像には佐久良深雪という仮名を付けられている。
その佐久良深雪なる美少女が制服のスカートを自分でめくりあげてパンティを魅せ、カメラに向かってにっこり微笑みかけてくれている。
パンティは白で小さな赤いリボンの花びらが付いており横幅が紐みたいに狭いスーパービキニだ。 素材はいかにも学生を思わせる綿のようなのだ。
深雪と名乗ったその子の言うには年齢は16歳、後ろ姿でお尻を魅せてくれているショットも撮らせてくれたようで送ってきている。
十分張りがあるお尻に小さな布切れがぴったり張り付いている。
他の作品群はひとつのファイルに複数の女の子を混載しているのに彼女だけひとつのファイル丸ごと埋まっている。 それもそのはずで他の女の子に比べダントツに可愛い。
息子を溺愛してしまった母による間違った子育て

隼人は物心ついた時から現在に至るまで母の聡子は我が子と連れ立って出かけようとした。
「うちの人がやらない分、私が頑張らなくっちゃ」 が口癖で、まるで家庭教師のごとく何から何まで面倒を見るというより口やかましく指示を出す。 四六時中目を光らせ見張ってないといけないと考えていた聡子。 隼人が性に芽生え始めた年齢に達しても平気でお風呂に誘い時に床を供にした。
口やかましい聡子を嫌って亭主が夜のお勤めを拒み始めると、いよいよそのはけ口を身近な息子に求めるようになっていった。 しかし当の隼人が最も興味を抱いたのは同年代の女の子だったのだ。
母が欲情の赴くままに息子と躰を重ねようとする。 隼人はそれにより男女の性を覚えたが、果たして同年代の女の子が同じやり方で母と同じ状態に陥ってくれるだろうか。 奥手で声を掛けられないまでもそれを知りたがった。
そんな思いに駆られるようになったある日、隼人は外回りに出かけるふりをして一杯飲み屋の近くをうろついた。 店は夕方から開くのでこの時間に行っても開いてないことを知った上でである。
強引に迫る隼人に、佳純は泣きそうな目をして許しを乞うた

佳純は咄嗟に頭を下げて哀願した。 隼人の計算通りだった。
「旦那にはあくまでも内緒にしときたいんだな? だったら俺の言うことを聞いてもらおうか」
「……はい」
佳純はまるで蚊の鳴くようなか細い声で返事をした。 かすかに震えている。
「旦那はまだ帰ってこないってさっき言ってたな。 今のうちに家に上がらせてもらおうか」
隼人はスマホを内ポケットに戻し、佳純の肩に手を回した。 佳純は俯いたまま隼人を伴って店の奥へと入っていった。
客としてきているときには入ることもできなかった厨房奥へと佳純は隼人を誘った。 この日の佳純はデニムのジーンズを穿いて清楚なブラウスを着ている。 こういった系統が旦那の好みなのだろう。
厨房奥のドアを開け中に入ると景色が一変した。 玄関と思えるところにふたりがデート中に撮ったであろうツーショット写真が飾られていた。 その玄関と思えるところを抜けると夫婦ふたりだけの空間が広がっていた。
可愛らしいカップや小物を置く小さな棚は旦那のお手製だろうか、そこには如何にも彼女が好みそうなレイアウトでまとめられ小物が並べられていた。
欲情への誘い ~他人棒から放たれるモワ~ッとした匂いに顔を歪める若妻~

「奥さん、脱いでもらおうか」
「ええっ!! そんな……。 もう、許してください」
佳純は泣き出しそうな目をしてそう言った。
「ダメだ。 服を脱ぐんだ。 男と女がふたりっきりでいるんだ。 ここから先何をしたら許してもらえるか訊くまでもないだろう」
隼人の言葉は次第に大胆になっていった。
「うううっ……」
佳純は悲痛な声を上げブラウスのボタンを外しだした。 白いブラの中に納まった豊満な胸が見えた。 ブラウスを畳の上に落とすとスカートのホックとファスナーを外し、それも畳の上に落とした。
佳純はブラとパンティだけの姿になった。 盗撮画像で見た時よりも太股がふっくらしていて全体的には年齢を経て肉付きがよくなったように思え、それがいかにも人妻らしくそそられる。 スタイルだって申し分ない。 こんな極上の躰を旦那ひとりのものにしておくのは勿体ない。
佳純はなかなかききわけの良い女だった。 服を脱ぐところをじっくり見られるのは風俗の女でさえ嫌がる。 佳純に羞恥心を植え付けるため隼人は露になる裸身を舐めるように見た。
欲情への誘い ~若妻佳純のフェラテク~

佳純は隼人の問いかけに返事もせず、目に涙を浮かべ肉棒を舐め続けていた。
たかだか10年近く前の恥ずかしい画像ぐらいでここまでするとは……、だが、当の彼女にとって死ぬまで秘密にしておきたい唯一の汚点なのだろう。
少し脅して躰を触るぐらいで済まそうと思っていたがこの様子だとかなりのことが出来そうに思えてきていた。 ここまで来たからにはフェラだけで済ますのは勿体ないような気がしたからだ。
佳純のフェラチオは男にとって何処をどうすれば気持ちいのか、完全に的を得ているように思えた。
先端から蟻の門渡りに至るまで吸ったりチロチロと舌を這わせたりするやり方は普段から男がうまく仕込んでやらなくては出来ない。
「うううっ……いい……。 画像を譲り受けた時から、お前のような女が自分の彼女だったらどんなにいいんだろうと思いつつヌイてたんだ」
隼人は佳純の長い髪を撫で上げながらこう言って褒めた。 佳純はそれに応えるかのように激しくストロークしだした。
欲情への誘い ~佳純と隼人が織り成すシックスナイン~

佳純は黙って起き上がると、隼人の上に乗っかって顔に尻を向けフェラを始めた。 シックスナインの体勢だ。 逆らうとろくなことがないと悟ったのか聞き分けがよくなっている。
お尻の割れ目の窪みに沿って小さな布切れが食い込んでいる。 隼人の前には絶景が広がっていた。
「おおっ……、いいぞ……。 奥さん、気持ちいいよ……」
佳純は隼人の怒張を根元まで含み頭を激しく動かし上下運動を繰り返した。
隼人は堪らなくなってパンティを穿いたお尻の割れ目に顔を突っ込み思いっきり深呼吸した。 佳純のパンティ越しにツンと酸っぱいような甘いような匂いが鼻腔を覆った。 お尻の弾力が顔全体にのしかかる。
「ああ~っ、やめてください」
佳純はペニスから顔を離し身をくねらせた。
隼人の腹にたわわに実る乳房がプルンと当たった。 佳純は匂いを嗅がれるのが恥ずかしいのかお尻に手をやり隼人の顔を引き剝がそうとした。 隼人は佳純の太股をしっかりと掴んでいたので彼女の抵抗は何の役にも立たなかった。
「どうした? フェラを続けるんだ」
「それだけはやめてください」
「いいじゃないか。 SNSに投稿された画像を拝んだ時から、奥さんみたいな女性のパンティの匂いを嗅ぎたいと思ってたんだ。 旦那にこのことは黙っててやるから心配すんな。 この格好のままフェラを続けるんだ」
欲情への誘い ~条件付き挿入~

隼人は躰を起こした。 佳純を仰向けに寝かせると隼人はパンティに手を掛けた。 彼女が腰を浮かせてくれたのでパンティを当初想定してた以上に容易に脱がせることが出来た。
「かなり汚れてるなぁ。 欲求不満なのか?」
「…もう、イヤッ……」
パンティを脱がせると隼人は躊躇わずに裏側を矯めつ眇めつ眺め匂いを嗅いだ。 佳純は顔を手で押さえ恥ずかしさに耐えている。
パンティの感触を楽しむと、隼人は佳純の太股を掴んで足を大股開きにした。 そうしておいてアソコに口を近づけるとまずビラビラを舌で愛撫した。
「あああっ……、ふうっ……」
恥ずかしさからなのか、佳純はあられもない声を洩らし身を揉んだ。 なるほど顔を近づけないことには気づかない微量のマンカスが付着している。
汚いとは思わなかった。 隼人の舌はヒダを掻き分け這いずり回り探り当てた芯部の穴を出たり入ったりした。
「ああーっ」
舌で上手く肉芽の皮を剥いて攻めると彼女は身をくねらせて悶えた。 穴から微量ながら白い液が溢れ出している。 あれほど抗っていたくせに彼女の中ではもう、セックスの準備ができているようだ。
{奥さん、濡れてるみたいだな。 今突っ込んでやるよ」
欲情への誘い ~他人棒の侵入に歓喜の声を洩らす若妻~

隼人は肉棒をゆっくりと引き抜いた。 愛液がねっとりと絡まったペニスを確認すると再び挿し込み緩やかなピストン運動を始めた。
「はぁ……、はぁ……」
佳純は出し入れに合わせ声を絞り出した。 額に汗がにじんで、あの長い髪が張り付いている。 出し入れするたびにギュッギュッとアソコが肉胴を締め付ける。 押し入るときは白い潤滑液でズブズブとペニスは吸い込まれ、全体が温かい肉壁で覆い包まれる。
引き抜くときは咥え込んだ肉襞が肉棒を離すまいとキュッと吸い付きヒダごと外に出きて離れたくない気持ちを伝えてきた。 ピストン運動を次第に速くしながら、隼人の口は佳純の胸にむしゃぶりつき、もう一方の手で乳首を攻めたてていた。
「ああああ、ああ----っ」
佳純は隼人とのセックスにすでに身を任せ、快感をほんの少しでも多く得ようと身悶えていた。 旦那では欲求不満なのか元々淫乱なのかわからないが、隼人は佳純の期待に応えるべく激しく腰を動かした。
「奥さんっ、いいよ……・」
「ああっ、いいっ……、気持ちいいっ……」
佳純はついに歓喜の声を洩らした。
熟女の誘惑

佳純の旦那が憤るのも無理ない。 隼人と我が妻が乳繰り合うところを仕入れから帰って目撃してしまっていた。 そのことを口にできなかったのは佳純に心底惚れぬいていたことと、店を出すにあたって連帯保証人にさせていたこと。 今の生活を壊したくなかった。
隼人と佳純の情事が終わり男が出ていくと、彼は余程部屋に乗り込んで妻を糾弾しようとした。 その思いを必死で飲み込むことが出来たのはその男も今では貴重な顧客だったからだ。
散々迷った挙句、旦那は隼人の後を追った。 そうして行き着いたのが佐川邸。 隼人と入れ替わりに妙齢のご婦人が家から出てきた。
「あっ、あの女……」
旦那が驚くのも無理はない。 旦那にはふたつの顔があり、そのひとつが覗き見だった。 佳純が店の常連客を奥に惹き込みやらかすであろうことは結婚当初から予想できた。 だから仕入れを終わり帰り着き奥の間から人の気配がしたときピンと来たのだ。
覗き見が趣味になってしまったのは、彼が女の秘密を知るきっかけとなったのが人妻と間男との逢瀬、カーセックスだった。 隼人の母、聡子こそがその折若い男相手に車内で情交を重ねていた、その人にそっくりだった。
開き直った聡子を和姦へと導く店主

「うっ……、ダメ……ちゃんと約束してからじゃなくちゃ……あン……やめて」
聡子の声が弱弱しく鼻に抜けた。
「ふざけるんじゃないよ。 口ではご立派なことをおっしゃってるが、ここはもうグショグショじゃないか……クリだってこんなに膨らんで……大方、よそでもこうやって男漁りをやらかしてんだろう。 えっ、違うか」
店主が脅すように花唇をまさぐると聡子はイヤイヤするように首を横に振った。 顔には恥じらいの色が浮かんでいる。 どうやら店主の言ったことは図星だったらしい。
佳純に狙いをつけ隼人が店の周囲をうろつき始めてからというもの、聡子は幾度か隼人に関係を迫ったがすげなくされ、欲求不満に陥っていたらしい。
その欲求不満を一時的ではあるが自らの指で満たそうとしていたのだ。 その証拠に、たったあれだけのことで聡子のソコはヌレヌレ状態なのだ。 聡子のクリトリスはそこいらの女のソレよりずっと大きい。 おまけにソコがたまらなく感じるらしく、店主の指がちょっと触れただけで聡子の口から喘ぎが洩れ躰がビクンビクンと大きく揺れる。
聡子のGスポット

(これが潮吹きか……)
店主が心の中でつぶやき見入ってる間にも、溢れ出たそれは床に大層な地図を描いている。 潮吹きといえば、噴水のようなイメージを思い描いていたが、聡子の場合不毛の砂漠に突然泉が湧き出したような感じなのだ。 しかも、その量ときたら半端ない。
店主は思わずヒダの間から指を引き抜いていた。
「あああっ、ああああン……」
まるで獣の遠吠えを連想させるような声が彼女の口から飛び出した。 喘ぎとも、よがりとも違う何とも表現しがたい声だ。 顔つきだって賢婦として佐川家を切り盛りしている、あの顔とまるで違う。 まるで幼い子が何かに向かって甘えるような声……・。
店主はこの時ほど聡子というこの女に魅了されたことはなかった。
「もっとしてほしいんか?」
店主は行為の途中、彼女の愛液で汚してしまったズボンを脱ぎながら、訊き返した。
彼女にとって自分のものでは道足りないであろうが、すでに勃起が始まって久しい。
「お願い……、止めないで……」
ほとんど聞き取れないようなか細い声で彼女は愛撫の継続を懇願してきた。
愛おしき息子への想い

「お願い、止めないで……しばらくこのままでいさせて……続けて……」
聡子は如何にももどかしそうに、しかし腰をくねらせながら、かすれた声で言った。
「そうはいかないよ。 俺だって後になって〇姦だなんて言われたんじゃ、これでも一応店を構えてんだ、お客様の手前立つ瀬がないからな。 それに何も、伊達や酔狂でこの部屋にあんたを案内したわけじゃないんだからな。 この際だから言わせてもらうが、あんたにちょいと頼みたいことがあるんだよ」
他人妻をこうまでメロメロにさせ、もうちょっとでイキそうなところまで追い込んでおいて中断し、相手の弱みに付け込んでこんなことを言い出すのは少々酷かもしれない。 しかし、中卒で修業に出され、やっと店が一軒持てた、何の後ろ盾もない料理人が他人様の、それも男なら震い付きたくなるほどの女を自分のものにしようというのだから、これぐらいの手を使わないことには所詮無理だ。
強烈なビンタを張られた聡子

店主のこの言葉に聡子は半べそで言い返してきた。
「やめて、それ以上あの子を侮辱すると許さないわ。 何の証拠があるというの? 第一、もしそれが事実だとしてもあなたに何の関係があるというの? つまらない言いがかりでなじみの客を敵に回すなんて……」
聡子が言い終わるか終わらないかのうちに店主は、聡子のほほに平手打ちを食らわせていた。 息子どころか外でも男を作って自宅近くまで送らせておき、その車の中で情事を重ねた女がである。 店主にとってこの上ないほどショックだった。
聡子は聡子で、いきなり平手打ちをくらわされたのは相当ショックだったようだ。 片手で頬を押さえながら涙をいっぱい貯めた目で店主を見ている。
「悪いが俺は自分の思い描いたようにやるだけだ。 確かにあんたが思ってる以上に俺はチンピラさ。 が、あんたほど根性が腐っちゃいない」
それぞれの性癖、それぞれのセックス

聡子は電話も向こうの誰かと懸命にやり取りしてた。 スマホを持つ彼女の顔は引きつり、唇が震えてる。
「そう……わかったわ。 でも今は無理、取り込んでるから。 ここの要件が片付けば、できる限り早く行くけど……ええ、そう……じゃ……」
そこまで言うと、聡子は電話を切った。 その場所にしゃがみ込み、頭を抱え込むようにしながらすすり泣いてる。
「どうしたんだ。 泣きたくなるような事件でも起こったのか? 急いだら間に合うんじゃないのか?」
店主は真面目半分、からかい半分に訊いた。 妄想していたことがもし正しかったとすれば、彼女が泣いた原因こそむしろ歓迎すべきことのように思えたからだ。
「今頃になって駆け付けたって、もう手遅れよ。 どうあがいたって無駄よ」
店主の言い方に腹を立てたのか、聡子は立ち上がると店主を睨みつけながら言った。 その態度とは裏腹に目から涙が流れてる。
「どういうことだ。 この前深夜の路上で拝ませてもらった、あの男がどうかしたのか?」
「そのほうがまだいいわ。 なんてったって相手はたかだか他人だもの……」
吐き捨てるように言い、聡子はまたしゃがみ込み、両手で頭を抱え込み泣き始めた。
(……いったいどうしたというんだ……うん?……待てよ……確か今他人がどうとか……)
そこまで考え、思わず叫びそうになった。
あのザラッとした感触

聡子が躰をくねらせながらこう言った途端、彼女のヒダの中に変化が現れた。 クリトリスの裏側が盛り上がってきて、Gスポットらしきものが、指に触れてきたのだ。
店主は待ってましたとばかりに、それを指の腹で撫で上げた。 すると、あのザラッとした感触があり、同時にヒダの奥からあの生温かい愛液が溢れ出してきたのだ。
聡子の躰も小刻みに震えだし、喘ぎ声も洩れてきている。 どうやら聡子もここで店主に抱かれることで、息子への想いを断ち切ろうと本気で思っているらしい。
その佳純と誘いに応じノコノコ出かけてきた隼人だが、学生時代のパンチラを再現すべく、あれをやらかしたその同じ場所で佳純は隼人のためにパンチラをやらかし、隼人は隼人で布切れの隙間からチ〇ポを挿し込み人妻となった佳純の締め込みを味わおうとしていた。
丁度そこを通りかかった聡子の男は、もつれあう男女を最初は覗き見ようと近寄ったが、よくよく見ると隼人は愛人のライバルでもあるし、佳純は一度はお世話になりたいと思っていた一杯飲み屋の店主の若妻。 嫉妬心がムラムラと燃え上がり、一度は告げ口をやらかした。
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