掘割の畔に棲む女 ~千秋さんVS蘭子さん~
叶わない夢と知りながら千秋さんは何時か隆宏さんと結ばれたいと思うようになっていったんです。 結ばれないまでも日陰の女として一生を通じて抱かれ続けたいとまで思うようになっていったんです。
大塚家当主の直茂さんと道ならぬ恋に堕ちた篤子さん、何故に直茂さんが篤子さんに熱を上げたかというと、それは彼女の乳房やデルタ地帯が彼好みにぷっくらしてたからでした。 彼は搗きたてのお餅的な女性の生殖器に処女性を見出し興奮を覚えるらしいんです。 何処かの誰かに使われてしまったなどと聞くと余計に燃えてしまう性格なんです。
その点父子であっても息子の隆宏さんはひたすら美形に弱いようなんです。 千秋さんは若いから納得できますが蘭子さんの場合はどうかと言うと直茂さんに言わせると結婚した当初から床の間に十二単を着せ飾っておくようなそんな雰囲気の母性を擽る女陰だったそうなんです。

第8話“復活祭” Shyrock作

「クレモナのパスクァって知ってる?キリスト教の復活祭のことなんだけど」
「ええ、知ってるわ。でも確か4月20日頃じゃなかった?今はもう9月よ」
「うん、そのとおり。復活祭は4月19日、20日のヨーロッパ全土で行われるキリスト教の祭りなんだ。キリストが十字架に処刑され、埋葬された後、復活して甦ったとされる記念日なんだ。その日に親しい人に贈るのが、UOVA DI PASCUA・・・つまりパスクァの卵なんだ」
俊介はキリストの復活祭のことを説明し始めたが、私たちとどういう関係があるのだろうか。
チョコレートはとても大きくて、高さが60cmほどある。
俊介は説明を中断して、バッグから木のハンマーを取り出した。
「イヴ、このハンマーでチョコレートを割ってごらん」
「え?チョコレートを割るの?」
私は彼のいうままに、ハンマーを持ちチョコレートを割った。
卵形のチョコレートの中央には予め、割れ目が入っていたようで、いとも簡単に二つに割れてしまった。
そしてその中から透明の小さな箱が出てきた。
「その箱を開けてごらん」
私は小箱を手に取り、そっと開けてみた。
「えぇっ!なあに~!?これってダイアモンドの指輪じゃないの!?」
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Shyrock様からの投稿を読んでつくづく思います。
官能小説は様々あれどほぼほぼ現実にそう文体であり感心させられます。
流れが良いんですよ。 目をつむっていても情景が浮かんでくるような気がするんです。
知佳のブログの中で「美貌録」だけアクセスが伸びず対策にブロ友をと探し回りましたが現実の世界とはまるでそぐわない文章の羅列、あれを見る限りこのような文を愛読する人たちって余程世の中に対し不平不満を抱いてると思えて仕方がありません。
しかもその手の小説の方が圧倒的に人気を博している当たり書く方としても考えさせられます。 一般小説を読む人と官能小説とでは計り知れないほど隔たりがあるんですね。
探す方面と探す手法を考え直します。