浮気相手への欲情を夫婦性活に
仲良く連れ立って歩く様子をお互い何度か目にしてますがそこから先、一体何が行われたのか知らないわけで否が応でも卑猥な妄想を呼び覚まし嫉妬心を掻き立てられ寝取るだのネトラレだので盛り上がる訳だ。 治夫が覗き見る両親のセックスとはまさにそれだった。
悲しいことに夫婦和合とは言うものの旦那がやる気になっても妻が乗って来ないうちは和合という訳にはいかない。 妻のなお美がイヤらしい気持ちになった時だけ和合が叶う。
妻のなお美が路上で蹲った挙句家に帰り着いて荒れ、買いためた衣服や貴金属を洗いざらいリサイクルに持って行ったと息子が忠告に及んでも亭主は怒るどころかこれぞチャンスと身構えた。
ここで我が失態をそれとなく晒してやれば所詮溜まっている。 自分のやらかしていることは棚に上げ妄想を掻きたて亭主の浮気をここぞとばかりに真綿で首を絞めるが如く追求し告らせそれを性処理の発奮材料に使おうとする。
長編官能小説『クロス・ラヴ』 第8話 Shyrock作
ミルク風呂(2)
今度は一転して俊介はありさの頬にそっとキスをした。
俊介「ありさ、じゃあ風邪を引くといけないので風呂先に入ってて?僕もすぐに脱いで入るから」
ありさ「うん、じゃあ先に入ってるねえ~」
ありさは身に着けていたピンク色のTバックをさらりと脱ぎ去り、惜し気もなく裸を晒しミルク瓶を抱えて風呂場に向かった。
大学に通う傍らファッションモデルとしても活動しているだけのことがあって、球に負けず劣らず見事なプロポーションを誇っている。
研ぎ澄まされたような姿態を持つ球とは異なり、やや豊満で柔らかさがありとりわけ肌の美しさが彼女の魅力であった。
俊介は風呂場に向かうありさの艶やかな後姿をうっとりとした表情で眺めていた。
ありさ「わあ~い!広い風呂だあ~。あ!ジャグジーもついている~。さ~て、ミルク風呂を作るぞお~♪」
湯の量はバスタブに6分目くらいとちょうどいい。
ありさはバスタブにミルク瓶を傾けた。
透明の湯がだんだん白く濁っていく。
続いて残りのもう1本も注ぎ込む。
湯が乳白色に変わってしまった。
ありさ「にゃんにゃん~、楽しいなあ~♪真っ白なお風呂って初めて見たよ~」
ありさはシャワーでかかり湯をした後、湯の中に飛び込んだ。
tag : 恋人交換
プレゼントが処分品に代わるとき
治夫から見ても如何にも安物、つまりイミテーションを大事に仕舞い恐らくデートであろう時は必ず身に着け出かけた母がこの日はどういう訳か終活のような片づけ方をし始めた。
一部は何時の時代のものなのか訳が分からない、しかし高級な服を惜しげもなくゴミ袋に詰めていて、よく見るとその中に漢からプレゼントされたであろう例のイミテーションの数々をも忍ばせ封をしていた。
どうせ一時的なヒステリー、気まぐれであろうと見て見ぬフリし部屋に戻ったが、よくよく考えてみれば恐らく古いなりに高級な服は全て父からのプレゼントであろうしそうでないもの、例えばバッグなどは今回と同じように外で出逢った漢からの貢ぎ物であろう。 どういった理由かは知らないが過去を全て捨て去るつもりで処分に講じている? この際漢なんか・・風に思えた。 …となるとそうと知らないまま働き生活費を持ち帰る父は如何にも哀れである。
だが、路上で蹲った時駆け付けてくれた初老の漢にとって絶好の機会とも見て取れた。 処分した理由は恐らく過去を忘れ新たな恋に走ろうと思った… からではなかろうか風に思えたからだ。
tag : 近親相姦
長編官能小説『クロス・ラヴ』 第7話 Shyrock作
ミルク風呂(1)
ありさ「な~んか色気のない言い方。でもそのとおりだよお~」
俊介「へえ~、そりゃ面白そうだなあ。じゃあ早速フロントに頼んでみるとするか」
ありさ「わ~い!ミルクバスに入れるう~♪お肌がツルツルになるかなあ?」
俊介「ありさはもう十分にツルツルだよ」
ありさ「にゃんにゃん~、ありさ、ツルツル?」
俊介「うん、ツルツルだよ。何ならアソコもツルツルにしてやろうか?え~とカミソリは?」
ありさ「やんやん~!俊介のエッチ~。アソコはツルツルにしなくていいもん~」
俊介「はっはっは~、ああ残念。もう少しでパイパンのありさが見れたのになあ。さて、じゃあミルクサービス頼んでみるか」
俊介はフロントに内線電話を掛けた。
俊介「直ぐに持ってくるって」
ありさ「わいわい~♪じゃあ、ありさ服を脱ぐねえええ」
俊介「まだ湯を張ってないよ。ちょっと待ってて、湯を張ってくるから。テレビでも見てて」
ありさ「にゃん。久しぶりにAV見ようかなあ~」
俊介が湯を貯めに行っている間、ありさはテレビの電源を入れAVをつけた。
「おおっ!すごいの放映中~!」
(ピンポ~ン)
ありさ「あ、チャイムがなった。ミルクを持ってきたのかな?俊介ぇ~~」
tag : 恋人交換
路上で蹲る女性
「大丈夫ですか」 の問いに 「私は大丈夫です。 独りで帰れますから」 と応えつつもなおそこに蹲り時に涙を流す。
最初に声を掛けた女性は幾度となく自分の車で自宅まで見送るし、必要なら救急車をと諭すが 「大丈夫です」 と繰り返すばかり。 声を掛けたのが老齢の女性だから遠慮があるんじゃないかと次にこれも高齢の男性が同じ内容の言葉で声を掛けるが 「大丈夫」 と繰り返し親切に応じようとしない。
遠間からこれを見ていたある女性がポツリとこう言った。
「どんなに待ったって漢は来ないわよ」
典型的なハニートラップに引っかかった女性だと言うのだ。 そう言われてみれば成る程、歳の頃からすればもう普通に不倫を謳歌できる筈もなく、かと言って恋を諦めるには少し早いようにも思える。
諦めるに諦めきれない、その理由が心もそうなら躰も、そしてそれなりに金銭もという訳だ。 愛情問題に中で特に躰に関しては同じ年代ならもうとっくに愛だの恋だのは諦めてるはず、そこで優越感に浸っていたとすれば尚深刻なんだろう。
長編官能小説『クロス・ラヴ』 第6話 Shyrock作
ラブホ到着
ありさ「にゃう~ん、あのガーゼみたいな下着、すごく楽しみだなあ~」
球「にゅ~、ありさは早速今日着けるの?」
ありさ「どうしてそんなこと聞くの?」
球「ありさがそれを着けたあと、家で洗濯するでしょう?」
ありさ「うん、するけど・・・それがどうかして?」
球「あのね、私に貸してくれない?」
ありさ「やだあ~。いくら球でもパンティを貸すのは絶対にいやだよ~」
球「そう言わないで貸してよ。私もダルメシアン柄貸してあげるからさ」
ありさ「ダルメシアン?う~む、考えてみようかなあ・・・」
浩一「おい、俊介。女って下着の貸し借りするのか?男の場合は絶対にしないよなあ?」
俊介「っていうか貸し借りする必要なんてあるのか?でも女の下着の場合ってお洒落で可愛いから、つい他のものも着けてみたくなるのかも知れないね。う~ん、男には理解しにくいなあ」
浩一「女の方が気が多いってことになるのかな?」
俊介「まあ、身に着けるものに関してはそうかも知れないなあ」
球「前の二人何をごちゃごちゃ言ってるの~?」
浩一「え?あはは~、あのね、女の子はインナーにもいっぱいお洒落ができていいな~って言ってるんだよ」
球「ふうん、そうなんだ」
tag : 恋人交換
大金をはたき人生の勉強
実のところ蓬莱治夫が性に芽生え行っていたオナニーとは勃起した肉胴を握りしめ擦り上げるそれではなかった。 夢精が大半を占めていたこの時期、彼の手技とは妄想による暴発… つまり性器をどのように扱えば性興奮が増し射精に至るのか知らなかったのだ。
疲れ切って婚期に至った男性諸氏にとって実に羨ましい、ほぼ何もしなくても妄想だけで何発も飛び出すという、あの方式。 それがあることで肉胴を擦り上げ出すに及ぶ。 それほどキワドイ妄想のオカズが必要なくなった分回数は着実に増していった。 それに加え両親のアレの真っ最中を目撃してしまったわけだ。
己の手で作った輪が次第に女性器でなければ気が済まなくなった。 なぜならば先に述べたように同年代の女性は中には既にして両手の指で足りないほど男根を咥え込んでいる風に思えたからだ。
汚らしいという思いと彼女らを転がしたであろう漢ども、受けたであろう彼女らへの嫉妬が、漢としてのプライドが渦巻いた。
tag : 近親相姦
長編官能小説『クロス・ラヴ』 第5話 Shyrock作
お目当ての下着
『70C』・・・ちょっとキツイかも知れない。
球はその隣にあった『72.5C』を手にとった。
浩一「球、この数字がアンダーバストを示しているってことはこの前聞いて分かったけど、アルファベットがワンランク変わる毎にサイズってどれだけ変化するの?」
球「にゅ~、なかなかいい質問するね~。え~とね、2.5センチ変わるのよ~」
浩一「ふうむ、そうなんだ」
ありさ「にゃあ~、球?ねえこれ見て見て~、すごく変わった素材だよ~」
ありさは白いパンティを手に翳してはしゃいでいる。
球「ありさ、いいのが見つかったの?」
ありさ「ほら、これ触ってみて?すごくいい感触だよ~。まるでガーゼを触ってるみたい~」
球「あっ、これって『オン・ゴサマー』ってブランドだね。少し前まで『オン・ゴザーメ』って名前だったんだけど1、2年前に変わったらしいの」
ありさ「球、よく知ってるんだねえ」
球「毎月雑誌を送ってくれるので偶然知っていたのよ。ふ~ん、でも触るの初めてだよ、さわり心地いいね」
ありさ「そうなんだぁ。肌に優しそうだし、穿き心地が良さそうだねえ~」
俊介「ふうむ、変わった下着だね」
ありさ「にゃんにゃん、俊介。ちょっと触ってみてえ?」
tag : 恋人交換
何も知らないままモヤモヤする気持ちを抑えきれなくひたすらオナニーに耽る若者たち
結果は聴くまでもない。 その悉くが返事すら寄越さないまま過ぎ去っていたからだ。 学校で顔を合わせても顔色ひとつ変えないところを見るとどうやら読まれないまま捨てられてしまっているようなのだ。
だのに相変わらず彼女の浮ついた噂は漏れ聞こえた。 その噂を証明するが如く彼女は綺麗になっていった。 歪んだ気持ちは彼を床下に潜り込ませ覗き見に走らせた。 彼女の下着は、とても同年代のそれとは思えないほど華やかになって行き、いつの頃からかその下着のクロッチ部に女のシルシが見え隠れし出した。
彼女に初めて恋した時と違い治夫は、彼女の中の汚らしい部分を心ならず垣間見てしまったような気がした。 夢精はあっても意識し勃起させたことが無かったチ〇ポが覗き見という行為により彼女の何かに反応してしまったようなのだ。
それ以降気が付くと彼女のシルシを妄想し股間に手を伸ばすようになっていったのだ。
長編官能小説『クロス・ラヴ』 第4話 Shyrock作
ランジェリーショップにて
球「全くもう~、ありさはそれしか考えてないの~?」
ありさ「じゃあ、球は興味がないのお?」
球「いやぁ・・・そりゃわたしだって興味がないわけじゃないけどさぁ」
俊介「ありさ、オレ達だけで行くんじゃないんだから、ちょっとは遠慮しなきゃあ」
ありさ「あっ、そうだねえ。じゃあ、いつもみたいにキッチンじゃできないの?俊介」
俊介「お、おい!ありさ!そんなことをこんな道の真中で・・・まずいよ!」
浩一「ははは~、まあ、いいじゃないか。正直なんだから、ありさは」
球「にゅ~、ピーチ・ジョナサンに着いたよ~」
ありさ「わ~い、どんな下着を買おうかなあ~」
球「わたしはダルメシアン柄の上下が欲しいな~。もちろんTバックで~」
ありさ「にゃんにゃん、わたしはシンプルな白コットンがいいなあ」
球「マジで?この店にはそんなの置いてないよ~」
ありさ「そうなの?残念だなあ~」
球「ありさはセクシーなやつや可愛いのが欲しくないの?」
ありさ「だって、俊介が白のコットンが一番好きなんだものお」
球「そうなんだ。で、俊介の好みに合わせようって言うのね?ありさって健気だね~」
ふたりの会話を後から聞いていた俊介が割って入った。
tag : 恋人交換