子作り話しが思わぬ方向に進展… ~自慰行為が癖になった母~
朝から晩まで父に叱られないよう気を使い懸命に立ち働いて来た母がいつの頃からかその家事を忘れたかのように外出する日が多くなっていったのです。
親子3人暮らしの中原家で何かあった時相談できるのは母以外に無かったのですが、その母が心ここにあらずという風にある時間になると決まって身なりを整え外出を繰り返すのです。 それも出掛ける日に限って母の躰から甘い香りがするんです。
幼いころより何事につけ母が面倒見てくれてましたから性に芽生えてからというものオカズと言いますが妄想の対象はだから母だったのです。 その母が思いつめたような顔をし出かけてしまうのを見てピンときました。 母に漢が出来たんじゃないかとです。
証拠を暴き出したって親爺がああではどうにもならないのは分かっていましたが、それであってもどこの馬の骨とも限らない漢を受け入れ心乱れてる母を見るにつけ嫉妬心がムラムラと湧き上がりどうにも我慢できなくなって秘かに後をつけたんです。
そうやって見つけ出したのが山岳同好会で一緒に山に登るという正雄と名乗る漢でした。
官能小説『危ない画像』 第13話

て来た。翌日は麻美が夜まで戻らないことが分かっていたので雅彦が学校の帰りに圭
子と待ち合わせた。お互いに初対面だが、雅彦は既に圭子の顔を父親の撮った写真で
散々見ている。待ち合わせの小田急線梅丘駅に圭子は車で迎えに来た。
「雅彦くん、よね。」
「はい。圭子さんですね。すぐ分かりました。」
「あなたも。パパとよく似てるわ。さ、乗って。」
雅彦が助手席に乗り込むと圭子が素早く車を発進させた。
「何時まで大丈夫。」
圭子が狭い道に車を入れながら聞いた。この辺りはかなり道が入り組んでいるのだ
が、裏道を知り尽くしているようだった。
「七時までに帰れば大丈夫です。」
「今、四時か。あんまし時間無いわね。」
車は世田谷通りを横切って用賀方面に向かっている。どうやら東名に乗る積もりら
しい。雅彦はどこに行くのか聞かなかった。圭子も無言で車を走らせている。
圭子が躊躇いもなくラブホテルに車を乗り入れても雅彦は驚かなかった。時間が無
い。圭子の言葉がこれから起きることを十分に予想させていたのである。
「ごめんなさい、いきなりこんな所に連れ込んで。」