子作り話しが思わぬ方向に進展… ~SNS 出逢い系~
ここでヘタに動いて元の亭主に居所でも知れたら大変な騒ぎになります。
仕方なく隆司さんなら探し当てるであろう街でも目立つ部類に入る漢と幾度か関係を持ちその画像を息子の隆司さんに送り付けました。
送り付けた直後に例によって例の如く隆司さんから全身像に添え下半身剥き出しの、それも暴発寸前の画像が送られてきたんです。 綾子さんは喜びお返しにそれを見てオナッている動画を、我慢が限界を越えつつある動画を彼に良かれと思って返送しました。
しかしこの時は既に彼の中にどうしても女性と肉体同士触れ合って放出したい願望に囚われ始めていたんです。 かと言って母の元を探し出し行為を持とうにもどうしても父の目があって厄介になってる以上できそうになかったのです。
男性の性欲は激情型。 我慢が限界を超え選んだ方法というのがSNS 出逢い系。 知り合った女性から送られてきたその画像を見た瞬間一気に萎えるのがわかりました。 母とはまるで真逆のタイプ、如何にも清楚系だったのです。
官能小説『危ない画像』 第15話

「後ろめたい。こんなことしちゃいけないって思ってる。」
「それが、全然。僕がママのこと好きになってたのは分かってるでしょ。」
「私の写真見たからね。若い頃の。」
久仁子がニヤニヤしながら雅彦の脇腹を突っついた。
「ねえ、先に話しといた方がいいんじゃない。」
「え、何を。」
麻美がいぶかしそうに久仁子の目を見た。
「実はさあ、マーちゃん、圭子さんと会ってるんだって。」
「何で。そう言えば、どうして雅彦が圭子さんのこと知ってるの。」
「本人から説明した方がいいわね。」
久仁子がニヤニヤしながら雅彦の背中を叩いた。
「ねえ、もしかして、雅彦と圭子さん、何かあったんじゃないの。」
「鋭い。」
久仁子が大声で笑った。
「女の勘って馬鹿に出来ないわね。」
「ちょっと、本当にしちゃったの。」
麻美がきつい目で雅彦を睨んだ。雅彦が素直に頷いた。
「何てこと。雅彦があの人とだなんて。」
麻美が進の肩を揺すった。
「あなたも何か言って頂戴。」
進が苦笑いした。
「まあ、圭子は形の上じゃまだ俺の女房だけど、もう何年も会ってないからな。」
「でも、雅彦が圭子さんと、なのよ。」
麻美は夫の不倫相手と自分の息子が逢い、セックスまでしてしまったことが我慢出
来ないようだった。