過去の過ちを認めようとしない者たち
ところが、部隊は恥ずべき事実をひた隠し、むしろ被害者であるはずの美咲を罵ったのだ。 そんな隊員であっても失いたくなかったからだろうが、給与班は困り果てた。 末席の班であっても人員不足は深刻だったのだ。 応募に名乗りを上げさえすれば家庭の事情など深く追求せず雇うやり方をしてきたものを、この時ばかりは人事自ら自宅に出向き呼び戻したのだ。
戻ってはくれたものの、彼女はすっかり変わってしまっていた。 戻った理由は捨ててくれた隊員を退職に追い込むためだった。 彼女は事実を、鰐浦とはこういう地区であるとそのまま述べたのだ。
そのことをひた隠しに隠し、訓練に励んでいた隊員がいた。 宮原、その人だ。 彼は優秀な隊員であるばかりか、優秀なランナーだった。 唯一、彼が心の奥底にしまっていたのも、それが近親結婚による出生。 彼の体内には美咲と同じ、忌まわしい血が流れていのだ。
『人妻あや 悪夢の別荘地』 第7話 あやとフェイスブラシ Shyrock作
「いたいっ……乱暴しないでください……」
「乳首をつねられたぐらいでたいそうね。本当の乱暴ってどんなものか教えてあげようか?」
「やめろ!あやに酷いことをするのはやめろ!」
「あんたの旦那、うるさいね」
「代わりに俺を殴ればいい!あやには指一本手を出さないでくれ!」
後手縛りされている俊介がその不自由な身体を揺すって、百合に哀訴を繰り返すのだった。
「まあ、素晴らしい夫婦愛ね。あやさん、旦那さんに愛されて幸せね」
「百合、旦那を静かにさせろ。口にガムテープを貼ってやれ」
「分かったわ。あやさん、ガムテープどこにあるかな?」
百合はあやからガムテープの収納場所を聞き出し、俊介の口にべったりと貼り付けた。
「これで少しは静かになったかな。さあ、あやさん、早く四つん這いになって」
「……」
「私の声が聞こえないの?犬みたいになるのよ!」
あやは百合の催促についに観念したのか、頬を赤く染めながら四つ這いになった。
男物のシャツなので丈は長いが秘所を隠すには及ばない。
それでも……
「シャツが邪魔だな」
笠原はそうつぶやきながらシャツの裾をまくり上げてしまった。
臀部を覆うものはすっかりなくなり、秘所にとどまらず肛門までが笠原たちの目に晒された。
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