薄明りの部屋で掛かってこない電話を、ひたすら待つ女

それと比べ幾世は、例えばこの辺りではまだ貴重だった固定電話を幾世個人の部屋に置いたほどだ。 欲しいものは、どんなに苦労してでも本土に父親が出向き、買って来たほどだ。 幾世だだから、年頃になると男達と連絡を取るのにこれを利用した。
「もしもし、幾世ちゃん? ごめんね、待った?」
「ううん……ちっとも待っとらんとよ……ごめんね、玄関は寒かろうもん……」
浜田も、部隊の玄関に据えてある赤電話が空くのを待って、幾世に連絡を取った。 浜田が当直に聞こえないよう受話器の口を押さえるようにし、床にしゃがみ込んで電話を掛ければ幾世も、部屋の戸を閉め切って小声でこれに応じた。
「平気だよ……外套着込んできたから……」
「ほんなごて……ウチが温めてあげんば良かとね……」
『人妻あや 悪夢の別荘地』 第11話 屈辱のツーペア Shyrock作
「きゃっ!旦那さんのアレ、もう大きくなってるじゃん!」
「愛妻があえぐ姿を見て興奮したんじゃねぇか?」
「愛しの奥さまが他人に責められるのを見るってどんな気分?ねぇ、旦那さま、教えて?」
「んぐぐ……」
「聞くのは野暮だぜ。こんなに大きくしてるってことはやる気満々に決まってるじゃねぇか。でも悪いが今日はお預けだぜ。代わりに俺が奥さんをたっぷり可愛がってやっから楽しみにしてな」
「んぐぐぐ!」
「旦那さんをあんまり嫉妬させちゃ可哀想じゃん」
「じゃあいっそお前が旦那を可愛がってやったらどうだ?」
「うん、それいいね!私が奥さんの代わりに旦那さんを慰めてあげるよ」
「ふんぐ、ふんぐ!」
百合はちらりとあやに目をやりながら俊介の肉棒に手を伸ばした。
「結構立派なものを持ってるじゃないの。いつもこれであやさんを泣かせてるのね?」
「……」
俊介が百合を睨みつけた。
「声が出せなくても返事ぐらいできるはずよね?」
百合が肉棒に爪を立てると俊介の表情が歪んだ。
百合のサディスティックな一面が垣間見える。
「うぐぐ……」
俊介は仕方なく首を縦に振る。
「そうそう、質問にはちゃんと返事しなくちゃね。無視はダメだからね」
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