知佳の美貌録「工事現場に隠れ潜む日々」
「夫ちゃんのためならエ~ンヤコ~ラ」始まる
当然、畑仕事すらまともにしたこともない好子たちも夫婦揃ってこれに便乗し数日日銭を稼ぐことになる。 坊ちゃん育ちの幸吉は、すぐに泣きごとを言ったが好子は、根が家事仕事の追われて育っただけのことはある。 すぐに慣れ、楽しみ半分現場に通うようになる。 巷では方言しかしゃべれない幸吉夫婦を煙たそうに見たが、現場は所詮寄せ集め、そうではなかった。 好子など図に乗って親しくなった仕事仲間の女と善からぬことをコトを企み、日雇いにふさわしくない金を手にするようになっていった。
好子に別の組織からの追手がかかる
洗濯機や冷蔵庫、果てはテレビまでが一般家庭に普及しようとする時代ではあったものの、人々はいまだ時代に取り残され、純情そのものであった。 その男たちから稼ぎのすべてを巻き上げる。 愉快としか言いようのないほど金は転がり込んだ。 悪銭身に付かずというが、それほどまでして稼いだ金も、ろくな教育も受けていないふたりの女にとってムダ金だった。 歯ぎしりする男どもを前にして湯水のごとく使いまくるのである。 女衒に徹底的に教え込まれたオンナと手を組んでやらかしたこと、これが祖父の言う天職かと見紛うた。 だがある日、思わぬ事態に陥った。 明らかに刑事と思える人物が好子たちをつけまわしはじめたからである。 それというのも、一緒に組んでコトを始めたオンナは捕まったと聞き及んでいたからである。 これで人夫集めのトラックに乗れないようになったし現場にも出向けなくなった。 だが、捨てる神あれば拾う神あり、僻地のトンネル工事現場に行けば飯場(はんば)というところで今以上に貰えて何不自由なく暮らせると聞かされる。 何も知らぬ亭主を好子はヨイショし始めた。
路上生活から人も通わぬ山奥に夜逃げ
ただし雇い入れてもらうには相当の資格が必要で、今ここでたむろする連中にはその資格はないと聞かされる。 資格とくれば幸吉の出番、好子は親戚の叔父(元々系列の業界が仕切っていた)に連絡し、業界を通じて飯場(はんば)に雇い入れてもらうことにした。 実際その名の通り人も通わぬ僻地に飯場(はんば)はあった。 武士の時代の名残のように許可なく外出もできない反面、衣食住のすべてを不自由のないよう小屋(敷地の中)で賄ってくれる。 好子曰く(子供の久美曰くではない点に注目)飲み食いには困らなかった。
生まれが生活に出始める
トンネル堀ともなればあらゆる分野の天才鬼才が寄せ集められ工事に当たることになる。 が、労務者の中で幸吉は特別と言ってよいほど光り輝いていた。 なにせ管理部門にいる連中と大して差がないほど頭は切れる。 自然と日々の作業分担の責任者風の立場を任されるようになる。 そうなると鼻息すら荒くななる。 なにせ周囲に何もない飯場(はんば)のこと、親分子分の差は大きい。 仕事が終われば時間を持て余す。 幸吉はこの飯場(はんば)の労働者相手に、この余った時間を使い博打をするようになっていったが、飲みながら打つものだから毎度組んだ仲間たちに騙され有り金を全て巻き上げられた。 最初は小銭を賭けていたものを、それじゃ刺激が足りないと俗にいうトイチ「十日で一割」の博打を打つようになる。 お金が貯まったら抜け出すつもりでいた幸吉だが、抜け出すどころか月末にもらう金などすべて博打で消えるような有様となっていった。
猫に小判ならさしずめ好子は飯場(はんば)の天女様
横堀りのトンネル工事であっても地下深く掘るのと同様、空圧調整をしつつ掘り進める必要がある。 地中に潜む、何が噴き出すかわからないし、こうすれば酸欠にはならず、返って仕事は捗る。 そのためトンネルを掘り進めるにあたり、長くなればなるほど先端に近い構内は男性重視の現場となる。 なけなしの男衆をかき集め工事に当たらせている手前、トンネル入り口の軽作業などは、どちらかと言えばヤンチャとはいえ女の仕事となる。 好子はそんな男が出入りする現場の入り口の作業や何やかやを任されていた。
青姦・乱交
好子はというと、生来の男好きが災いし、また、構内に出入りする男どもが必ずと言ってよいほど声をかけ入坑するものだから男くさい飯場(はんば)で躰が火照り始末に困っていた。 酒を飲み、博打にうつつを抜かすだけの亭主。 それに加え、飯場(はんば)では家族用の部屋が与えられているとはいえ、あまりにも狭く、また薄壁一枚故 睦ごとなど以ての外。 上品にいうところのレス、溜まりにたまってしまっていた。 閉じ込められると大の男でさえ女が欲しくて狂う。 男と女の閨を商いに育った好子は殊の外困った。 男どもなら小屋を管理する連中が密かに買い込んで置いてくれたエロ本を見てヌケばよいが、好子は自慰などというものの習慣はない。 そこで思いついたのが捕まったオンナとやっていた詐欺のような行為、外出が許され飯場を抜け出る男たちの後をつけ、先回りして山道の脇で待ち伏せし、藪に誘い込んで交情を気の済むまで繰り返そうと計画した。 追われる原因となったそのことなど、飢えが先立ちもはや頭には無かった。 好子に好意を寄せてくれたなら多少のお金も握らせてくれるのではないかとも。 昔のことである、衣食住にお金を使う必要はないと言っても女の生理用品など無い時代で、若いゆえに疼く下半身は女のしるしを否応なしに溢れさせ腰巻にもその女の甘酸っぱい臭いが染みついていた。 当然構内に、小屋に出入りしつつ一緒に働く男どもにとってはその芳香はたまらない刺激となる。 若い女の姿など拝むことすらない山間の地で、汗や脂にまみれたとはいえ他人妻の豊かな乳房が絣の合わせの上から零れ落ち、横を通るだけで えもいわれぬ香りが漂う。 こうなると男たちも眠れぬ夜が続く。 男たちは何かと理由を付けては好子の傍に近づき、ふざけ半分に己の膨らみを見せかけながらも、もんぺの脇から手を挿し込んで繁みを触ろうと試みたりもする。 町の奴らより良いものをたらふく食い安眠を貪る男どもだが、勿体なくも溜まりっきった漲りを吐き出す場所こそここにだけない。 もう好子も男たちも作業がはかどらず、男同士、好子を巡って 口をきいただの何かを手渡されただの程度のことだが 奪い合いの喧嘩沙汰になる。 そこで飯場をを取り仕切る監督たちは一定期間仕事をした男たちに外出を許可し、小銭を前借(20日〆の月末払いだから)で握らせ、街で一晩遊ばせて帰すことを思いつき、これに該当する輩を定例発表して外に出していた。 好機到来である。 好子は日々、狙いすませた男に、それとなく媚びを売っておいた。 街の女を買うより、人様の女房に手を出す方が気持ちよくなるがごとく焚きつけておいた。 好子たちが現場入りしてから、この好子の悪だくみで最初に声を掛けられた男は閑散とした林道まで好子を先に立たせ、己は2~3歩後ろをついて歩き続け、頃合いを見て前を進む好子に後ろから組み付き、もんぺの前紐を巧みにほどいたものである。 すると、もんぺはするりと後ろだけズリ落ち、臀部が露わになってしまった。 そう、好子は男が襲いやすいようにするため、或いは下着すら買えない風を装うため、あえてスッポンポンで来てくれていた。 後ろから見るとむき出しになったふくよかなオンナの臀部と二つの丘の間からのぞく妖しい繁み、これを尻の方から執拗に狙って嗅ぎにくる男をなだめすかし地面に横臥させ、好子は火照る、未だもんぺをずらし身に着けたままの繁みをゆっくり男の顔をまたぐ形で広げて魅せてやった。 今のようにシャワーなど無い時代、好子のもんぺのその部分や繁みは十分オンナの汚れが付着して臭い立つ。 野生の雌の熟れたモリマンが付着物が、奥底のピンクの襞が男の顔を襲った。 そうしておいて好子は逆向きで男のズボンの前を外し 窮屈そうな男のしるしをむき出しにしすべく開放してやった。 牡はたちまち好子の眼前で待ちに待った凶器と認識できるほどそっくり返り、人妻に向かって求愛のほどを伝えてくる。 握ってやると抜き差しならないほどに反り返りながら好子の手の中で熱く脈打って窮状を訴えかけてくる。 好子は青臭いながらも青筋を立ていきり立つソレに夢中になって魅入った。 男は好子の繁みに分け入り顔を埋め女の臭いを懸命にすすり摂ってくれていたが、舐めとっても舐めとっても次から次に溢れ始末が悪い。 久しぶりに出会うことが、診せ合うことができた、冷やかし半分求め続けた焦がれていた異性の性器、ふたりは興奮が頂点に達し、味や香り、形を求め態勢を入れ替えるゆとりを失っていた。 好子は雄々しくなった牡を握りしめ上半身を反り返らせツ~ンとせり上がる刺激に固まり切っている。 臀部が男の顔の上でわなわなとふるえ嬌声をあげて身悶えていたのである。 男にしても、待ちきれなかった人妻のソレが目の前で蜜を溢れさせ、その入り口がヒクヒクと蠢き窮状を訴えてきている様を看てドクンドクンと脈打ち始め限界を超え始めていた。 生暖かさを自身の自慢のソレで探りたくて屈服させたくてたまらなくなっていた。 だが、この状態で妙に動けば好子の手の中で男は果ててしまうし、好子も萎えたソレでは気持ちよくなれない。 乞う互いが打つ手を失っていた。
覗き見ていた男たちに輪姦される
それを打ち破ってくれたのは遅れてきた男たちであった。 男たちはふたりの浅ましい姿を先だってており、〼を書きつつ覗き見ていたのである。 情交中・愛舐め中に男の上で動けなくなっている好子を組みつかれた男から引きはがし、まず甚振られたアソコがよく見えるよう四つん這いにさせ、まず先輩格の男が覗き見で待たされ大きくなったものを上の口に手を抑え咥えさせ、下の口も先ほどの男が好子の腹の下から這い出し後ろから外に漏らさぬようやっとの思いで挿し込み他の侵入を拒むようにキッチリ塞ぎ、抜けないようガッチリと尻を抱え込んでおいて中を探り余裕ができたところでゆっくりと突き上げ始めた。 あぶれた男たちは自分の凶器を好子に握らせ見せつけるなどしながら、繁みを押し分け挿し込まれ白濁した愛液をまとわりつかせ抜き挿しされるふたつの欲情した性器の絡み合う様を、限界に達し始め耐える男の様子と併せ幾度もイカされるオンナの苦しむ様などを覗き見ネメルなどし、集団で青姦・凌辱の限りを尽くしたが、好子はこのような仕打ちを受けたことでやっとオンナとしての生気を取り戻しあられもない悲鳴をあげ歓喜に全身が打ち震わせ、それでも後ろで果てた男の代わりに口で咥えてあげていた、或いは握らされていた次の男 次の男それぞれへシナをつくり幾度も幾度も挿してくれるようせがんだものである。 この山奥に密かに潜んでおれば、やがて忘れてもらえたものを敢えて目立つよう、捕えてくれと言わんばかりの交情をやらかしてしまうオンナに、何故かなっていくのである。
好子の初めての婚外恋愛 役立たずの亭主の代わりを努めさせた男たち
この日この時、山中がひとりの発情しきった女を、誰の専用物にするかを巡って奪い合いの修羅場と化していた。 この日をきっかけに誰も彼も、もはや街へ行って金を積めば開く程度の商売女を抱こうとはしなかったのである。 久美たちの平穏は長く続かなかった。
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