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知佳の美貌録「高校生たちに部屋を貸して」

お神酒より般若湯を好んで飲んだ好子

神社の門前町
大山名人から破門を言い渡され、スゴスゴと帰ってきた幸吉であっても件の進学校に進むことは誉と思われてきた。 学問に恵まれなかった山間部の子供たちにとって医者も代議士も夢じゃなくなる進学校は憧れの的だった。 好子はこの、遠方からくる複数の学生に安い家賃で賄い付きの宿を貸すことになる。
火種
好子が探してきた新しいと言っていいのか古いと言っていいのか・・・住まいは神社と仏閣、その両方を兼ね備えたような門前町にあり、地区随一の進学校にほど近い場所に建っていた。 この学校は有名校であるだけに遠方からこの高校を目指す、つまり将来医者になりたいとか国会議員になりたいとかを夢みるものは多い。 受験シーズンともなれば親御さんたちと共に下宿を探す姿が散見された。 市を取り巻く郡部は通学しようにも列車やバスの便数が少ないうえ、交通費もバカにならない。 学校側もそれやこれやで校区内で下宿させてくれる家を募集していた。 根が百姓育ちの子供たち、外に出ても野山や田んぼぐらいしかない田舎と違って一歩出れば店がある町家は物珍しいらしく、どこでも大いに気に入られていた。 貸し出す方こそ条件は厳しかった。 交通費に見合う程度の料金で貸してくれがそれだ。 好子の家はソレにぴったりだった。 それほど大きな屋敷とか部屋割りでもなかったが、なにせ年代物の家であり安普請故 家賃は安くできた。 見た目にも軒高は低く、二階などまるで屋根裏部屋に近いほどで窓など外を覗き見るのが精いっぱい、しかも裏道をものの100メートルも行かないうちに問題の地区がある。 そこは一般町民は立ち入らないほうが良いと警察も公然というほどの貧民地区、一見良いようで、実は悪い場所にあった。 そんな条件でも引く手あまただった。 母の好子はここで子守をし、縫物の内職をしながら生計を支えていたが高校から下宿を頼まれ、それほど家財道具も持たなかったので部屋は空いていたことから快諾した。 以前住んでいた人も部屋を貸してくれていたと聞かされ、断りようがなかったことも快諾した理由だった。 バツの悪いことにそれが好子の男癖の悪さにつながってしまう。 執行猶予が解け、自由を得た久しくご無沙汰の人妻のアノの部分へ学童が刺激を与えることになる。 人妻をして青臭いと一笑に付していた性が皮肉なことに火種になってしまったのである。
立ちんぼまがいのことをして 
最初に下宿を申し込んできたのは、あの女衒が女の子を探し回った、交通の便が悪い奥山の農村地区の良いとこの出の子供だった。 親もそうなら子供の方も将来都会の大きな大学に進学したいという思いが強かった。 だがどう考えても遠すぎて通学できない。 かといって下宿を探そうにも金額が張る。 好子たちの住まいは学校にも近く安普請、しかも部屋はがら空き、おまけに3食付き。 好子が届け出ていた下宿の条件は彼の場合ピッタリだった。 好子が提供してくれる食べ物は田舎の煮物に比べ上品この上ない。 米や野菜の類は親が時折届けてくれるから好子にとって大助かりだった。 学生曰く、部屋代は安いし、食事は美味しかった。 難を言えば大酒のみが夜な夜な家族に向かって暴れることぐらいだったのだが苦学生にとって騒いでいるのは所詮一階、自分たち二階の住民にとって、まるで他人事で、遠方から通うことを思えばさして影響はないといった風だった。 女衒が倒れ、食うや食わずだった生活にもようやく明るい陽射しが・・と思った矢先の母の人妻の悪い癖。 下宿運営は、いかにも順調に進んだかのように見えたが・・・ 問題は好子のほうにこそあったのだ。 自分の子供と同じような年端もいかない男の子 そんな子に関心を持ってしまうなどとは思ってもいなかった。 だが下宿人を置く条件に賄いがある。 この年頃になると男の、いわゆる生理も始まり体臭もオトコのそれとなり、なにより夢精を頻繁にやってしまう。 相手が我が息子ならずぼらで済ます好子だが、預かってる下宿生の世話を怠るわけにはいかい。 掃除・洗濯・ご飯炊き、これを ことに下宿生の分を毎日毎日こなさなければならない。 洗濯は洗濯機をまだ持っていなかったから手洗いしか方法はなく当然、男の子が汚し、押し入れなどに隠している寝具や衣類もタライを使い洗濯することになる。 夫や10歳にも満たない我が息子にはない、喪が明けた(いつの間にか執行猶予が解けていたことに気付いた)人妻にとって切なくなる汚れや体臭がそこにあった。 最初こそ面倒くさいと言いながらそそくさと済ませていたものが同じ屋根の下で暮らし始め 本人は元々掃除が嫌いなのに 次第に恋焦がれる学生に汚れを隠されることが気になりだし、男のこういったことへの真意が気になってどうしようもなくなっていった。
心のうちのまさぐり合い
飯場(はんば)時代もそうであったように、思い立ったら居ても立っても居られない気風の好子。 まさか学生さんに手を出すわけにもいかず、さりとてお縄を頂戴するようなわけにもいかないと悶々として日々を送ること数日、とうとう昼日中、大した用もないのに神社に現れぶらぶらしている、ある男に声をかけようと見張ってしまっていた。 立ちんぼまがいのことをやらかした。 もう相当の間オトコとオンナの関係は持ってない。 学童を受け入れてからというもの父が張り、オンナのしるしが下着を汚し、困りはてていた。 未だオンナであろうか、そのコトを試してみたく。 言い換えれば色艶と金の両方手に入れ己の何たるか、魅力を計り知りたかった。 好子が相手をする男は決まって医者や弁護士などという高度な知識で着飾った男ではなくどちらかといえば豪胆でスジ系、女を手玉に取るほど性欲に満ちている方を好んだ。 枕芸者になった あの女の子のようになりたくなかったからだった。 情を金で売りたくなかったからだった。 散歩がてら願掛け詣でをするがごとく好子は男に近づいた。 男は元とび職人、稼ぎも多ければ女にも長けていた。 しかもその男の住まいは、好子の家にほど近い「人が滅多に近寄らない」地区にあった。 たまたま神社に来ていた男は、物陰からじっとこちらをねめつける女を見つけ詰め寄った。 それが好子だったが、好子こそ実は 男を咥え込もうと見張っていたのだ。 目は口ほどにものをいうとはこのこと。 男の後に好子は付き従った。 男は面白がって自分の家に好子を招き入れ座敷に通すや否や白い乳房をグッと摑んで揉み上げ更にもう一方の手を彼女の太腿に割り込ませていった。 「ゴウカンするつもり」太腿に割り込ませた手を花唇の方にずらそうとした男に 好子は低いがはっきりした口調で言い放った「ちょっと挨拶しただけだ・・・」男は開き直った。 「お茶でもっていうから、ちょっとだけならと思って来てやったんじゃない」気色ばむ好子に「旦那に言いつけるとでも」男は真顔で応えてくれた。 「いきなり変なこと。 それを謝るんならお茶ぐらい」乱れた服を直そうとすると「さすがだな、男に裸にひん剥かれたいくせに、取引でもしようってのか」男はここまで言うと後ろから抱きつき、強引に花唇に指を滑り込ませた「うっ・・・ダメ・・・ちゃんと約束してから。 あぁ~ やめて」好子の声が弱々しく鼻に抜けた。
諫め合う男女
「何を今更、そんなこと言ったってココはもうグショグショじゃないか・・・」あくまでもたてつこうとする人妻を男が諫める「クリだってもうこんなに・・・あそこで俺が来るのを待ってたんだろう」男が花唇をまさぐると好子は腰を振って身悶えた。 心の内を見透かされたような気になり頬に紅が射し、右手は乳房を鷲掴みした手に左手はクリを弄ぶ手首に食い込むほど力を入れ握り返しどうにも抗えなくなった熟れた人妻の気持ちを伝えてくる。 男のいきなりの行動は図星だった。 好子のソコはもうぬかるみ状態に突入していた。 こうなるまでの長い間、旦那にご無沙汰され、夜な夜な自分の指で慰めていただろうと男は思った。 とにかく、好子のクリトリスは今まで出会った女よりずっと雄々しく勃って男の心を惑わした。 おまけに感度が通常よりずっと良いらしく武骨で節くれだった男の指の腹でも容易に逝かすことができた。 男の指が下着の脇から挿し込まれた瞬間、人妻の口から喘ぎに似た声が洩れ、身体がビクンビクンと揺れたことを見逃さなかった。 男は指の間にクリを挟み込み、周りから弧を描くようにゆっくりと愛撫し始めた。 敏感になりすぎたソコは、最初から直接触れるよりこうしてジワジワ責めていく方が効果的なことを知っていた。「あっ、あンンン・・・うううっ・・・」男が命じたわけでもないのに好子は太腿を大きく広げ腰を男の躰という躰に火照った部分を押し付け振り始めた。 どうやら頭で考えてきた欲得より官能の方が勝っていたらしい。 襞の奥から湧き出てくる蜜もおびただしく掌に滴り落ち始めた。「どうした。 焦がれる男のことを思ってコッソリ指でやるより、こんな風に男に抱きかかえられこうやったほうがいい気持ちだろう」男は薄笑いを浮かべながら人妻の痴態を皮肉った。「ああっ、もう・・・あン、あン、あああっ・・・」好子はこれまでどんなに男に弄ばれても最後には勝ってきた。 それが久しぶりに嬲ってくれるこの男の場合は違った。 どうやっても金はふんだくれそうにない。 そればかりか、もうこんなにされてしまっている。 手慰みに弄んだ人妻の乳房は汗ばむと柔らかくなりかわりに乳輪が充血し黒ずみ乳首がピンと尖りはじめていた。 男は思わずそれを口で含み強く吸い、舌の先で突っついてみた。 すると人妻は男を慌てさせるほど大きなよがり声を上げ、大きくのけぞって魅せた。 ツンと尖った乳首を吸いながら、人妻の下腹部になお指を這わせ、これから吸わせはちきれんばかりになるであろう愚息が入る、待ちきれない襞の間に挿し入れてみた。 襞はまるで生き物のようにキュッと素直に締め付けてきた。「なんだ、もう逝ってるのか。 スジの集金人かと間違うほどの啖呵切っておきながらお前ってやつは・・・」男はからかうように襞に埋めた指をさらに奥深く挿し込み、グリグリと人妻にとって堪えがたい場所を掻き回してやった。「あっ、あうううっ・・・ぐっ、うう・・・」人妻好子は呻きに近い声を洩らしながら肢体をくねらせ 苦悩にのけぞり瞬時の快楽を貪る。 その都度、指がどうにかなりそうなほどワレメの奥の襞を使って男の気持ちごと締め付けにかかる。 「したたかなやつだ、これほど責められ、それでもまだ懲りずに誑かしやがる」己から懇願し受け入れないうちに、女の中に限界だからと言って放出してなるものか。 堕とし合いは今始まったばかりだ。 堕とすまで決してただでは帰すまいと男は思った。

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