知佳の美貌録「寝取られた人妻」
妻の様子を一部始終盗み見していたはずなのに、いつのまにか寝入ってしまっていた。 寝息が聞こえはじめると好子は布団を抜け出し、家のものに気付かれぬよう朝餉の支度を始めていた。 いつものように早起きして作ったのでは余分に作っていることを久美に見とがめられ、「誰の分を作ってるの?」と聞かれかねない。 そうなると夫の手前言い訳するのに厄介だ。 だから深夜こっそり作り、誰にも見つからない場所に置いておいた。 都会の現場で喧嘩したまでは度胸が据わっているように見えるが、目の届かないこんな田舎に逃げてきたところを見ると仕返しを恐れてのことと好子には思えた。 最初に鳶の部屋に入り、情交が始まったにもかかわらず、途中下車してしまったのも度胸がないから。 それなら育ててやればいいと好子は心に決めて出向いていた。
オトコを褒め、勝たせたように見せかけ密かにリードし与える
夜が明けるまでにどう仕向け、度胸を試すか、その流れを何度も御浚い(おさらい)した。 コトは将来のためでもある。 ひとつには旦那の面倒を見続けるお金を得るため、もうひとつはオンナとしてよい想いをしたいがため。 同じ屋根の下で暮らす夫とは子を生した間柄、仕込まれることにより若かりし頃に味わえなかった情交の良さを思い知らされた、性感帯を、性癖を教え込んでくれたオトコである。 どう考えても、このまま捨ててはおけなかった。 その反面、夫がやきもちを妬いてくれるのはオンナとして妻として改めて興奮を覚えるからで、夫が妄想してくれるネトラレを喪が明けた今こそやってみたかった。 熟したと自他とも感じ始めたから欲情で結ばれる通い妻、不貞というものをやらかしてみたかったのである。 妻や夫が不貞を働いたと知ると夫婦関係が復活すると女たちが言う。 言い訳がましいが、ソレをやったら夫は或いは・・・とも思った。
寝取られた人妻
どんなに非難を浴びせられても、どんなに拒否の姿勢を取り続けられても、今度ばかりは勃起は止まないでくれていた。 あの女を求め続けたことが持続につながっているような気がした。 置いて行ってくれたもの、残していってくれたものを嗅いで舐めて、己をなだめすかしていたが、既に数日が過ぎ、置いて行ってくれたものからは芳香を感じられなくなっている。 だが、どこからか漂い来る芳香にはかなわなかった。 鳶とは昔気質の男。 我慢が信条の男。 何から何まで古色蒼然としている。 寝巻だって浴衣、寝床だって畳の上に煎餅布団を敷いて寝ている。 そんな男くさい部屋を訪うもの好きな女がいた。 芳香を途切らさぬよう新たなモノを置いておこうとするオンナが。 明けやらぬうちに叩き起こされ玄関を開けろと怒鳴られたら、そこは昔堅気の男、布団を跳ね上げ三和土にすっ飛んで降りるしかない。 寝ぼけ眼で玄関を開けたものだから外の風にあおられ、裾が舞い上がった。 朝立ちで膨らんだ褌が形よくニョッキリと顔を出し、切っ先と思われる個所が芳香源を睨みつけている。 女は男の前を隠すため急いで入り三和土に立ちふさがってくれている。 そこで視線が固まった。 しまったと思ったがもう遅かった。 玄関を揚がった部屋に布団が敷いたままになっていた。 これではいかにも準備が整いすぎている。 あにはからんや女は包を抱えたまま目をそらすように急ぎ足で台所に向かってくれていた。
覗き見る先に豊満な乳房が見え隠れ
何が楽しいのか、フンフンと鼻歌を歌い小さく足踏みしながら台所に立つ人妻。 鳶が恋してやまない豊かなふたつの丘がそれにつれ左右に揺れる。 三和土に入ってきたとき気づかされた芳香は、あの最初に部屋に連れ込んだ時と同じ種のものだった。 あの折は鼻腔いっぱい香りを嗅ぎ、舌を這わせ液を絡め盗っている。 オンナの局所が放つ芳香に違いないと確信した。 その揺れるふたつの丘を心なしか後ろに突き出し、さきほど垣間見た褌を誘ってくれているように見受けられた。 吸い込まれるように人妻の後ろに立った。 うまい具合に褌はふくらみを保てていて丘の間にあてがうことができた。 「エッ!ナニ!?」 緊張が走ったが素知らぬ顔をした 「何してるんだ?」 人妻は持ち込んだ重箱の中身が崩れかかっているのを箸を使って直してくれていた。 「うまそうだ!みごとだよ!」 覗き込んだ先に襟元からこぼれるみごとに実り息づく双房があった。 人妻は丘の動きを止め、ふくらみを双の臀部で包み込むよな形をとってくれていた。 褌を退け切っ先をむき出しにしようとしている。 箸を持つ手は震えつつも完全に止まり、双丘に神経を集中したためか視線が空をさまよっている。 ここしかないと決断した鳶は左手でやんわり腰を抱き、抵抗がないことを確信すると右手を襟元に差し入れた。 「アン」 喉の奥から絞り出すような声を上げ悪戯する両の手を押しとどめるオンナ。 抵抗を繰り返り返されたが、オンナが気遣ってくれた通り、既に布団は敷いてある。 布団の上に転がすのに、そう時間は要しなかった。 最初に部屋に連れ込んだ時と違い完全に着物を毟り取られ期待にわなないてくれていた。 素人女を抱くときに見せる抵抗、好子も体裁からか抗うだけ抗ったが、コトは徐々に男のペースで進み始めた。 何気ない会話の中、ふたり息を合わせ目的に向かって手順を踏み始めていた。 乳首はもう無防備となり、全体重をかけ押しかぶさってきた男に舐められ吸われ黒ずみ、勃起が始まっていた。 乳輪も乳房の上にくっきりと丘を作ってくれ始めていた。 重なり合う躰の隙間をぬって一段とオンナが匂い立つ。 毛脛に触れるオンナの丘が熱を帯び、ほとほとになり、湿り気を帯びてきた。 男も好子を組み敷きながら器用に腰に引っかかっているだけの身に着けていたものを脱ぎ捨てた。 オンナが待ち望む体躯を腹部の上で晒してやった。 男と女の間を遮る、何物もなくなり 肌の暖かみだけが伝わるようになってからというもの、さすがの好子にも変化が表れ始めていた。 夫とは別の男の胤を不貞と知りつつもらい受けるべく、その体躯を全身を使って感じようとしてくれていた。 鳶はオンナの変化にだけは詳しかった。 胤をもらい受けてもよいとなったオンナの中は微妙に変化する。 金玉の中身を残らず絞り上げるために変化する。 他の女に寝取られないために変化する。 太股から抵抗が無くなり、自らの足を男の腰に回し男をより深く迎え入れようとする本能が働き始めていた。 膣前庭が前に延び、子宮口が男根を迎え入れるべく開き始めていた。 男が動きやすいように、背中に回していた手も いつのまにか腕に蛇がまとわりつくように絡みつき 「・・・・あ、あッ、 いいいっ・・・」 蕩けそうな表情に変わっていき、腕に回していた手が滑るように男の腰を這いずりまわり始めていた。 「ああぁ~・・・ひさしぶり・・・」 男の怒張しきったモノは相変わらず好子のワレメをその裏筋で擦りあげ愛液を棹に塗りたくっている。 その時である。 我慢できなくなったのか太い腕をよじ登るようにして人妻はベロチューを求めてきた。
- 関連記事
-
- 知佳の美貌録「気が狂わんばかりの情交」 2021/10/14
- 知佳の美貌録「寝取られた人妻」 2021/10/13
- 知佳の美貌録「帰らぬ父」 2021/10/12
テーマ : 女衒の家に生まれ・・・ 高原ホテル
ジャンル : アダルト
その他連絡事項
- 官能小説『知佳の美貌録「お泊まりデート」 彼のマンションから朝帰りする久美の次女瑠美』
- 小説『残照 序章』
- 小説『残照』
- 官能小説『ひそかに心を寄せる茶店の女店主』
- 官能小説『父親の面影を追い求め』
- 掘割の畔に棲む女
- 残照
- 老いらくの恋
- ヒトツバタゴの咲く島で
アップデート 2024/02/21 12:45
投稿記事へのコメントをお待ちしています。
ぶろぐ村は幅広い分野のブログを閲覧できることが魅力の日本で唯一の検索エンジンです。
にほんブログ村が提供する「ブログみる」はインストールが簡単で、いろんなブログをストレスなく見ることが出来ます。
例えばスマホ版をご利用の場合、いつでもどこでも好きな時間に好きなだけブログを見ることが出来ます。
ご利用法>>>
バナーをクリックしていただくと、1つのリンクだけで下記3リンクへ自動で振り分けられるページに移動できます。
※閲覧する端末ごとに遷移先が分かれています。
- ブログみる Android版
- ブログみる iOS版
- ブログみる 公式サイト
直接各々のアプリにアクセスご希望の方はこちら>>>
PR