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知佳の美貌録「一晩のあやまち」

隣家との隙間に風呂の焚口があり、立ち上がったら中が覗ける位置に小窓があった

入浴覗き見
町家はできる限り税金が安くなるよう間口が狭く作ってある。 隣家同士の隙間は最大限建坪を利用したいがため人の出入りがやっとできるほどの隙間しか空けてない。 その隙間に風呂で焚く薪などを軒下を幸吉家では利用して積み上げていた。 好子は3日に一度従兄や家族、下宿生が入る風呂を焚く。 焚口は家の造りが元々悪かったため敷地内の水が流れ込み炉底が湿気って、おまけにお金がないものだから生木(乾燥しきってない木)で焚く。 そこら中から小枝を搔き集め着火に使うが火の点きが悪く苦労した。

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好子の儲けにより風呂の日が変わる
農林業に疎い好子は家で使う薪を業者に頼んで入れてもらっていた。 薪輪(タガ)いっぱいに詰め込んだ薪一束いくら そんな売り方をしてくれるものだから生木(なまき)の方が乾燥した物より多いように思えてしまう。 しかも商売人は乾燥し切った物ほど高く売りつける。 そこで好子はいつも生木(なまき)の方を選んだ。 着火しさえすれば火力はむしろ生木(なまき)の方が良いからでもあった。 風呂焚きには相当量の薪が必要になる。 風呂の日がいついつと定められないのは手元不如意な時期もあり、雪や雨など降ると焚口が湿気って水溜りができ、風呂が焚けない。 従兄や下宿生には近所の銭湯に出向いてもらい、幸吉一家は入らず行水で済ませるなどして我慢するしかなかった。
思いもしなかった新たなバイト先
雪国に長い冬の訪れ。 仕立物で細々と暮らしてきたが、仕立て仕事程度の稼ぎでは幸吉の酒代の足しにするのが精一杯で中学の久美や小学の優一の学費を払うにも事欠いた。 封筒に手紙を付け持たされ帰される子供たち。 好子はその都度直接学校に出向いて遅れ遅れで授業料を払うしかなかった。 心底疲れ、思い悩んだ挙句 例のごとく街を徘徊した。 そうして辿り着いたのが、かつて好子が使いに行かされた温泉街だった。 旅館の仲居の仕事にでもありつければと裏口から訪う好子。 履歴書など何も持ち合わせてはいない。 思い付きの飛込である。 幸いなことに仲居頭の手が空いていて話しだけは聴いてくれた。 懐かしさもあってか好子はかつてこの地には置き屋があったことなどを仲居相手に淡々としゃべった。 「人が足りない時だけ声を掛けていただけたなら・・・」なんでもやります。 話しが終わるのを待たず、仲居頭が突然立ち上がり、手招きしたものだ。 後ろについてゆくと奥まった部屋に通された。 「ここで待っててね、話しをつけてきてあげるから」 仲居が部屋を出てしばらくすると、見る限り見栄えの良い男が部屋に入ってきて「あんたか?なんでもする言うんは」 問い詰められた。 雰囲気からも男の真剣なまなざしからも次に何が起ころうとしてるのか好子にはピンと来るものがあった。 「なんでもします!」 こんなことを喉から手が出るほどお金が欲しく口走ってしまったようだった。
溜まりにたまった職場のうっぷんを洗い流すため
好子が最も苦手とするもの、それが公務員だった。 歴史的言い伝えをもとに懇々と言い聞かされる。 好子は確かに本読むのが好きだ。 だがそれは推理小説の類で六法全書ではない。 決まり事や常識という言葉を暗に使って説き伏せられ始めると、途中から何を聞かされてるのかさっぱりわからなくなり相手の言うがままになってしまう。 毎度毎度学校に出向き、授業料を払う折などとくにそうで、約束をさせられそうになると得意(取柄)の啖呵を切って逃げ帰ってしまうような塩梅だった。 昨日今日教職員になったばかりという小学の優一の担任女教にさえ滞納でやり込められたが、好子が押し込められた部屋に入って来た男の相手を屁理屈で納得させるような口ぶり、年齢からいって公務員上がり、それも上級職上がり。 明らかな身分違いの男に言葉尻を捉えられ盲点を突かれ、従わざるを得ない立場に追いやられていた。 その男こそ授業中学校を抜け出しオンナを買いに来ていた校長だった。
ボスに媚びる牝犬
置き屋を相手にしていた女衒の傘下にいる女どもならまだしも、いじめにあい登校拒否・閉じこもりを始めてしまった女の子などに必ずといっていいほど、同じように落ちこぼれを経験したグループが庇護に回る。 彼らはグループを取り仕切るボスの傘下で群れを成し行動し、ボスの命令とあらば何でもやる。 庇護された女たちはボスやグループ内の男たちのためなら身を粉にして尽くす。 グループの金回りをよくするため売ってこいと言われれば簡単に春を鬻ぐ。 そうやって得た金をボスのために捧げようとする。 彼女らに共通する何か、それは多くの場合育児の失敗がある。 育児放棄とか世間体ばかり気にかけ、困りごとを見て見ぬフリしてやり過ごす親。 それが精神不安定な女の子を育む。 見た目の美しさなど そこには何の役にも立たない。 好子もまさにそれであった。 明日陽の目を見れる確証も持たない貧困故、目の前に積まれる金が欲しかったのも原因のひとつであった。 が、気が付けばあんなに気の強い、下手に口をきけば血相変えて啖呵を切る好子であったが媚びていた。 校長は校長で身分を堅持したいがため、教職員に教育委員会に媚びていた。 表面上健やかな学び舎に思える学校で教職員はただでさえ教育資料作りに追われるのに、指導がなってないと父兄の追及を受け精神を病んでいた。 そうなると職員・父兄間で右派左派ができ、もめごとがややこしくなる。 精神が病むとそれを理由に同一派閥内で個人的な付き合いが始まり、辺りを憚ることない親密な付き合いへと進んでいく。 反対派から厳罰を求め矢の催促を受けるが己可愛さにひた隠しに隠した。 日頃何かと世話を焼いた女教や人妻などが密やかに秘め事を繰り返したりすると、ただそれだけでまるで我が妻に不貞を働かれたようで下半身が怒りに震えた。 その捌け口がこうしてオンナを昼日中転がすことだった。 教育者は総じてケチだった。 岩倉を行為が終わり上気が治まらぬうちに数枚枕元に忍ばせ、「お前も相当スキモノだな!」と相見互いのような口を利くと「わしゃ用事の途中で駆け付けたもんでのぅ~」と言うや否や部屋を出て行ってしまう。 好子にすれば寝ていて稼げるのだし、貢に足りる身分の男、少ないからといって文句は言えない。 旅館としては部屋を遊ばせてる日中に高価貸し付けができるのだから断れないどころか上客である。 仲居頭が何かと気を使ってくれ、女将から報酬を引き出してくれ、好子はそれを頂いて帰るのが常だった。
留守番の下宿生
朝からカンカン照りで気温はぐんぐん上昇し夏は真っ盛り。 うっとうしいし上に下宿生が夏休みで実家に帰っていて手持無沙汰だった。 好子の稼ぎは相変わらず仕立物。 それに最近では校長の愛人である女将が好子をして校長配下の教師に寝取らせをやらせ、それを覗き見し、校長・女将の興奮の材料・・・っていうような好子好みのアルバイトも単発で入って来ていた。 そのアルバイトを終え、熱い中バスを乗り継ぎし帰り、家の玄関を開けると、屋内はしんと静まり返っていた。 いつもなら階下でテレビを見たりお菓子を食べたりしている久美も弟の優一もおらず、上り框の灯りさえもついていなくて、今立っている玄関は足元さえおぼつかないほどの暗さだった。 仕事の依頼は好子任せである。 家には電話は引かれておらず、女将からは連絡のしようがない。 この日も好子は手元不如意と躰を持て余し、楽しみ半分出かけていた。 もしかして、留守にしている間にまた、旦那になにかあったか。 好子が出かけようともくろむとき、その様子で夫は用の中身が不貞であることがわかるらしい。 血圧が高目であるにもかかわらず飲酒量が・・・医者からきつく言われていた。 病院にでも呼び出されたんじゃなかろうか。 ふと、そんな予感が頭の隅をよぎり、何か書置きでもと探していると、ふいに二階から床を踏み忍び足で人が移動するような床板がきしむ音が聞こえてきた。 その音は徐々に階段を下りてくるように思え、身構えた瞬間カチッと音がして灯りが点き、そこに、本来いるはずもない郡部からの下宿生が顔を出した。 「あっ、おばさん帰ってきたんだ」 「・・・えっ、俊くん、どうしてここに」 二階は相当暑かったんだろう。 汗まみれの顔をし、目はトロンと眠そうにしている。 「家に帰ったんじゃないの、何か用事?」 驚きと、今しがたまでのアルバイトとはいえ中身が中身ゆえバツの悪さに、うまく舌が回らなかった。 「部活してるとこに久美ちゃんが来て、留守番頼まれたんだ」 俊一は高校の野球部に入っていて、頭はよく鍛えて引き締まった身体つきをしていた。 実のところ、布団や下着に一番夢精してくれるのもこの俊くんだった。 「留守番って、みんなどこへ行ったの」 家族が出かけた部屋でふたりっきり、好子はドキドキして声が震えていた。 冬の間は盛んに覗き見してくれたのに最近は俊一のほうが好子を避けていて、こうして面と向かって話すのは久しぶりだった。 「うん、お父さん方の議員さんだかが危篤で、そちらに慌てて出て行ったよ」 父親の実家とは例の鎧・兜の家で、危篤というのは幸吉の父親のようだった。 「いつ帰るとか言ってた」 どうせまともな女と思われていない好子は危篤と聞いても悲しみなど沸くはずもなかった。 もしろ家族の出払った今だからこそ話しがしたいと思った。 「そのことなんだけど、今夜は徹夜で看病になるから、明日また連絡すると言われた」 「あっそ・・・じゃ、今夜はふたりだけなんだ」 そう応えたとたん俄然心が浮き立った。 台所に立って何か食べ物をと好子は、俊一の好物のようなものを探し始めた。 そしていつもより腕を振るった。 わくわくしながらオカズを造り終えたたころに俊一が入ってき、「好子さん」と名前で呼んでくれた。 「えっ!」その呼び方に驚く好子に 「もし、お母さんが帰ってきたら心配だからここにいてって久美ちゃんに」 しどろもどろで告げてきた。 好子はどう応えていいのかわからなくなって黙ってしまった。 俊一は頭脳明晰である。 覗き見させてくれた好子の心境を先読みし、久美に頼まれたことにしてくれてている。 こんな状況は慣れっこのはずなのに心臓が音を立てて高鳴って苦しかった。 無言で盛り付けを始めた好子。 この状況を避けたいのか望みたいのかよくわからなかった。 ただ確かなことは、こんな風にふたりっきりになれることを、下宿生と家主の妻の間柄であありながらも随分長い間夢見てた。 夕食の膳はふたり向かい合わせで囲んだ。 テレビを点けていたが、観ていたが何の番組をしているのかさえ好子にはわからなかった。 一方の俊一はテレビを観て笑ったり、変な解説を交えたりしてくれていたが、食事が終わると不意に黙り込んだ。 食事が終わると後片付けのふりをして台所に逃げる好子。 俊一はおさまりがつかなくなったのか盛んにテレビのチャンネルを切り替えている。 食器を洗いながらしばらく頭を冷やそうと思ったがちっとも緊張はほぐれなかった。 食器をあらかた洗い終わったころ、俊一は湯呑をもって台所に現れた。 素早く受け取り、サッと水で流すと・・・後は何処にそれを置いたかまでは覚えていない。 台所を出た好子は意に反し階段を駆け上がってしまった。 とりあえず着替えを済ませてしまおう、そうすれば多少落ち着くかもしれない。 好子が着替えの下着を出し、ブラウスを脱ごうとしていると、階段をゆっくり上がり部屋の前に俊一が立つ気配がした。 好子は半ば脱ぎかけたブラウスを再び引き下ろした。 「あのさ、俺 帰るわ、なんだか迷惑みたいだし」 襖越しの声に 「迷惑なんかじゃないわよ、どうしてそんな言い方をするの?」 さとすようにこう言ってしまった。 「いいよ、無理しなくても、自転車で帰れば2時間ぐらいで帰れるから」 このまま帰したら新しい下宿を探されてしまうかもしれない。 そうなれば収入は減るし、あのドキドキする覗き見もやってもらえなくなる。 慌てて襖をあけた。 俊一は驚いて一歩下がってしまった。 「帰らないで、ここにいて」 すがるように手首を握っていた。 そのまま強引に着替え中の部屋に引きずり込んだ。 若い男の力で引き戻されるかと思ったが、なんの抵抗も示さずズルズルと部屋に入ってきた俊一。 「俊くん、おばさんのこと どう思ってる?」 問う声が震えた。 自分の子供のような若い男に向かって発していい言葉なのかもよくわからなかった。 冬の寒さの中、成績を落とすほどしっかり魅せてあげている。 不貞を働いて帰った熟女など断るに違いないと思った。 でも、千載一遇のチャンスは今夜しかない。 欲しさのあまりそう考えなおした。 「どうって、おばさんは下宿の・・・」 視線を外してはダメ! 心に命じた。 「それだけ?」 俊くんは背が高い。 下から覗き見るようにしながら彼の顔色を窺った。 「・・・うん、いえ あの・・・」 「おばさんでも、好子でもいいよ、しない?」 傍で聞けば意味不明な言葉だが俊くんは頷いてくれた。 好子は改めてブラウスのボタンを外しをそれを俊一の目の前で脱いで魅せた、着替え中だったので上はブラウス一枚になっていた。 ふたりの問答中、俊一にしてみれば汗に濡れた人妻の豊かな、情交を終えて帰り、未だ乳首が勃つ胸がブラウス越しに透けて見えていただろう。 そのブラウスを脱いで魅せ迫った。 「ダメだ、やめろ」 「迷惑?こんなおばさんとじゃ嫌?」 「まずいよこんなの・・・第一おばさんを守るための留守番だし!」 もし好子の夫に見つかれば停学処分じゃすまなくなる。 「どうして、おばさんは平気だよ」 「奥さんと間違い起すなんて犯罪だよ」 「お互いの同意があれば、おばさん俊くんと早くこうなりたかったの。 俊くんも中に出したかったんじゃ・・・」 なくて?と言い終わらないうちに好子は俊一の股間に手を伸ばしてみた。 期待を裏切らないテント状態だった。 ところが、俊一はまるで逃げるかのように腰を折って後ろに下がってしまう。 「まずいよこれって」 好子は笑顔を作って魅せた。 鼻と鼻が振れた。 「今、結構硬かった!ホントよ!おばさんの魅せてあげたアソコ、欲しくない? 本当は欲しいんでしょ?」 「おばさん、もう・・・したくて濡れ始めてるから・・・」 その、半分嘘が効いたらしい。 横を向いていた俊一は顔だけ好子に向き直り、視線をチラッと好子の下腹部に泳がせたように見えたのを、熟し切った人妻好子は逃さなかった。 好子は俊一の前にひざまずき、ジッパーを摘まんで引き下げ、ズボンを足首までずらしてやった。 先ほどまでの、若い男への期待と緊張で震えていた自分が、どうしてこうまで大胆になれるのかわからなかった。 ただ、新鮮な  まだ誰も手を付けたことのない憧れの若い彼の疼きが今宵こそなんとしても欲しがってた。 散々校長などという老練な男に貢がされてきたからこそ、若い胤が欲しかった。 いきり勃つモノに唇を数度這わせてやると俊一は自分で下着をずり下げソレを剥き出しにして魅せてくれた。 他の女の穢れひとつない新鮮な塊。 人妻という種の女を意識して雄々しくなってくれただけで優越感に浸れたのに、今はアソコを欲しがってくれている。 互いにソレを目にするのは初めてだった。 本当は奇声を上げそうなほど興奮していて震い付きたかったが、懸命に声を飲み込んだ。 「ここまできたら、嫌われてもいい」 心の中でつぶやいた。 思い切って指先で摘み先端に親指を使って触れ、徐々にカリ首おから根元へと全体を押し包むように手のひらで包むと裏筋に舌を伸ばした。 膨らみを啜り上げた。 先っぽの中央に舌をあてがうと液体が涙のように滲み出ていた。 「何か出てる!」 好子は妖艶に笑うと口いっぱいにそれを含んだ。 喉の奥まで咥えこみ啜ると憧れていた若い男の妙な臭いが鼻に抜け、むせそうになった。 その刺激が好子の下腹部を、今度こそ隠しようにないほど潤ませた。 ゆっくりと顔を動かし、射出させないよう慎重に硬度を確かめつつ根元まで刺激し終えると側面に沿って舌を滑らせた。 俊一の手がやっと好子の胸に伸び、上から軽く揉んだかと思うと、男らしく後ろに回ってスカートのホックを外しにかかった。 スカートはまだ腰に引っかかってる状態なのに、焦ってパンティー内側に手を挿し込んで・・・ 指先が届かなく仕方なしにスカートを脱がせにかかったのだろう、挿し込んだ指先でクリを軽く揉まれた。「あっ、欲しいの? 我慢できなくなったらちゃんと言って。 ねぇ・・・欲しくないの?」 止めたと思ったわななきは止まってなかった。 興奮に好子の口が俊一のソレから離れたすきに、俊一は好子の腋に手をかけ立ち上がらせ、後ろから抱きかかえるようにしながらスカートの下から手を入れ、パンティーの隙間に手のひら全体を挿し込んできた。 どうしたらいいのかわからない風の彼だが、とりあえず濡れたのかどうか好子のソコを確かめに来てくれていた。 「あン、そこ・・・どうなってる? ねぇ・・どうしたい?」 手のひら全体で濡れそぼるソコを押し包むだけで、どうして良いかわからないでいる俊一。 「そ・・そう、・・どうしよう・・ねぇ、これを・・・早く!」 好子の手は、意識しないままに、雄々しくなり、先端から液を流し始めたソレを強く握ってこれから先起こるであろう若い男との、初めての交合に覗き見された時の、あの興奮まで混じらせわなないていた。
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