廃村に漂う黒い影 恋しい男に魅せ付けつつ執拗に弄んだ後の責め

村の中央部の群落を率いていた長、中津定雄さんの孫にあたる真一さんは廃村になった村に帰ってきていました。
村全体で比べれば最盛期に最も栄え権力を握っていたのは足羽寛治さんで、中津定雄さんは次席に甘んじていましたが威厳に満ちていたのはどちらかというと中津定雄さんの方で、足羽寛治さんにすればそれが面白くなかったのです。
村の歴史は、その先は海にそそぐ大川に合流する小さな川に沿って延々上流に分け入り苦難の末に見つけ出したまことに小さな三角州を切り開いたことに始まります。
期待した場所だったのですが、周囲の山々が高いうえ、その山々に挟まれた細長く伸びる平地は狭く農作物の育成は隣村に比べ極端に低いものでした。
小さなことを言えば、わずか鎌の柄丈(俗にいうネズミの額)の土地を奪い合ったのが攻防の始まりでした。
よく貧乏人の子沢山などと揶揄します。
文明が行き届かない未開の地では楽しみと言えばそれしかなかったからでしょう。
子沢山ゆえ食うや食わずを強いられ、これに耐え切れなくなった者がついに前面に立ちはだかる崖をよじ登り更に奥地への開拓を押し進めるものが出始めたんです。
己の任務を放り出して開拓に向かうのですから、もう後戻りはできません。
そうやって開かれたのが川中の群落でした。
崖をよじ登ったお蔭で見つけることが出来たこの地は周囲の山は下の集落に比べうんと低くなり、おまけに下の群落に負けないほどの耕作地を得ることが出来、ついに本家より分家が繁栄し出したのです。
その開拓に当たったのが中津定雄さんの御先祖様でした。
これよりのち、中組の中津家は繁栄を極め一族の頂点に立ちますが、成り上がり者ゆえ間違いも起こしました。
影響力を誇示しようとして近隣の村々に、その繁栄ぶりを吹聴し、ただでさえ狭い土地なのに入植者に手を貸してやったりもしたのです。
その中に足羽寛治さんの御先祖様もいました。
彼らは未開の地である中組よりも更に川上を目指し、ついに上集落をつくるに至りますが、これに満足せずいくつもの山を越えた平地をも目指しました。
不便とはいえ耕作地の面積は中津家に匹敵するほどになりました。
このようにして切り開かれた平地はそれなりに値打ちが出ますが山は別でした。
道なき道の先の奥深い山々など、誰も見向きもせず、せいぜい山子(炭焼き)に安価で貸し出す程度が関の山でした。
この山が値打ちのあるものと認識されたのが皮肉にも先の大戦でした。
据え口尺5寸を超える杉や檜、松の大木が生い茂る奥山は宝の宝庫になったのです。
中津家がお百姓に全身全霊を傾けたのに対し、足羽家は山を取りました。
狭い谷川沿いに沿って斜面に木の橋を架け、木馬(きんま)にこの据え口尺5寸 長尺5間に及ぶ丸太を載せ曳き、運搬車(当時は荷馬車)が待つ平地に運ぶのです。
危険が伴いますが給金はよく足羽家は外部から多数の人夫(にんぶ)を抱えるに至ります。
足羽家はこれら人夫(にんぶ)に高い給金を払う傍らで酒や女を与えました。
一旦高額の給金を払っておいてこれらで取り返すのです。
それでも夢のような時間を持てるとあって彼らは喜んでこの仕事に就きました。
足羽家には分家が2軒ありました。
本家を挟むようにして上と下にです。
上の分家には寛治さんと同い年の省二さんがいました。
木だしの仕事に就きましたが大木の間に片足を挟まれ不自由になりました。
その不自由な期間を狙いすませたように寛治さんは従兄の省二さんの妻に夜這いを仕掛け、後に絶世の美女と謳われた次女の弥生さんを産ませることになるんです。
腹立たしさ治まりきらぬ省二さんでしたが、妻の不祥事を許す代わりに本家から木馬(きんま)仕事を奪い、架線に切り替えたのです。
これにより高額の給金を払い人夫(にんぶ)を雇わなくてよくなり、同じ足羽家でも上の分家の方が羽振りが良くなりました。
寛治さんの性格が極端に歪んだのはその時からでした。
己と同じように女に現を抜かす男どもを誑かしては買うお金を掴ませ、酒をふるまい骨抜きにして土地権利書を質草に持ち帰るのです。
中津貞一さんの妻もその罠に嵌りました。
貞一さんは省二さんの架線の案と三輪トラックの導入にいたく感激し、己も農業は機械化の時代とばかりに耕運機を買い脱穀機に精米機とどんどん機械化をしていったのです。
それを後押ししたのが妻の頼子さんでした。
実家からの仕送りと称し、寛治さんから受けた甘い融資話しに乗ってお金を借りまくったのです。
支払いは当然高利ですので返す当てなど山間部のお百姓にありようがないんです。
ある日のこと、野に呼び出された頼子さんは寛治さんによって代金と引き換えに身も心も蕩けるような凌辱を受けました。
妻は無事に返されたのですが、腰を使いすぎて、おまけに屈強な下半身で強引に股関節を押し広げられたものですから上手く立てなくなったのです。
これに気が付いた貞一さんは、時分になると表を見張りました。
丁度その頃、入山禁止の水神の森を抜け、獣道を通って寛治さんは頼子さんが休む奥の間に向かって山を下りてきました。
厳重に表を見張られ誰も忍び込む心配のない奥の間で、寛治さんは悠々と頼子さんを相手に青姦の続きをやらかしたのです。
これが度重なり、頼子さんは寛治さんの来訪を心待ちするようになりました。
本来なら同じ嫁同士、庇ってやらねばならない姑の須江さんも頼子さんに食事を摂らせる必要など無いと言い張るようになりました。
夫であり当主である定雄さんの気持ちを慮っての事でしたが・・。
だから夫の貞一さんが自分の分を御裾分けの形で部屋に持ち込む以外、何も口にできなくなったのです。
このような待遇に追い込まれても貞子さんは寛治さんとの仲を諦めていませんでした。
そしてあの日、夫が目の前で耕うんをしているというのに、その隙に水車小屋で情を交わし、なんと目の前で夫は耕運機ごと川に転落し絶命したのです。
足羽寛治さんの罠にはまり、定雄さんの息子 禎一さんの妻頼子さんが寛治さんに組み敷かれ操を奪われたことに端を発した争いは寛治さんが呼び込んだ土地のならず者たちの横暴で幕を閉じました。
禎一さんは事故に見せかけ命を奪われ、稼ぎ頭をなくした頼子さんは中津家に居れなくなり寛治さんが用意した家を頼って中津家を去りました。
粗末な町営住宅に頼子さんを押し込んでおいて寛治さんは事あるごとに頼子さんの元に通い、慰み続けました。
凌辱し始めると溢れ出る頼子さんの屈辱とも喜びともとれる泉をすするのが寛治さんは殊に好きだったのです。
頼子さんの壺は感受性が良く、強引に割って顔を埋め舌を這わすと簡単に溢れ出してくれました。
寛治さんの仕打ちに抗い、悶え苦しみながらも泉を溢れさせ、切っ先が肉を切り裂くと快楽に狂乱してくれたと言います。
これほど女道楽が好きでありながら、寛治さんは生来ケチでした。
頼子さんの件については町議に口をきき、生保者用の部屋を世話してやったまでは良かったのですが楽しませてくれた肉壺へは一銭も援助金を支払わなかったのです。
保護費の中から寛治さんへの支払いは滞らせなかったと言います。
生活に窮した頼子さんは痩せこけ、次第に見る影もなくなっていったのです。
そうなると寛治さんは女としての頼子さんを抱く気にもなれず、後腐れのないように売る算段をしました。
こうして飽きてしまった頼子さんを離島の料亭に売ったのです。
最初は本土内のそれなりの遊興地に売るつもりでいましたが、闇ゆえ追手がかかることを嫌いことごとく断られ仕方なく、ただ半分で料亭の仲居の仕事と称し売ったのです。
離島なら穴さえあれば少々歳を食っていたり見栄えが悪くても売れたからです。
一旦は村を追われ都会の片隅に潜んで暮らしていた中津一家は祖父の定雄さんが没すると一家離散しました。
亡くなる前、定雄さんの妻 須江さんが真一さんに言って聞かせたのが寛治さんによって殺された経緯についてでした。
母の頼子さんは間違って受け取った借金の形に凌辱され、それを咎めた禎一さんは事故に見せかけ殺されたと遺言したんです。
「生きながらえて必ず仇を討て」と
それが須江さんがいまわの際に残した遺言でした。
真一さんは義務教育半ばで大人に交じって働きました。
そうして溜めたお金を使って暇さえあれば自分を捨てた母を捜し歩いたのです。
ようやく母が寛治さんによって離島に売られていったという情報を聞きつけ駆けつけた時には既に母は梅毒の末期症状で、会えて間もなく亡くなっていました。
医者もろくにいない離島で、来る日も来る日も売られ続けた母の頼子さんは性病と知らされずこき使われ、いい加減な治療と投薬をされ命を落としていたのです。
「いつか足羽一家を村から追い出してやる」
真一さんは母が眠ると告げられた島の無縁仏の前で誓いました。
男として一人前になった真一さんは何かに憑りつかれたかのように女を見つけては甚振っていました。
産んでくれた母は確かに恋しいには違いなかったんですが尊敬する父を裏切り寛治さんの棹に屈したことだけは、オンナの部分をなんとしても許せなかったのです。
そうやって恨みつらみの日々を送るうちに、いつしか自分が仕込んだ女を嫁として送り込み財産を残らず巻き上げる結婚詐欺を思いつき実行に移そうとしました。
真一さんの女の嬲りは当の女が逆に惚れこんでしまうほどで、いつしか組織のボスに祭り上げられていました。
その組織が総力を挙げて貞子さんを見つけ出してくれました。
確かに間に合わなかったんですが・・・
真一さんが貞子さん探しで組織の力を試したのは結束を固めたかったからでした。
真一さんには村落の者として類まれな政治力を有していました。これも独学・勉学のたまものなんですが・・・。
政治の世界に打って出、廃村を縦横に走る幹線道計画を耳にしました。
組織を動かそうと思ったのは計画の大半を占める寛治さんの土地を手に入れんがためだったのです。
真一さんは密かに村に立ち返り山々を歩き回って計画と切り図を見比べ書き止め、これと照らし合わせるべく病床にある貞子さんを見舞ってはにこやかに談笑し、気を落ち着かせ寛治さんの土地の情報を探り出しました。
もちろん自分が貞子さんの子供の真一だと名乗らずにです。
病床にある貞子さんは可哀想に梅毒で神経を犯され細かなことは判断が付きづらかったのです。
足羽寛治さんたちの土地を調べていたのは中津真一さんだけではありませんでした。
地方出身議員の汚職問題を追っていた検察庁は足羽寛治さんの所有地を幹線道が通る計画を察知し、その土地の名義が何故か次々と変更していることを不審に思い調べ始めていました。
警察も嗅ぎつけてはいましたが、何か重大な事件でも起き、訴訟されない限り警察は本腰を入れて捜査に当たれないんです。
警察の捜査結果を待って、検察が審議していたのでは間に合わなくなると踏んで直接捜査命令が出ました。
捜査には剛腕でなる露木亮介さんと、今は定年退官し自宅にこもっているが辣腕とうたわれた難波英彦さんの娘で美香さんが選ばれました。
難波英彦さんが現役時代、何度か自宅に露木さんを呼んで会食をしました。
その際露木さんの世話をしたのが美香さんで、任官された際に自らお願いして露木さんに教えを請うたのです。
40歳を超えても独身を貫く露木さんに寄り添うように捜査に当たる美香さんははた目にも露木さんにぞっこんと映りました。
露木亮介さんと難波美香さんは捜査開始早々足羽家の嫁と舅が間違いを起こし、自殺者まで出してしまったことに目を止めました。
しかも事件の被告人たる張本人は自殺者が出た直後というのに、この家は不吉と言い残し、土地の権利書を持って村から姿を消しているんです。
次期総理の座を巡る議員の汚職問題を追っていて、土地転がしの結婚詐欺師を追うことになるとは露木亮介さんも難波美香さんも当初は想定していませんでした。
廃村マニアのヒッチハイカーに化けて村に忍び込んだまでは良かったのですが、途中で道に迷い土地勘のある中津真一さんたちのグループに見つかり案内されたのが中津真一さんの元実家だった廃墟でした。
四方を取り囲まれ露木さんと難波さんは頭領格の中津真一さんとその一派から尋問を受けました。
露木さんは当初、旧街道を辿って歴史の紐を解くマニアだと弁明しました。
中津真一さんは難波美香さんにそれならこれから向かう先はどこかと尋ねました。
美香さんが答えたのは併合された街の中心部へ向かう今の村道の方向で、合併前、旧街道は真逆の方向に道は続いていて、中津一派に見つかった場所からして、いまはもうない村役場の真向いの谷あいからひょっこり顔を覗かす道を辿ろうとしたと応えるのが正しかったのです。
マニアならそれぐらいのことを知らぬはずはなかったのですが・・・。
たちまち露木亮介さんは怪しからざる者として廃屋の頑丈な大黒柱の前に立たされ、後ろ手に手錠をはめられました。
難波美香さんも手錠をはめられたが、その格好のまま床に転がされました。
周囲を見張る手下たちに露木さんは何度も説得を試みたが無視され続けました。
朝もやの中を美香さんとともに捜査活動を開始した露木さんたちは、直後に捕まりこの建屋に連れ込まれて、今はもう正午を回っていると思われましたが誰一人として受け答えしてくれる者がいなかったのです。
空腹を覚えたころになって頭からすっぽりと頭巾をかぶった幹部らしき人物が現れ美香さんを引きずり起こし、脇の柱に手錠ごと繋ぎ止めました。
繋ぎ止めておいて美香さんを裸に剥いたのです。
露木さんの目の前で一切の衣服を剥ぎ取られた美香さん。
壁ひとつ隔てた部屋の各所には手下どもが凶器を持って見張っているんです。美香さんにはなすすべもありませんでした。
男は美香さんの乳房を揉み始めました。
「いやっ、さわらないで!」
美香さんの懇願はむなしく響きました。
「やめて! なんの真似?」
男は時間をかけました。
乳を揉みほぐして吸い始めたんです。
「あああ・・・見ないで露木さん・・お願いだから・・」
そうやっておいて軽く歯を立てました。
「あん、あああ・・・だれか・・・」
いやいやをし、逃れようと後ろに下がりましたが、甘くなった腋に顔を埋められ舐め廻され汗ばみ臭い立つ腋臭を吸われ始めました。
「あん、あん、あああぅぅ、やめて。お願い・・もう」
懇願とも哀願とも取れる声が美香さんの口をついて出始めていました。
露木さんはその一部始終から目が離せなかったのです。
手錠はいつの間にか外されていました。

美香さんには男根が与えられました。
その前に男は執拗に美香さんの性器を弄んだのです。
「はう、いい・・」
男は崩れ落ちた美香さんに覆いかぶさりました。
ただし反対向きにです。
男は美香さんの性器に口をつけました。
美香さんは身動きできなくされ口元にあてがわれた男根を仕方なく含んだのです。
その格好で長い時間をかけ、男と美香さんはお互いの性器を口にし続けました。
びちゃびちゃと音を立てながら男が美香さんの性器をすすると、その舌先が敏感な部分に届くたびに美香さんはビクンと身体を痙攣させ欲情した性器を男の口元に押し付け愛撫を懇願したんです。
口腔内に含むだけでは足りず、男根を吐き出して手のひらで包み込み、裏筋をなぞり皺袋に舌を這わせ蟻の門渡りを舐ったのです。
たまらず男が美香さんの壺に指を割り入れ中を掻き回すと、美香さんは男根を握りしめ悲鳴を上げ懇願しました。
「入れて・・・お願い」
男にだけ聞こえる牝の甘いささやきが美香さんの口から洩れ出ました。
男のそそり立ちが一段と勢いを増しました。

男は美香さんを這わせました。
尻を高々と持ち上げさせ後背位で責め始めました。
「・・・ぁぁああ・・いい・・ イク」
この頃には美香さんの呼吸が乱れ喘ぎ声も高くなっていたんです。
露木さんは男と美香さんの痴態を、乱れに乱れ、我を忘れて男を包み込み腰を振る美香さんと男の結合部を凝視していました。
美香さんは男根の責めに屈しているんです。
弄られ、濡れ始めてきたときには既に屈伏していました。
全身を弓なりに反らし、突き抜ける感情を隠さなかったのです。
仕方がなかったんです。
掲げた尻に、秘部を弄られながら散々見せつけられたそそり立つ男根が出入りして責め立てているんです。
執拗に弄んだ後の責めでした。
美香さんは若いゆえ、耐えられるはずもなかったんです。
問題は美香さんの凌辱にあるのではありません。
わざわざ幹部がこの人も通わぬ僻地に乗り込んできたことからも、それが伺われました。
乱れ狂った美香さんの体内に男はしたたかに射精し、身体から離れました。
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