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指令その1 妻の浮気の証拠を掴め!第二話

社内恋愛 脱がされることの喜び
 今の時代の社内恋愛とは、周囲に見つかるか見つからないかの危険痴態で行うことで刺激が増すのか、それとも仲間内であっても優越感に浸りたいから行うのか、ともかく脱がされることの喜びも手伝ってか花盛りのようです。

 結婚5年、夫とはすっかりセックスレス。
在宅時間が増えたことがきっかけで、オナニーにハマってしまいました。 こうのたまう美咲さん(37) は、みんなが見てるところでオナニーさせられた後、盛り上がってきたところで二人きり♡不貞を感じつつバックから・・・が理想のエッチというほど人妻の性は時代と共に乱れに乱れつつあります。
 正規の興信所どころか週刊誌さえもこういった人妻の不貞を追うことに大忙しで、人手不足をカバーすべく長瀬達寝取り専門のグループも駆り出されることになりました。

 かつて男尊女卑の時代にあって、男が女を襲い犯しても、そこは若気の至りと穏便に済まされました。
女がこのことによって子を孕んでも男が認知し育児の面倒をみるという暗黙の了解があったからです。

 時代が代わって男女平等が叫ばれる現代にあって男は勢いを失ったものの、女は逆に勢いづき自由奔放に性を謳歌するようになりました。
ですが其処に孕むことと産むことへの責任感は希薄になりつつあります。

 散々イラマチオを強いておいて、今回取り上げる月の満ち欠けの欲情度合いノミで奔放に男を取っ替え引っ換えするからです。
同棲中に別の男と・・・或いは婚約中に既婚者となど。 当然力のある男ならこのような女に対し訴訟に踏み切りますが・・・。

 通常の不貞疑惑による離婚訴訟は、勝っても負けてもせいぜい100万前後の慰謝料が関の山ですが、興信所などが介入し、義理人情に欠ける情欲の果ての不貞とわかると場合により億単位のカネが動くからでした。

 長瀬をリーダーとするグループはこのような性活が大好きな人妻 艶子の月の満ち欠けのリズムをつかみつつありました。
性欲の満ち欠けとも申しますが、調べたいのは湧き起る時期と治まる時期、及びその周期です。

 夫や子供に悪態をつかれながらも、ろくに家事もせず家に閉じこもっているようなときが欠けとするなら、
運転手の横山に向かって乳房をあらわにしながらちょっかいを出すころは恐らく満ちの始まりじゃないかと長瀬。
そしてモニターに映し出された痴態こそ正に今がその満ち始めた時期のように見受けられました。

 ある人から依頼を受けていたなら、この時期こそこの人妻は金のなる木だからです。
現場を抑えるため、彼らは躍起になって発情しつつある牝のケツを追うことになります。

 横山に目的地近くまで送らせておいて、発情しつつある牝艶子は車を乗り捨てると猫のようにビルからビルへ裏道をすり抜けていく。
尾行していた車を降りてすかさず後を追うも、その都度けむに巻かれ追跡は失敗した。
横山が運転する車が着く場所のビルには必ず手引する男たちが先回りしていて、尾行を始める間もなく、あるひとつの部屋に艶子は導かれるようにして消えてしまうんです。

 消えたが最後、そこは治外法権、探そうにも探せず、待てど暮らせどもう入った場所から出てこないんです。

 尾行を撒けたことを確認すると、そ~っと裏口から抜け出し、小さないくつもの路地を通り抜け男と出逢っていたんでしょう。
商業都市と言っても商店やオフィスビルにマンションなども肩を並べて建っており、そのうちのひとつに潜り込まれてしまえば、治外法権で、もう探しようがなかったんです。

 艶子はいつもこの手を使い長瀬グループを煙に巻いていました。
長瀬たちは先を読み、目星をつけたマンションに先回りして待っていましたが、艶子はそんな日に限って姿を現さなかったんです。
そればかりか深夜になっても自宅に帰ってこなかったんです。

 ある日のこと、横山の車を降りた艶子は人ごみに紛れ、いつもとは逆のビルに入りました。
滅多なことで手を貸せと頼まなかった男が勤めている会社が入っているオフィスビル。
艶子が潜り込んだその日、間男は艶子のためにある場所で待ってくれているはずでした。

 ビルの裏口、と言っても非常口ですが、
その出てすぐの脇にある入り口を入った小部屋でです。

 昼間は部屋としては用の無い夜警の控室で、一見何の変哲もない部屋に見え、壁にはびっしり防災器具が備え付けてあったんです。
警備員は夜間、この部屋で仮眠を取りながら定刻の見回りをこなしつつ一夜を明かすんですが、
そのため常に仮眠が取れるよう、汚いながらも一応毎日シーツ交換だけは行っている寝具も用意してあったんです。

 男が艶子に隠れて待てと言ったのはこの部屋のことでした。

 艶子は教えられた通りこの防災センター室に入って時を稼ぎながら男の到着を待っていたんです。
夜警に使うだけの部屋であり防災に使うだけとあって、窓はあっても外部から見えないよう目隠しされていたんです。
従って昼間でも部屋の中は薄暗いんですね。

 4畳半のその部屋には押入れがあって、使った布団は仕舞うのが決まりになっていたんですが、面倒くさいらしく万年床が常だったんです。 いつでも気軽に横になれるようにです。

 艶子は寝床の中に寝っ転がるようにして潜んでくれているのはてっきり待ち合わせの男だとばかり思って、ろくに警戒もせずに布団の脇に横すわりになりました。
部屋に入った時、余程話しかけようとも思ったのですが部屋の外は通路になっていて話し声が聞こえてはとやめたんです。

 部屋に入って程なく、布団を頭からかぶったままの男が艶子にちょっかいを出してきたんですね。
かくまったお礼が今すぐ欲しかったのか腰のあたりをまさぐり始めたと思ったら、衣服を捲り始め、
艶子も月の満ち時がきており兎に角男が恋しかったので、手で払いのけたりしましたが完全に拒否しきれませんでした。

 このような破廉恥な行いをすれば当然罵声を浴びせられると気構えていた男は艶子の、まるで待ちかねてくれてたような態度に驚きました。
そして、よくある女の行きずりの間柄なればこそOKの合図だと勘違いしてしまいました。
 魅せるだけなら、触らせるだけならと時に、取って付けたような仕草で邪険に振り払いながらも次第次第に警戒を緩めていった艶子。
このようなオンナの身体には多少の心得があるらしく、オトコによって艶子の月は満ちはじめるどころか満月に導かれ始めていたんです。
スカートを捲る頃までは多少なりとも拒否し続けたのに、その先へのこととなると途端に動きが止まってしまったんです。

 艶子の膝あたりに男は当然とばかりに足をこじ入れました。
そうしておいて恥をかき、難儀しつつも開いてしまった奥の部分を指先が這い始めたんです。

 艶子の手が男の手を上から押さえつけ、その動きを止めようとしたときには指はとっくに大事な部分の入り口を突破し艶子を忘我の果てに追い立て翻弄させてしまっていました。

 辛うじてオトコの意のままにOKを出さなかったのは、これから出逢う約束を交わしていた男に今日の操を差し出すためだったのです。
ここまで来ても卑怯にも布団で顔を隠したまま太腿を割ってのしかかろうとする男を、別の場所で待ってくれているであろう男のために押しとどめねばならなかったんですね。
艶子の腰には熱く滾ってしまった男のアソコが触れてその先をせかしていました。

 くぐもった声が艶子の口から洩れ、攻防は布団を被った状態で佳境に差し掛かっていました。
男の唇が艶子のそれを塞がなかったらどうなっているかわかりませんでした。
物音を聞きつけた女子社員が不信がって部屋を覗き込んだからです。

 この部屋は時にオフィス内でよく社内恋愛に使われていましたから、開けた瞬間すべてを理解し慌てて部屋を閉め 「ごめんなさい」 と言い残して立ち去ってしまったんです。

 小さな布団にふたり一緒に潜り込んでいたところを若い女の子に見られたことから艶子の心に火が点きました。
男女の肝心な部分が完全に絡み合っていったところを覗き観られてしまったと思ったんですね。
突き抜けるような不貞の快感という人妻 艶子にとって好ましからざる微熱が出始めていました。

 他の女 - 例えば男の妻 -  に打ち勝つほど男は狂って私を抱きにかかっている、そう思うと濡れそぼってしまっていました。
とはいうものの最終的に誘いをかけるが如く肝心な部分を魅せたのはむしろ艶子の方だったし、それによって狂った男に十分潤わせてもらっていたんですが・・・。

 表がまだ騒がしい以上、このまま静かにこの場所で男と過ごすほかなかった艶子。
そうでもしなければ、もしも先ほどのような事務員と同じビルでこの時間帯に顔を合わそうものならば、それこそ部外者を連れ込んで情事を交わした男がいるんではなかろうかと余計怪しまれてしまうと思ったんですね。

 急いでこの部屋を抜け出さなければ夕方になって本物の警備員が来てしまいます。
かといって慌てて出ればうわさを聞き駆けつけた女性群に見つかってしまいます。

 その時頭にひらめいたのは、この場所が時々不倫者同士の逢瀬に使われるということでした。
警備員は状況をよみ、どこかで自分たちが出ていくのを待ってくれていると思うことにしました。

 艶子たちが防災センターを抜け出せたのは明け方近くになってからでした。

 床の周りに淫裂から滴った汚れを拭きとったティッシュを、これ見よがしにまき散らしたままでです。

 艶子こそ結合に至ったのは間違いないものの、拒否を示す布切れが最後まで足首に引っかかっていたから、
待ちわびている男に対し裏切っていないと自信を持っていたし、
男からすれば十分奥に挿し込んで襞を嬲ってたように思えたし、しがみついてくれていたから寝盗ったと、

 それぞれ満足げな顔をしながら右左に別れていったんです。

 長瀬は一度はこのビルの隠し部屋を疑い、例の事務員に問い正してみたんですが、首を横に振るばかりで一向に埒が明きません。

 それもそのはず、男と女がアソコをこれでもかと食い込ませ合い貪り合っている、寝取り寝取られの最中であったにもかかわらず、覗き見る自分のために淫声を聴かせてくれていて、女は息が止まるほど苦しがって悶えていて邪魔立てするのが可哀想に思ったからでした。

 不倫中のカップルを恋愛が成就するよう守ってやろうと事務員が気を使ってくれたからでした。

 この時の人妻不倫の証拠集めは、逃げ場のない場所に追い込んだまでは良かったんですが、本来潔癖さを保たなければならない筈の事務員の裏切りにあい残念ながら失敗に終わりました。
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