闇夜に浮かぶ白い肌

貧乏人であればあるほど子供たちへの遺産分けに窮するのが当たり前で、このままでは食べていけないと知った子供たちは、おのずと自分たちの手で将来を切り開かざるを得なくなる。
竜彦と別れなければならなくなった和子にとって、いけ好かないとはいえシャチョーさんはカネの生る木、アダやおろそかで粗末に扱えない。
チンポを差し出されたらカネを得るため嫌々ながらもご奉仕に相勤めなければならない。

さらに大事なこと、とは - ここが女性の泣き所であるが - 好き嫌いにかかわらず、しつこく挿しこまれてしまうと、もうそれだけで惚れたような気持ちにさせられてしまうことではないかと思われる。
シャチョーさんはそれを知ってて餌を撒き、和子たちも最初のうちは心得ていて拾おうとする。
ただし、拾う条件として差し出されるのが毎度あのチンポなのだ。それも挿しこみの対価として拾わせ競わせるからタチが悪い。
竜彦が思い描いた和子がやらかしている不貞の構図は、シャチョーさんひとりに対し、女が少なくともふたりがかりで責める3P、或いは乱交スタイルだった。
何故かと言えば、下手すればただ単に挿しこまれて屈してしまい捨てられたくなくて持ち出しに走ってしまうからだ。
キャバクラにシャチョーさんがせっせと通うのではなくホストにシャチョーさんに逢うため和子がお宝を抱え通う構図になってしまうのではないかと竜彦は危ぶんだのだ。
シャチョーさんもシャチョーさんで、そうさせたく派遣の女どもを敢えて床に招いたとも思われた。
それなら調べる対象の女はおのずと和子のラビアを舐めるわけで、どちらかといえば二股を好むタイプでなければならない。
普通なら彼女らが息抜きのため利用するホスト関連を調べるところを、真逆の #シェアハウス スタイルの同棲が趣味という集団の中の特定な男がいない女を片っ端からあたった。
まるで雲をつかむような話しで、反応が全くないどころか、妖しまれて警察官に度々呼び止められるようになってしまっていた。
こうなるとどうしても目立つ市内で #シェアハウス のような形態で部屋を賃貸している不動産や、そこに棲まう女どもの聞き込みをするのは得策でないような気がしてきた。
聞き込みの範囲を、このような用件で聞き周っても簡単に答えてくれる旧態然とした生活を営む場所に、しかも比較的警察官の目の届かない場所に移すしかなかった。
流れ流れて・・・というよりも聞かなくても探しやすいと見込んで辿り着いたのが、廃村というべきか、限界集落と呼ばれる隣村の空き家群だった。
「まさか、こんなジジババしか住まない村に、あんなイケてる女がいるわけないよなぁ」
もはやバカらしくなって村人に訪ね歩くだの、女の写真を見せるだのすら・・・つまるところプライドが邪魔してしなくなっていた。
「ふっ、俺としたことが・・・とにかく一宿一飯ってやつにありつかんとなぁ・・・」
懐が淋しいにもかかわらず車を使って行き来するものだからガソリン代が嵩みすっかり文無しになり、その日の宿や飯にも事欠いていた。
「ちぇっ、陽が暮れはじめたぜ。ここいらで寝床を確保といくか」
大きな農家の敷地内 - と言っても田んぼの中だが - に、幸いにも出入りが自由にできそうな作業小屋があった。
付近の畑から盗んだキュウリを懐に、小屋に忍び込んで奥に積み重ねてあった藁の上で寝っころがりながら、それを齧った。
陽が西に傾くころになると、疲れも手伝ってすっかり寝込んでしまっていた。

竜彦は夜中に夢を見た。
鼻を摘ままれても気が付かないほどの闇夜の小屋の中、目の前に何かほの白い肌が蠢いているように見えた。
しかもその人肌は、くねりくねりと揺れ、悩ましげな喘ぎ声を発し、それに合わせるように何か柔らかなもの同士がぶつかり合う音も混じっていた。
和子がシャチョーさんに抱かれた後の痕跡を元カレの竜彦は魅せつけられ、しかもそれに逆上し半ば叱責し、未だ閉じぬラビアを開いて誘ってくれたのも関わらず振り切って部屋を飛び出している。
嫉妬で怒り狂い、勢い余って強請ってやろうと放浪していた矢先、転寝してしまった小屋での幻夢だ。
〈 たまりにたまってたんだな・・・ 〉 頭の中で、ぼんやりとそんなことを考えたが疲れには勝てなくて、やがて再び深い眠りに落ちていった。
夜が明けて昨夜見た夢は何だったのか想いおこそうとした。
だが、朝日が差し込んだ小屋の中をどんなに探し回っても、人肌の下に敷いてあった藁芥はあるものの、淫行だなどとそのような痕跡は見当たらなかった。
〈 なぁ~んだ、やっぱり夢かぁ~・・・〉
立派な農具などがキチンと揃えてあるところを見ると、おそらく持ち主が日の出とともに現れる、
「こいつは急いで立ち去らんことには・・・」
痕が面倒なことになると、竜彦は痕跡を残さないように細心の注意を払ったうえで立ち去ろうと小屋から顔を出した。
「あっ、あれは!」
小屋の出口から目と鼻の先に、探していた写真の女が着ているものを短くからげ水路の流れを利用して洗い物をしていた。
その横顔からも、悩ましげに覘かせる衣服から僅かにはみだしたパンティーと、それを包み込んでなお隠しきれない豊かな腰つきからも、紛れもなく和子の部屋から逃げ出した女に間違いはなかった。
「この小屋に隠れ忍んで見張っていれば、あの女の素性や、今度のことも経緯がわかるというもんだ・・・」
そっと引き返すと、また元居た稲藁の中に身を沈め、息を潜めて時を待った。
「夕べは疲れて眠りこけ、夢の中に何かが出てきたように思っていた。やっぱり俺の思った通り夢じゃなかったんだ。だが、ひょっとするとこいつは、あの女が誰かに挿しこまれヨガってる声だったかもしれんな」
今さっき女が洗い物をしていた畦道の向こうに見える御屋敷というにふさわしい家の構えといい、ふしだらそうに見える女といい、こいつは幸先が良くなったと思った。
「もう少しの辛抱だ。家のやつらが仕事に出かけた隙に忍び込めば、ひょっとすると・・・」
久しぶりに和子を忘れさせてくれるほど豊かな尻を持つ女を、思う存分抱けるかもしれない、
〈 どうれ、具合を確かめておかんとな・・・ 〉 準備運動のため肉胴を昨夜の夢をオカズに擦って雄々しくしてみたくなった。
ファスナーを引きおろしに掛かったが、中身を取り出すまでもなかった。
夢の中に出てきた悩ましげな女の痴態を思い起こすだけで、股間は膨らみ窮屈さを感じるほどになっていた。
都合の良いことに、竜彦が忍んでいる稲藁の積まれた場所の板壁に破れ目があり、母屋が見渡せた。
小さな破れ目から熱心の外を覗いていた竜彦は、背中に視線を感じて振り返った。
「あなたは誰?そこでなにしてるの?」
何時の間に入ってきたのか、女が足元に立って、じっと竜彦の様子をうかがっていた。
「そういうあんたこそ誰なんだ?」
盗人とでも思われ、叫ばれでもしたらと、咄嗟に すでに川で洗濯をしている姿をケツが好みの女だなどと拝んでいたにもかかわらず言い返した。
「ここはウチの小屋ですけど、何か言いたいことでもあるんですか?」
「そうよ、それよ、それそれ」
竜彦はここぞとばかりに写真を取り出し、
「いったいこれは誰なんだろうねぇ~」
女に迫った。
「あっ、え~っと・・・これは・・・」
改めて藁の中から這い出し藁芥を払い落とした竜彦を観て、更に女は狼狽した。
和子の部屋から飛び出した時、ほんの一瞬だが竜彦と顔を合わせている。
まさかこんな寒村まで追っては来まいとタカをくくっていたが、竜彦という男はしつこく聞き込みをやらかしていて、あの日以来和子の部屋に出入りしたくとも行けないでいた。
彼が自分を追いかけまわす真の目的を、あのカーセックスをやらかした女から聞いていなかったからだ。
だから、てっきり自分をつけ狙う変態ストーカーだろうと思って警戒心が募った。ところが・・・
壁の穴から外を見ながら竜彦は、ファスナーを引き下げ、いきり勃ったものを擦りあげていたことを忘れ、そのままの格好で立ち上がり女に向かって振り返っていたのだ。
〈 しまった!うかつだった・・・ 〉
ここまできてしまったものを、今更仕舞いようがない。
幸い女の視線は、小屋の中に他に誰もいないこともあり竜彦の股間に釘づけになってくれていた。
意を決して竜彦は女に近づき、ペニスを、その悩ましげな腰に突き付けた。
「待って、今はダメ!ウチのひとに見られちゃう」 立派過ぎる男根に目がくらんでしまった。
「それじゃあ約束が違うぜ」 夢の続きをと言おうとしてハッと我に返えり
意味も分からない言葉を発してしまった竜彦は、もうこれまでよと いきなり女の腰に手を廻し、引き寄せ唇を奪った。
「んん、ダメよ・・・」
そう言いながらも女は、昨夜の今朝で上気した身体が治まりきらなかったらしく身悶えを始めていた。
竜彦は竜彦で夢と和子の因果関係を思い起せず、隆起は溜まりきっていたこともあって倍増しになっていた。
「そうかい、よほどの事情ってもんがあるようだなぁ」
すぐそこに夫が来てる!アブナイと口から出そうになりながらも拒めないでいる女の深部に、再び昨夜の不貞の余韻が襲い掛かった。こうなると女は如何にも弱い。
竜彦はかまわずグイグイとペニスを昨夜闇の中で魅せ付けられた女の秘部に押し付け、強く抱きしめにかかった。
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テーマ : NTR 他人棒に欲情する女
ジャンル : アダルト
tag : 女は如何にも弱い
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