ウサギ小屋に棲む日本人は唯一残された野良のまぐわいしか富国強兵に繋がる道はなかった

古と言おうか日の本独特のものなのか、日本が世界から揶揄される 一家が棲むには狭すぎるウサギ小屋、それを上手くあてこすって昔の人たちはまぐわっていた。
度々例に挙げて申し訳ないが「貧乏人の子沢山」
狭い部屋にぎゅうぎゅう詰めで川の字になって寝る。
いったいどこで子沢山になるほどのまぐわいをやらかすのか・・・。それをうまく活用したのが隠れ忍んで行う「萱の原のまぐわい」である。
子孫繁栄は富国強兵に繋がるとくれば、あとはひたすらまぐわうしかなく、場所がないものだから従って ”まさかこんな場所で!” の野良でまぐわう。すなわち上様の命令であるからして「萱の原のまぐわい」しかないのである。
やりたくて堪らなくなった女がやらかす露出。昔でいえばモンペをずらし野ション……が今でいうところの露出かと思われるが、考えてみればこれも彼女らなりの誘い。
興奮した男どもは魅せてくれた女を相手に「萱の原のまぐわい」をやらかすのである。
野っ原でやらかすからには遠慮会釈なく覗き見などしても罪は問えないはずで、それが祭りの夜の足入れに繋がったとも考えられる。
DNAなどという進んだ医学知識もないわけだから、順番待ちさえちゃんと守れば放出し終わり場を離れてくれさえすれば交代しお願いだって出来そうである。まさかに運悪く他人棒で孕んだとしても先に乗っかった方が、つまり旦那が悪いとなる。
今期待に胸弾ませはしゃぎまわっているのは橘家嫁 恵子で、このような野辺の寝取られで待ちに待った順番が巡って来そうな予感がしたからだ。
隠れ忍んで密かには田んぼの畦道での黄金色で懲りていた。
今度は #襖一枚隔てた部屋 の風がありながら鉄壁の守りの中で、しかも和子に負けないほどの卑猥さの中でまぐわえそうであったからだ。
〈 こんな日が来るなんて…… 〉
恵子の心は浮き立った。
思い起こせば、水飲み百姓でしかも小作の悟の妻 美也子があろうことか庄屋の家の畑に植わっていたかぼちゃを腹立ちまぎれに蹴っ転がしたことが始まりだった。
これに怒った夫が、元々同窓生とはいっても人妻の美也子に手を上げ打擲した挙句、ススキが原で押し倒し、まぐわったことに端を発している。
小作の夫の悟が貧困苦に耐え兼ね、栄養不足も手伝って勃たなくなり美也子の夜の相手をしなくなったばかりか、借金逃れに母親と手に手を取って雲隠れしてしまい、取り立て屋が押し寄せ矢の催促に行き場を失った人妻は腹立ちまぎれというのをやらかしてしまい、怒りに任せとはいえ、つい勢いに任せ半勃ちをもぞもぞと挿し込んでくれた恵子の夫を本気で愛し迎え入れ始めた。
当然のこと恵子に対し夫の夜の要求はそれでなくとも薄まるので極端に減り始め、その分ふにゃでも受け入れてくれた他人妻の美也子に優しさを感じ夢中になって尻を追いかけるようになっていった。
傍から見れば悪しき伝統だが、この村にとって唯一の娯楽だった「萱の原のまぐわい」のうわさを耳にするたびに、それが誰と誰のまぐわいであろうとはらわたが煮えくり返った。
村中の男どもが我こそは美也子にと順番待ちで見守る中、夫は美也子相手に薄明りに中 真っ先に絡ませてもらい、その結合部をこれ見よがしに順番待ちの男どもに魅せ付け、挙句の果てに本来なら妻の恵子に出すべきしずく程度のお粗末な胤を孕ませてやらんものと中に注いだと聞かされると、本妻は自分であるだけにたかが小作の嫁もどきがといてもたってもいられなくなった。
〈 あたしだって、まだまだ男の目を引けるんだ…… 〉
想いは日増しに募り、ついつい立派な業物を見せつけてくれた神崎敏行を、夫の代わりにある日を境に幾度も受け入れてしまっていた。
「萱の原のまぐわい」を観衆として十分堪能した敏行は、ことあるごとに昼日中から、観衆の面前で絡み合うような卑猥なセックスを恵子に要求してきた。
他人の妻にさえ惚れられるほどの業物を持っていることへの自慢にである。
女人とは不思議なもので、実際より噂に耳を傾けようとし、試そうとする。
黙っていても女が寄ってくる。そんな牡になり、年中業物が乾くことのないほど挿し込み泣かせてみたかったのだ。
その恵子だが、はじめは戸惑いと恥ずかしさから他人棒を使うなどということを避けていたものの、雪囲いの行事の最中、作業小屋で仲間に覗き見されながらまぐわったことが癖になり、露出癖が芽生えることになる。
〈 夫が寝取られた妻に嫉妬してくれさえしたら…… 〉
奪い返して掻き抱きはすまいか。
それが夢にまで出てくるようになった。
先ほど作業小屋で聞き出した竜彦の、和子を #襖一枚隔てた部屋 で寝取られてしまった後悔と嫉妬心、
「嫉妬に狂って女を取り返すべく抱く、そんな極限状態の男を、同じ想いでキュンキュンしているラビアを使って受け止めてみたい」
それを今、実現可能なところまでこぎつけていた。
海から遠い田舎のこととて鮮魚を食事に供するのは盆暮れ以外、滅多にないが、恵子はその貴重な食材を、まず竜彦にお酒を添えて供した。
せっかくその気になってくれたのに、途中萎えされてはたまらないと、こっそりレ〇〇ラを食材に混ぜることも忘れなかった。
〈 これなら入浴に案内し背中流しが始りるころには…… 〉
そう思うだけで身体が火照り、顔が朱に染まるのがわかった。
〈 せっかく御馳走を用意し、風呂まで沸かしたのに、満腹感から眠気でも・・・ 〉
「そうはさせないわよ」
思わず口走ってハッとした。
竜彦が恵子のあからさまな様子に気が付き、ニヤニヤ笑っている。
「あたしは竜彦さんがお腹をすかせてると言ったから・・・お風呂だってそうよ!!」
「わかってるよ。ありがとう。ついでに背中を流してくれるとありがたいんだが・・・」
わかったわ、そう言うと恵子は、いそいそとお風呂の様子を見に行き、やがて竜彦を脱衣所に案内してくれた。
呼びに来てくれた時には、既に恵子はすべてを脱ぎ、バスタオルを身体に巻き付け、長い髪を結いあげ、後ろで束ねていた。
脱衣所では甲斐甲斐しく竜彦の衣服を脱がせ、先にシャワーの用意をすると洗い場に誘った。
脱衣所でみる恵子のふくよかな身体つきに、つい食事の時に盛られたレ〇〇ラの効用が効き始め反応し始め困惑した。
「この調子じゃ、長持ちさせるなんてことは、相当忍耐が必要かもしれんぞ」
案の定、シャワーの調整を終えた恵子が、燃えるような眼差しで勃起を見つめ、身体を摺り寄せてくる。
ねっとりと熟れ切った身体を押し付けられ、ペニスはヒクつき、幾度も腹を叩いていた。
洗い方も、秘部とペニス睨みあわせるような仕草をし、後ろに回って背中にシャワーを浴びせるようなやり方をするのもだから、
シャワーで永い間たまった垢を浮かせるつもりが、先に業物の欲望を浮かせ涙をながさせるはめになってしまっていた。
「こんな調子じゃ、ご主人が帰ってきて見つけてくれるまでに、何回戦こなすことになるか・・・」
「仕方ないじゃない?たまってたんだから、素直に出したらいいじゃない。その時はそのときよ」
湯加減が丁度いいと思うから、湯船に入らない?
「出来たら、一緒に入りたいの」 ねっとりとした目で誘い掛けてくる。
「潜望鏡でもやるつもりかい?」
打って変わったあまりの露骨な言葉に恵子は、あっけに取られたような顔をして突っ立っている。
〈 こりゃぁ相当の山猿だ…… 〉
いっぱしの色気はあるものの、今時潜望鏡も知らない女だとは、
「まいったな、何もかも手ほどきが必要みたいだなぁ」
「それって軽蔑?」
そうじゃない、純情すぎて鑑定団に出したいぐらい骨とう品だということだと言うと、あにはからんや、素直に喜んだ。
浴槽の中で、レ〇〇ラの影響が出始めた業物の上に座らせ、先端で突きながら十分ラビアを潤ませて、膝からおろし、水面上に怒り狂ったモノを突き出してみせた。
恵子はその意味を、説明もないままに理解し、すぐに唇で捉え、口腔内に運んだ。
「すごく大きい、こんなの入らないかも……」
うれしさと、困惑が入り混じった表情で、幾度も掌の中に押し包んだ業物を嬲り、一層そそり勃たせ、裏の裏まで嘗め回してくれた。
「長湯しすぎると、お前の、せっかくのおつゆが流れ出てしまう」
「えっ、はい、でも……」
驚く恵子をせかせて、竜彦は風呂から急いで上がった。
〈 どうしよう、具の奥に逆流して溜まってた排せつ物の臭いを洗い流さずじまいだったのに…… 〉
気に入ってもらおうと見栄えやなんやかやを気に掛ける恵子の悩みは尽きない。
夫が誘い掛けてくるのは、必ずと言っていいほど恵子が風呂から上がってすぐだった。
「臭いのついたようなところに、男の大事なものを挿し込めというのか!!」
幾度となく、こういわれて布団から蹴り出されたことがある。
「今日は舐めてほしかったのに・・・」
しょんぼりしている恵子の傍らで、竜彦は竜彦で急いで上がった理由があった。
〈 こんなにいきり立ったのは、これまでに覚えがない。急いで挿し込まねば萎えてしまい、恥をかく・・・ 〉
レ〇〇ラなどというものに過去一度も頼った記憶がないだけに、これが寝取りと呼ぶものの自然の摂理と勘違いしていた。
脱衣所で入浴の準備をしていて竜彦は、久しぶりに嗅いだ恵子の汚れた下着から香る淫臭に酔いしれていた。
シャワーを浴びようとしたとき、その舐めとりたい淫臭の部分をペニスにまとわりかせたとき期待から既に先走りが始まっていた。
恵子はレ〇〇ラが勃起不全には心底効くと思い、淫臭は嫌われる元となると信じて疑わなかったし、
「入浴中にキレイに洗い清めたラビアに鏡の前で後ろから挿し込んでほしかったのに……」
そうすれば、いかにも誰かに見られているような感覚に襲われ、その羞恥故に和子が爺様の業物で寝取られたが如く逝けるはずと考えていた。
田舎家とは近代建築とは違い湿気を嫌う。
流しは別として湯殿だの厠だのの湿気の類はできうる限り母屋から離して建ててある。
橘家も庄屋とはいっても湯殿は掘っ立て小屋を母屋から離して建て、周囲を拾い集めたような板壁で囲い、洗い場はなるほど厚手に板で作ってあるものの五右衛門風呂でこしらえていて、壁の隙間から湯浴みの様子を覗き見ることができる。
陰湿な性格の橘家の当主は空気を読み、留守の間によそ様の男の臭いがしたことから これはまさかと期待に胸弾ませ妻の淫行を板壁の隙間から覗き見に来ていたはずであった。
状況は十分すぎるほど出来上がっていた。あとは竜彦が橘家の妻 恵子の中に業物をめり込ますのみだった。
#襖一枚隔てた部屋 とはいかないまでも、それに近い状況での寝取りだった。
ところが、爺様の時もそうであったようにレ〇〇ラが効きすぎて手の中でうっかり果ててしまった。
ウチのヒトに妬かれたかった。それを中途で終わらせられてしまわれたことに、不満があった。
実際にはレ〇〇ラは中途半端な勃ちしか生まず、女が惚れてくれるきっかけとなるだけで、寝取りの源、淫臭こそ拍車をかけることはできるが、割るとなると話しは別だったのだ。
「せっかく和子さんから頂いた貴重なレ〇〇ラがフイになった……」
うるみが鎮まらないラビアを、このときほど恵子は疎ましく思ったことはなかった。
和子のソレは竜彦の性癖を知ったうえで仕掛けており機知に富んでいた。
そのことを、未だに気づかないふたり……いや、3人だった。
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