恵子デリになる

掘っ立て小屋の湯殿で竜彦と恵子は気まずい雰囲気になっていた。
その日亭主の橘が家を空けている間に確かに竜彦は恵子の #もてなし を受け、一緒に風呂に入って背中を流してもらった。
だが肝心なことで意見の食い違いが生じせっかくの湯浴みも台無しになった。
和子が仕掛けた罠、恵子が浮足立って食べさせたレ〇〇ラが効きすぎて暴発させてしまったのだ。
互いに自己の持つ利器の上手な引出し方を知らないで、ただただまぐわいたい焦りに我を失い各々勝手に逝ってしまったのだ。
まぐわうに丁度良い地点を恵子のアソコは既に行き過ぎていたのに、竜彦は頂点に向かって恵子を堕とすべく自分の理想論で突っ走り、頃合いがわからなくなってしまっていた。
淫行、ましてやW不倫とくれば燃え上がるタイミングとやらが肝心。
そのタイミングとやらが焦るあまりと言おうか期待するあまり目合わせに都合の良い「ここという瞬間」が狂ってしまっていた。
浴室から出て、脱衣所でふたりは互いに後ろ向きになりただ黙々と着替えに専念していた。
こうなると見つかる心配の方が先立ち、まぐわうどころではない。
恵子の淫裂は、治まりきらない様子そのままにその証しが両腿を伝って流れ落ち、心の内は地団太を踏んでいて、片や行為を中断せざるを得なくなりレ〇〇ラの影響もあって半勃ち状態が続いている。
それであっても一度気分が逸れてしまうと、もうふたつに利器を目合わせる気持ちになどなれなかった。
「自分勝手で、俺のことなんか寸分たりとも考えていない女」 こう竜彦が憤れば
「せっかく苦労してもてなしたのに、なによ!あの態度は!」 恵子の方もこう返す。
取りなす言葉もなければ、そんな気持ちにもなれないままにふたりは、そこで別れた。
腹立ちまぎれに恵子は、昼食を摂りに帰ってきた家族に向かってカップ麺を差し出した。
亭主や義母がいつもきれいに掃除しているシンクには、先ほどまで誰かが食していたであろう食器と残飯が一緒くたになって突っ込んであった。
それでなくても、周囲に得も言われぬ良い香りがたなびいていた。
「おい恵子、誰か来てたのか?」
「なぜっ?誰も来ないわよ」
「じゃあ、お前があれを食べてたんだ」
「そうよ、悪い?」
憤慨した橘は、溢れ出る汗を流して一寝入りしようと、あの竜彦と恵子が先ほどまで乳繰り合っていた脱衣所に入った。
浴室に湯けむりが漂っていた。
「あきれたやつだ。嫁のくせに朝湯にゴージャスな食事。働いて、疲れて帰った家族にカップ麺か」
浴槽には、栓は抜いたにもかかわらず未だ流れ切らない湯が半分残っていた。
余程汚れた何かを洗ったのだろう、浴槽の内側には垢がびっしりと付着していた。
シャワーを浴びる前に橘は、浴槽や浴室に付着した垢を束子で擦って懸命に流した。
こうしておかないことには老いた綺麗好きな実母に掃除をさせることになるからだ。
ため息が出た。
〈 美也子なら、きっとこんな時には先に背中を流してくれ、ゴージャスとはいかなくてもご飯をよそうことぐらいしただろうに…… 〉
ちょっと見、美人で若いからと恵子を嫁として娶ってみて、改めて己の勉強不足を呪った。
「野辺で敏行と絡んでおきながら、人に覗き見されたからと慌ててしゃがんで黄金色を蒔いてくる情けない女」
どうせまた、そこらあたりの男を、家族の居ぬ間に引き込んで、風呂場で散々卑猥なことをやり、飯でも食わせて帰したんだろう、
「そろそろ潮時かもしれんな」
男遊びが好きで、その上産まず女など、ただでさえ手が足りたくて困っている百姓家には無用の長物だった。
昼休みもそこそこに、橘は午後の作業に備えて作業小屋に入った。
恵子は、そこにいた。
「こんなところで待っとっても、男は来るもんか。どうせ村はずれのどこかで首を長くして待っているんだろうさ。お前が追いかけたいんなら、さっさと行け!」
目の前の藁が山と積まれていたあたりに、誰かが寝っ転がっていたと思われる痕跡が残っていた。
恵子が、家族に見つからないうちに回収しようとした、午前のアノ 竜彦に捧げた時に脱ぎ捨てたパンティーが、竜彦が大事に懐にしまってくれるどころか隠すこともせず投げ捨ててあって、こともあろうに藁の下からチラリとのぞいていた。
「ほれっ、こんなところに投げ捨ててあるぞ……ということは…恵子、お前ノーパンか?」
近づいた橘は、勢いよく恵子のスカートをめくった。
真っ白い、透けるような肌の奥で、パンティーはなるほどちゃんと着けていたものの、竜彦との行為で治まりきれなくなった淫裂がシルを溢れさせパンティーを濡らしていて、しかもその含み切れなくなったシルが太股を濡らしていた。
「呆れた嫁だ……儂の対面もある。黙って出ていけ。離婚届は儂のほうが知り合いに頼んで適当に処理しとく」
吐き捨てるようにこれだけ言い終わると、橘は研ぎあげてあった鎌を持って作業小屋を後にした。
残された恵子はその場から、着の身着のまま橘家に別れを告げた。
「もう実家にも帰れそうにないし……、仕方ないわね」
自分で蒔いた種だから、
「かといって、どこに行く当てもないし……」
歩き始めると、自然と足は街に向いていた。
「あそこなら、男だっていっぱいいるから」
女が欲しくて預貯金を叩いてでも抱きに来てくれる、運が良ければ家に招き入れてくれるかもしれない、
「竜彦さんみたいな、チンケな男にだけは引っかからないよう気をつけなくちゃね」
そう口にした途端に勇気が込み上げてきた。
藁の中に捨てられていたパンティーは川岸に持って行って洗濯場から川に流した。
こうすれば、見つけた人は、洗濯中に恵子がうっかり流してしまったものと思うだろう。
もう二度と、この村には帰らないという決断をパンティーに込め流し雛の如く流した。
「和子さんがこんなこといってた、あの人たちの輪に加われば、きっと生きていけると。これからの人生、後悔しない生き方にしなくちゃね」
それにはまた、和子の部屋を訪ねなくてはならない。
「きっと今度は、和子さんじゃなく、あたしが先に男の人と交わることになるかもね」
来賓の方々の前で、一糸まとわぬ姿になって選んでくれた殿方の渾身の挿し込みを一身に受け周囲にこれ見よがしに結合部を見せつける。
「今度こそ産まず女なんて言わせない。見守られながら、溢れ出るほど注いでもらうんだ」
眠れないほど悩乱した欲望から、やっと解き放たれる喜びに、恵子は足取りも軽く旅立っていった。
「そう、ありがとう。本当にお疲れ様。これであの子も橘から縁が切れる。やっと私も肩の荷が下りたわ」
竜彦を前にし、手放しで喜んでいるのは恵子の母、あかねだった。
あかねはかつて、竜彦が強請ったことのある資産家の妻だった時代があった。
貞淑な妻として、深窓の奥深くに囲われ、自由を奪われていた。
和子が主催するパーティーに出入りしたあかねの夫が、そこで供された女と薬物によって骨抜きにされた。
その情報を元に資産家宅に乗り込んで、俺の女を寝取ったと難癖をつけ夫の目の前で散々あかねを凌辱したことがきっかけで、あかねは晴れて資産の大半を手に家を出ることができた。
その時抱かれたあかねの膣が本気で若い竜彦のペニスを締め上げてくれていたことは忘れもしない。
声を押し殺し、苦悶の表情を浮かべながらも、体内はよがり悶え切っていた。
家を離れて暫くは息をひそめて生活しているように見せかけてはいたが、実のところ竜彦は秘かに呼び出され、あかねの性欲を満たす道具として扱われていた時代があった。
電話で、あかねの娘の恵子との情交を報告すると、殊勝な口ぶりで感謝の意を表してくれた。
結婚させた我が娘と肉体関係をもった男。しかも母親とも肉におぼれた間柄。
「橘家を出たのはいいが、彼女は街で #デリ になるつもりでいるようだ」
ついでのこととして伝えると、あかねは急に泣き声になった。
「お願い、それだけは……」
電話ゆえ、相手の顔まではわからない。
だが、竜彦には本当に泣いているように思えてならなかった。
資産家の家に忍び込み、夫の帰りを待って凌辱した当のあかねは、長い年月使えてきた夫の前で凌辱されることに泣きながら、竜彦の胸に顔を埋め、幾度も失神するまで逝ったほどのスキモノ。
ケダモノのペニスを、凌辱に泣きながらも愛おしそうに包み込んでいたあの襞の微妙な蠢き、そして柔らかな肌の感触が、はっきりと蘇ってきた。
あの あかねを再び傷つけるのはつらい……、
「あの子を #デリ に引き渡さないと約束してくれたなら、いい情報を差し上げてよ」
もしもこの依頼がなかったら、親子を脱がせ並べておいて、交互に凌辱し襞を味わってもいいと竜彦は思った。
その同じころ、村はずれを恵子は、疲れ切った足取りで歩いていた。
道の脇にしゃがみこんでパンツを見せつけ、流れる車を拾おうとしていたが、誰一人として車を止めてはくれなかった。
恵子は気づいていなかったが、橘が、その姿を見て思わず罵倒したように、見ただけで訳アリとわかる、いかにも軽い服装だったのだ。
しかも、いかにも車を止めたいとパンツ丸見えの状態で道の脇に腰掛け、ピースサインを送ってくる。
「おかしいなぁ~……敏行だったら、とっくに飛びついてきて挿し込んでたのに」
そうか、わかった!見せ方が足りなかったんだ!!
今度こそはと、更に開いて見せてやったが、不思議と効果がなかった。
そればかりか、止めようとした車が反対車線に飛び出してまで、避けていこうとしていた。
「ヤバイやばい、あんなメス、車に乗せた途端、股間を責められ、抜かれ、ついでに病気をうつされてしまう」
男どもがヒッチハイクに見せかけた美人局ではないかと恐れていることを、当の本人は知らないで、いつまでもいつまでもピースサインを送り続けていた。
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テーマ : NTR 他人棒に欲情する女
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