女の本音と建て前 母との確執に娘紗江子が失踪
男とヤル時のテクや心得は勿論のこと、失敗しないようゴムの使い方まで教え込み、失敗したように感じた時の検査の方法まで自分の身体を使って教え込むという。
腹を痛めて産んだ我が子が何より大切(何故か女の子に限るが)だからだ。だが貞子にとってそれ以上にもっと大切なものがあった。
年下くんを味わいたいがための限りない欲求である。
紗江子は母を伴って純一の部屋を深夜に訪れた。
母に純一との絡みを診てもらい、いけないところは母に純一を相手に実技指導してもらうつもだと貞子の昂ぶりが治まったときに告白し、母貞子にだけは了解を得ていた。
純一が母のことをどう思ってくれるのか、卑猥と毛嫌いされはしないかと、それだけが心配だった。
そこで紗江子は、離れの近くまで母と一緒に行って、情交が始まるまで母を外に待たせることにした。
一旦始めてしまえば、そこは若い性で中途下車はできないことをこれまでの体験から十分知り得ていた。
だから始まった気配を察したら、入ってきてと母には告げておいた。
紗江子は純一が灯りを消すのを待って部屋に忍び込んだ。
灯りが点いている間だと、紗江子の、女の気配でもしようものなら母屋から両親が顔を出しかねないからだった。
それでなくとも純一の両親は友だち関係の、殊に女性関係のことに気を揉んでいた。
変な虫でもついて、受験に差し障りでもあれば名家としての面目が立たなくなると口を酸っぱくして言って聞かせていた。
だから紗江子が純一を誘っても拒んで、頑として身体を重ねてはくれなかった。
だが、紗江子はどうしても男に抱かれたい時期でもあった。
母に目の前で恋人を寝取られ、その濃密な絡みに触れ、母の痴態を観たことで全身に火が着いていた。
そこで、純一が用事で母屋に行っている間にエロ本を出し、目の前に置いて実際は母の情交を想いだし自慰を始めた。
母屋から帰ってきた純一は、何気なく部屋に入り、それを目にしてしまって身動きできなくなってしまった。
紗江子はワレメがどうなったのか純一に確認を、それこそ耐え切れないといった顔つきで頼んだ。
チラチラと、スカートの裾で隠されてはいるもののパンティーを脇にどかし露出したワレメが見えている。
あともう少し脇にどけてくれたら、まるみえになる。
「もうちょっと詳しく見ないとなんとも・・・」 顔がワレメに吸いつけられるように寄ってきた。
そうやって、次第次第に近づいてきた純一の手を取ってワレメに誘い、とうとう身体を重ねさせた。
重ねさせたといっても、最初の段階は紗江子が純一の上に乗る体勢から始め、徐々に体位を変えて母の貞子が確認した形に移行(といっても紗江子が上手に体位変換を行ったのだが)した。
今回母が紗江子に見せてくれた大人の女の情交に比べれば、まだまだ真似事にすぎなかったが、純一はそれでも十分満足してくれていると紗江子は、その時は感じていた。
純一は紗江子にとって土工の少年より安全で純真だと確信が持てた。
男を味わうだけなら土工で十分だと思っていたが、母の姿を見て考えが変わった。
母に教えてもらいつつ、純一を土工の彼に負けないぐらいの男に仕上げてもらいたかった。
いつしか紗江子は純一に恋をしていた。
この時の紗江子は母貞子の、純一の本当の気持ちをまだ知らなかった。
純一が自慰にふけるとき、それはエロ本に出てくる女とか、紗江子自身が土工の彼と絡んでいる姿を覗き観てのことだと、ずっと決めてかかっていた。
純一が貞子が醸し出す情交が足りなくて疼く妖艶な人妻の肢体に憧れを抱いていることなど知る由もなかった。
母のため、わざと下着に精液を付着させ、それを嗅がせたうえで洗ってもらっていたとは到底思わなかったのである。
「ああっ、またやってる。お父さんも自分で洗ったらいいのに」
父親の下着の色や形になど興味を抱いたことはない。
単身赴任の父が時折小包を送ってよこすが、それがすべて使って汚れた下着だと紗江子は思っていた。
ところが実際には、訪販で逆に買わされた健康食品であって、送ってよこす理由は「金送れ」の合図だったのである。
定期的に母の貞子宛てに密かに届けられる婆様からの詫び料を、いつの頃からか知って集っていただけのことであった。
夫婦間は完全に冷め切っていた。紗江子が疑って詮索しないことは都合がよく、むしろ喜んだ。
母は母で、それを隠れ蓑に純一に密かに心を寄せ、通い詰めていたのであった。
かくして紗江子は忍び込んだ先で待っていてくれた純一と絡んだ。
植え込みの中から貞子はその絡みをそっと覗き見たあと、すぐにその場を離れ自宅に逃げ帰った。
娘の紗江子に純一との関係を知られたくなかった。
純一に対しても、娘紗江子と情を交わしているところを盗み見し、興奮が治まらなくなった母として、人妻としての姿を知られたくなかった。
純一に対し、熟し切った身体を娘と入れ替わりに与えようとするような卑猥な人妻と思われたくなかった。
嫌われることが何よりも怖かった。
純一との間は秘めた恋として、これまで通り続けたかった。
紗江子に挑みかかる純一の姿を・・・「あれはエロ本相手に自慰にふけっていた」・・・ことにしたかった。
その夜貞子は、身体が燃えたぎって胸がせり上がり、一睡もできないまま明け方を待つことになった。
辛かった。
苦しさに、何度純一を襲いに離れに忍び込もうと考えたことか知れなかったが身動きしないようにして耐えた。
けだるい身体に鞭打って、いつものように純一の食事の支度にかかった。
昨日の昼間、いつものように取り込んできた純一の汚れた洗濯物を洗い終え、紗江子には絶対に見つからないよう、秘めた場所に干し終え紗江子を呼びに部屋に行った。
紗江子は部屋にはいなかった。
昨晩、あのまま純一の部屋に泊まったかもしれなかった。
出来上がった純一の食事の持って行き場に困った。
もしもあのまま、純一の部屋にいて、夜通し絡み合っていたとしたら食事を運べば純一にそれと知られてしまう。
どうにも困ったが、さりとて捨てるわけにもいかず、恐る恐る裏を抜け、純一の部屋に忍びより中を小窓から覗き見た。
紗江子はいなかった。
部屋の中が荒らされ、傷を負った純一が片隅で小さくなって呻いていた。
慌てて部屋に飛び込んで抱き起し、介抱に当たった。
幸い怪我は打撲と裂傷だけで済んだように思えた。
部屋を片付けると、何も聞かず食事の支度をし、痛みに苦しむ純一のためにひとつひとつ口に運んでやった。
汚れた口元を持ってきたハンカチをおしぼり代わりにして拭いてやった。
食事を終えると寝かしつけ、部屋を出た。
例え純一が何も言わなくても、貞子には紗江子と純一に間に起こった事件がなんだったのか想像できた。
恐らく裏切り者の紗江子と純一を痛い目にあわそうと土工の少年が殴り込みをかけたんだろう。
紗江子はだから、その少年に連れ去られたに違いなかった。
後を追おうにも、どちらに向かって探しに行けば見つかるのか、見当もつかなかった。
紗江子の無事を、ただじっと家で待つしかないと貞子は思った。
女の本音と建前は大人であっても余程女遊びに長けたものでなければ理解できない、ましてや少年であっては尚更だった。
初潮が始まり、身体が心より先に成長し始めた少女には、恋心より欲情が勝ることがあった。
抑えがたい疼きの、どこをどうすれば治まるのか知りたくて仲間の少年を身体の中に誘い込んだ。
だから紗江子は、本当の意味での恋をしらない。
それが貞子の目にも芽生え始めたように思えたのが母の貞子の目の前で契って見せた純一との絡みだった。
どちらが上でも下でもなく、いたわり合うように身体の一部を結合させての絡みだった。
自分が土工の少年相手にワレメと男根を絡ませたそれとは異質のものだった。
紗江子はともかく、母である自分は恥も外聞もなく、娘の前であの時確かに男に溺れた、溺れきって欲しがって泣き叫んだ。
最初のうちこそ娘を暴力から救ってやりたくて、バールをワレメに突っ込まれ怯えている娘の代わりに自らの身体を開き男を誘い込んだ。
だが、誘い込んで絡みが始まると、徐々に女の奥深くに眠る 「久しぶり」 という耐え切れない想いに火が着いた。
少年も、生まれて初めて女に胤を仕込むべく身勝手な射出を渾身の我慢で堪え、逝かせきって後に子宮に向かってつけた。
「良かったわ」 身体の底からわき起こる本音だった。 その場限りの本音だった。
埋み火を消してほしくて尚も誘おうとワレメを開き、男根を口に含み奮い勃たせ挿し込ませ、腰を使って射出を弄った。
「・・・これが欲しいの? どうしたいの? ねぇ・・・」
あとは燃え上がる一方だった、そのことで男が勘違いをした。
「裏切りやがって!!」
バールを手にし、怒気を含んだあの時の少年の顔がちらついた。
同じことを、いやそれ以上のことをあの後紗江子に行ったに違いない。
誰に教わったわけでもない。
娘自身が自ら選んで歩み始めた道、男遊びだった。
その日一日、貞子は不安に覚えながら紗江子の帰りを待った。
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アップデート 2024/06/05 06:05
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