知佳の美貌録「森林公園にて」 熟女の魅力に取り憑かれると思った以上に溜まるらしく・・

「おばさんの旦那が怒鳴り込んできたんだって!?」
ボイラーマンの荒ぶる声が事務所から漏れ聞こえた。
「だからそれは、ちゃんと解決済みだって!」
支配人はボイラーマンに向かってもうおばちゃんとの関係は切れてると懸命に言い張っている。
だが、肝心のおばちゃんは若い肉体が忘れられず、相変わらず深夜になるとこっそり忍び込んで関係を続けてくれていた。

一般常識から考えると、まさか久美を帰す時間はとっくに過ぎている深夜まで書類整理に当たっているとは思っていなかったらしく、支配人に焦がれるおばちゃんがいきなりドアが開けた。
そこに久美を見つけると、訳も聞かず邪険に扱った。
「あんた、こんな夜更けにここで何してるの?」
「何って、書類整理じゃない。見ればわかるでしょ!」
「ふん、どうだか・・」
支配人室に据え付けてある密会に使ったであろう、まるで穴倉のような場所にしつらえてあるベッドを横目で見ている。
その目は、若い久美への欺瞞と今宵こそはと家を抜け出してきた欲望で脂ぎっているように見えた。
( ご主人が寝取られたことにあれほど荒れ狂っているというのに、まだ支配人と通じていたんだ )
しかも他の従業員に見つかるかもしれない深夜帯に潜んで来る・・呆れるしかなかった。
( 話しには聞いてたけどあの年齢になるとある時期母と同じように男が欲しくて狂うようになるんだ )
心のどこかで、この熟女をそう軽んじている自分がいた。
久美たちが懸命に仕事をこなしているというのに、淫行のために駆けつけておきながら万一見てないところで久美と・・とでも思ったのか一向に帰ろうとしなかった。
たとえ明け方になってでも、支配人とベッドを共にしたい、そう顔に書かれていた。
おばちゃんは、職場で普段見慣れている姿と違ってこの日は化粧がやたらケバイ、
すっかりその魅力に取り憑かれてしまった若い男の肉体に、自制心も何もかも忘れ、夫や家族すら投げ出し溺れ切ってしまっているように思えた。
自分はもとより、夫である飲んだくれの父や成績優秀で目に入れてもいたくないほど溺愛した弟をも捨てて男に走った母のように、
枯れたことを認めたくないオンナのホンネが大人に時間なればこそ溢れ、ケツの青い事務員などに奪われてたまるかと必死の形相で睨みつけながら幾度となく咥え込んだ男に事務員を早く追い返し始めない?と熱っぽい視線を送っていた。
キリの良いところまで片付けたかったが、恨まれてまでロハの残業をと考え部屋を出た。
単身赴任が長い支配人は情けないことに相手がおばちゃんであっても眼前に晒される肉体に我を忘れかぶりついてしまう、この後久美の気配が付近から消えると早速始めてしまうんだろう。
その証拠に久美を見送る役の支配人は、おばさんに言い寄られ抜け出せないのだろうついにこの日は部屋から出て来なかった。
フロントマンは通常の勤務時間外ということもあって、おばさんが潜んできたことは気づいたが控室で知らん顔して寝ている。
おばさんさえ顔を覘かせなければ喜んで送ってくれただろうに、この時間ではもう見送りを頼める人もいない。
男にとってこれからシモの世話をしてもらえるからには事務員の送迎などどこ吹く風。ドアの下の隙間から見えていた灯りはとっくに消えていた。
仕方なく久美は地下室に降りてみた。案の定心配顔のボイラーマンがいつもの椅子に腰かけ待っていてくれた。
旦那が怒鳴り込んでくるほど職場で知らない者もいないあからさまな不貞、それを自慢気におばちゃんは職場でこうしたらああなったなどと淫行を事細かに言いふらす。
同年代の女たちも余程飢えているんだろう、眼を輝かせてソレに聞き入り足りないところはわざわざ問うている。
そうして決まって、昼間女たちはおばちゃんの恋路を邪魔する久美を何かにつけて邪険に扱った。
おばちゃんが、せっかく単身赴任で難儀してる若い支配人の溜まりきったモノを抜いてあげようと毎夜忍んで来てあげてるのを邪魔するなとでもいうように。
久美と支配人が、例えば昼間でもふたりっきりでいようものなら、まるで恋敵のように睨みつけ、意地悪した。
この時期ならでは、接客には殊の外気を使うべきなのに、気に喰わないとなるとたとえ相手が客でも自分たちはどうせ学のない百姓女だとでも言いたげに粗野に扱った。
特別変わった事件など皆無の田舎故、ひとりの男に複数の女が言い寄っているんだと、まるでお化け屋敷かと思えるほど朽ち果てたホテルで夜な夜な淫行が・・とでも言いたげに面白おかしく町民に伝わっているようだった。
それ故各所からやんわりと忠告が入った。
体面を保つべく支配人は、とりわけしつこく忠告してくるライバル視していたボイラーマンに辛く当たった。
まるで、職務が終われば私生活をとやかく言わないようにするのがお互い様じゃないのかとでもいうように、
れっきとした妻が近いとはいえ他県に住んでいて、これだけ多忙を極めてるのに時折帰ってはいるんだよと自慢げ支配人はボイラーマン当てつけで云った。
ボイラーマンはボイラーマンで妻もおり、しかも銘家でもある。町議として持ち込まれた問題を不貞の恋愛などというものに首を突っ込むことなく穏便に解決しなくてはならない。
「不貞を働く男に久美ちゃんの送迎を頼むのはどうかと・・」ホテル業界や社長はともかく、町民に聞かれたらどうするんだと言いたいのだ。
どうしても支配人に、男女のことについて泣きついてくる旦那のため止めてあげてほしい、その忠告を町として出ささざるをえないと言い募った。勤務先の都合から町議によって持ち込まれた難題故手下の篠原がこれを伝達しなければならなかったのだ。
支配人はお返しとばかりに久美は許しただろうが出勤状態が同じホテル内の他のものに比べ、殊に話題に上っているおばちゃんに比べ好ましくないと暗に解雇を口にする。
( 支配人とおばちゃんがやらかしていることは通常の恋愛ではなく欲望渦巻く不貞による淫行であることは事実だから忠告は仕方がないにしても、町議はこの場合別で職務上出かけなければならないときだってある )
お互いそれは解っていることだが、こと女の問題が絡むと話しはややこしくなる。
町議の給金では派手な妻と銘家を支え生活できるはずなどないことは事実だった。
それにホテルにしても、客がいないときボイラーはそれほど必要でない。従って給与は青色申告に支障が出ない程度に抑えてある。
久美ならばこそ、それを理解していた。
ボイラーマンが不倫をやめろと警告し、支配人はお返しとばかりに町議を役立たずの無駄飯喰らいと侮蔑する、それを久美が庇ったことから、否応なしに送迎担当を巡って男同士の、 久美をめぐる争いに発展していった。
おばちゃんと支配人は肉欲に溺れ始め、まるで時と場所を選ばず絡み合おうとする。
すると当然久美の送迎はおろそかになる。
それをフロントマンとボイラーマン、出入りの業者が手分けし代行するようになっていた。ボイラーマンと業者はロハでだ。
久美は久美で、仲間内の女の横恋慕を、特に嫌いなおばちゃん達を避けたくて、またそれによって支配人の不自由を阻害してはならじとボイラーマンを送迎に、自然に頼むようになっていった。
だが、ボイラーマンはボイラーマンで相談事にかこつけ、人妻を甚振った過去がある。支配人同様かそれ以上に女好きで職場に知られないように久美を求め、しばしば車を立ち往生させる。
久美としては、行き帰りに身体を求められると、どうしても家事の時間が割かれ子供に迷惑をかけるから避けたいと思った。 が、
そうすれば、また共同作業しなければならない支配人の陰口を聞くことになる。
支配人に頼めば、一直線に家路に向かってくれるのにである。
書類の提出期限が迫っていて時期が時期だけに、本来はそうしたかった。
だが、騒ぎを聞きつけ目の当たりにしたフロントマンや仲間(多くの場合出入りの業者やバスの運転手)が、こぞってボイラーマンの送迎を推した。
「だってさ、支配人がたんびたんび(都度)に留守してたんじゃ、ホテルはどうなるの?」守りたい男のためおばちゃんが発したいかにも正論。
自分のやってることは棚に上げ、疼くアソコをどうにかしたく、このままじゃ支配人が消えてなくなるとでも思ったのか普段は人一倍横着者のクセに切なくなった当のおばちゃんがイの一番にこう言い放った。
支配人も久美もいってみれば監督署の指導要綱をとっくに超えたサービス残業、不貞ならまだしも、官庁に知れ渡ったら元も子もなくなる。そんなことを考えながらコトに及んでいたのかと半ば呆れつつも結局折れるしかなかった。
「どうしてもわたしを定時で追い返し、空いた隙に思う存分抱かれたいんだ」四六時中支配人の傍に居たいんだと気が付き
ボイラーマンに話すと、
「ほっておけ! いつかは再び世間に知れ渡り行き場を失って関係が壊れる」
おばちゃんは50に近い、それに比べ支配人は37、確かに飢えた女を前にすればその空洞を我がモノで埋めんと男なら躍起になるが、所詮奥さんとは比べ物にならないほどの使い古し、どう見たって近いうちに男の方が飽きる。
( 自分たちだって支配人の留守におばちゃんがその気になってくれさえすれば拝むことだってできる ) そう思えばこそひた隠しに隠してくれたフロントマンや帳場の男も、我慢できず代用品で済ましたりすればそれはそれ、一気に萎える。
「奥さんに久しく逢えなくて、溜まってるんだろう。それに体裁を気にする奥さんと違いおばちゃんは手入れの仕方も知らない激情そのままのアソコを晒したんだ。誰だって過ちというものは人生一度や二度はある。可哀そうだが、好きなようにさせてやれ」
おばさんの恋路を邪魔するなと言った。
こうしてボイラーマンが正式とはいいがたいが・・久美の送迎に当たることになった。
そのボイラーマン、運転技術は流石に日頃走り慣れているせいか、無免許の久美が見ても几帳面を絵に描いたような支配人の運転とは雲泥の差だった。
毎度同じ道を通るような几帳面さはなく、知らない道をどんどん走ってくれ、それでいてとにかく巧い。
毎度違う道を通るのに、支配人の時と遜色ない時間で送迎してくれるのである。
すっかり感激してしまった。
この頃では送迎ですらすっかりドライブ気分、慣れが出た。
疲れた身体をシートにもたせかけ、疲れると寝入るようになる。
ところが、いったん身体の関係を持ったボイラーマンは、その都度 隙を見て横道に入ろうとした。

ボイラー室でも、行くたびに触ってきていたので、それで十分満足しているかと思いきや、そうでもなかった。
この頃では職場内は色事で満ち溢れていて現役男女にとっておさまりがつかない状態なのである。
リーダー格のおばちゃんが支配人相手に簡単に身体の関係になれたと知って他のおばちゃんたちも後に続けとやたら男どもに声を掛けてくるし触りたがる。
知らぬ間にとは言いながら、元はと言えば久美が赴任してから妙な経緯になり始めたのだ。
仕方ないから溜まりきって我慢できないときはおばちゃん連中に世話してもらうこととし、もしも許される事なら久美と・・皆が皆そう望んでおりボイラーマンも気が気じゃなかったのだ。
男は女を、女は男どもをそれとなく見張るようになったホテルでは、フロントや支配人、おばちゃんたちの手前、逢える時間に限りがある。
お茶を地下室に運んだ隙に、誰か地下室に降りてくるものがおれば見つかるような危うい休憩用のソファーで触らせてあげる程度しかできなかった。
元来方向音痴の久美は送迎途中で一旦脇道に入られると、もうそこが何処なのか見当もつかなくなった。
( 触る場所を探して、懸命みたいな気がする )
次第にどこをどう走ってもらってもそう思えるようになっていった。
「時間がないの、間に合う?」
もうそろそろ危なくなったかなと思う頃になると、わざとこう聞いた。
それはそう、高原ホテルにとって助手席に大人しく座ってるのは町長であり銀行の支店長であり会計事務所の所長、下手すれば弁護士。
彼女の頭脳と機転が無ければ大惨事を招いたホテル・町なのである。
言われることに逆らい、大事な電話を取り損ねたとか業者との約束を違えた。いやいや銀行への支払期限を違えたなどということになれば即数億単位の取り立てに追われる事にもなりかねんのだ。
支配人室でおばちゃん相手に腰が抜けるほど淫行をやらかしただろうななどと妄想するにつけやりたくて狂っていただろうに、そう言われてやっと渋々ながら元の道に戻ってくれていた。
それでも、これはボイラー室の延長だと軽く思っていた。久美が請えば引き返してくれると。彼がこの日忍ばせた右手の指に久美の耐え切れない想いが湿り気となって伝わっていたからだ。
支配人が、このまま突き進めば人生の末路に迷い込むことになると知りながら、おばちゃんとの関係を断ち切れなかったように、ふたりもまた日々募る想いをこらえ路を急ぐ、そうやってある日、とうとう草ぼうぼうの山中に迷い込んでしまった。
( 抜け道がわからなくなった )
助手席の久美はそう思った。
路はだんだんと狭くなり、とうとう道路わきの草がフロントガラスの半分にまでかかり車の腹を音を立てて擦るようになってしまった。
「車大丈夫?この先にUターンする場所あるの?この付近で引き返せない?」
車の運転ができない久美であっても、Uターンできる場所は草に覆い隠されて見当たらない。このままでは車ごと藪の中に突っ込んで車から出ることすらできなくなると恐怖すら覚えた。
先ほどまでの、半ばコンクリート製の道はいつしか、すっかり地道に変わり、やがて車の腹を擦るように轍が切れ中央部だけ盛り上がっていった。
草ばかりか木の枝までもがフロントガラスを叩く。
それでも走るのをやめなかったボイラーマン、
時間ばかりどんどん過ぎて行った。
もうダメかと思ったとき、車は藪を抜けきっていた。
「わぁ~ こんなところに出た!!」
出た先に、木々に囲まれるように見慣れない 如何にもっていう風の建物群が数軒あった。
「良かった~ 凄い!あんな道を知ってたなんて!」それがどんな場所か直ぐに見当はついたが今は生きて無事普通の道に出れたことがうれしかった。
久美は改めてボイラーマンの見識を見直し、褒め称えた。
照れたボイラーマン、
「ちょっと休もうか」
自然を装ってこう言ってくれた。
この言葉に、何の疑いも持たなかったのは、この手の場所に入ったことがなかったからである。
久美も疲れてへとへとだったこともあって、しかももうここはホテルとは程遠い場所に思え誰かに出会ってもバレないだろうしお茶ぐらいならと合意した。
建物群の一軒に、車は勢いよく滑り込んで、シャッター付きの車庫に入った。
シャッターを閉めると中は薄明かりが漏れる程度になった。
車を降りて、車庫の後ろのドアを開け、久美は驚いた。
( 喫茶店じゃない・・ )
チラリと覗いた部屋の奥に大きなベッドがあり、枕がふたつ並んでいた。
(ゲッ、 してやられた ) 最初からここに来るつもりで野分道を強引に突っ切っていたのだ。
久美は焦った。
そこは初めて目にする、うわさに聞くラブホテルの一室だった。
( 抱きたくて、どうにも我慢できなくて迷ったフリしてたんだ )
ボイラーマンはこの付近の路に、完全に迷っていたわけではなかった。
かつてあの相談に乗ってあげたご婦人と逢瀬のため使ったホテルなんだろう。方向だけは見極め、ひたすらラブホテルを目指し、車を進めていただけだった。
久美も悪かった。
久美がホテル内を彷徨っていないかおばちゃんがホテルじゅううろついて探していて、もし万が一久美が帰宅していたら支配人にお情けを頂戴しようと幾度も支配人室の前を行き来していたのだ。
ついさっきまで作業服で立ち働いていたものが、今はすっかり身綺麗に着替えを済ませ気持ち悪いほどの芳香を振りまいてその時を待っていたのだ。
ボイラーマンだって所詮オトコ。あれがお客様が来た時の女かと思ったのも無理はない。もう間もなく待ちに待った淫行が成就できるとあって胸元や裾を心なしか開けてうろついてくれている。男とは悲しい生き物で、発情し切った熟女を見たら勃たなかったものも己の自慢のモノを差し出せば間違いなく堕ちてくれると確信できたとき、その期待にこれまで記憶になかったほどいきり立つ。
その勢いのまま久美を送っていくことになったから堪らない。最初から脇道にそれ、普段誰も来ない森林公園内に車を止め、高台に彼女を引っ張って登った。
そうやって見晴らし台のようなところに立たせ、後ろから抱え込むようにして指を忍ばせた。
「あぁ~ あん・・人に・・観られるかもしれない、こんな場所じゃ・・」
公園のデッキ上になったところに立たせ手摺りに掴まらせ、後ろから攻め抜いている間中、久美は喘ぎながらも気が散って逝けないのかやたらと周囲を気にする。
今日のおばちゃんがそうであるように女とは所詮オトコ次第。欲しがってくれたことに喜びが広がり潤ってしまったからこそ、危険と知るつつもアソコを掲げ耐え切れなくなってくれたはずの男の侵入を促した。
久美は如何にも小さな身体だ。妄想していた通り、指を挿し入れ推し量ってみた通り挿してみて、その具合の良さにキツさに男の方こそ本気になってしまっていた。
狭さと奥行きの短さに加え、締め付けが女をこれ以上ないほど堕とすにはこの場所ではもったいないほどキツかった。
相談に乗ってあげたご婦人の時の感覚で見れば久美もまたごく自然に受け入れているはずなのに、ご婦人の時と違い先端 つまりカリをこれでもかと奥に引き込もうとする。
何度も負けそうになり、とうとうこのまま射出させては負けのような気がして引き抜かざるを得なくなった。
だが久美は、引き抜きにかかるたびに落胆の声を上げ、もっとと懇願した。
逝きたいのに、完全に逝けないと ここに連れて来てくれた男に暗に抗議したのである。
なにしろ出かける前おばちゃんに触発され、あのようになった女にハメたくて間に合わせでコトに及んでいる。
従って合意を得るいとますらないまま挿し込んだ良いが、如何せんナママラなのである。
支配人が何故におばちゃんを選んだかと言えば、ナママラであっても遠慮なく中奥に放出できる。孕む心配はほとんど皆無だからだ。
ところが己が相手をしている女はと言えば、己が開発したに近い30路になったばかりのいわばアソコが熟し始めたオンナなのである。
生涯一度あるか無いかのチャンスが今巡って来ていた。
これからの長い人生、この女を堕とすか堕とさないかですべてが決まるように思えた。
支配人がおばちゃんをモノの見事に堕とし切った。それなら俺もこの女を他の男に奪われないためにも完ぺきに堕とす必要があった。
我慢に我慢を重ね、太さも長さも完ぺきな状態になってから責め抜いてやろうと決めた。山奥とは言っても昼間の森林公園内である。誰が見ているとも限らないが、覗き見されつつ人妻を奪うことこそが彼の性癖にマッチしたと言っても良かったのだろう。
腕の中の人妻は早くしてと狂いまわるがその都度、なだめすかし、ケモノになりきらせ、ともすれば腰砕けになりそうな久美を支え良い景観を拝みつつ深部に向かい、何とか合意を得てドクドクと注ぎ込んだのを覚えている。
( 覗き見する方も覗かれる方もお互いに、第三者から見られているかもしれないという、思ってもみなかったほどの露出の刺激に酔いしれた ) 歓喜の雄たけびを上げたいというのに久美は
支配人のことを悪く言えないようなことをしてしまっていたんじゃない?と問うてきた。
もしも誰かに観られでもしたら、即そのまま議員としての決断を迫られる、
「今度からやめようね。 ねっ、そうしてね」
久美に、こう何度も懇願されながら、それでも回復すると幾度も責めにいたときの完全に逝かせ切れなかったことを、ボイラーマンはいつまでも気にしていた。
( 町議である以上、滅多な場所で・・ )
久美の忠告を感謝しつつも、ある筈もないのにどうしても支配人から奪い取りたい気持ちが抑えきれず悶々としていたとホテルの部屋に入って教えられた。
「支配人とはなんでもないのよ」
いくら説明しても納得しないボイラーマン。
「それじゃ、ちゃんとそれを証明してくれてもいいんじゃない?」
ここなら外部の人から見られる心配はない、
「あの日の続きを、ちゃんとした場所でしたかったんだ」
そう言いながら抱きしめられ、求め続けられ、久美は遂に観念した。
木立の中で、この男との行為に突き抜けるような刺激をオンナとして初めて感じ、悶えた感覚・記憶も確かにあった。
これまで幾たびか送迎してくれ予期せずして脇道を走られ、これと同じような場所に連れ込まれ、いつしかこんな風に責められるかもしれないという期待も欲望も 無二の友人が実際そうされた、気持ちどころか躰も跳んだと聞かされたときから、実はあった。
木々に囲まれてはいるがら、所詮路だから通る人に観られるかもしれないし、またあの話しにあったような刺激を体感できるかもしれない、
そう思うときどうにも、自分では止めることのできない妙な欲望がわいていたものだ、
幾度も、屋外で欲しいと言われるか言われないかのうちに受け入れの態勢を自然とてしまっていた久美、
女衒の家系に生まれたからだろうか、遠慮がちにコクられるまでもなく、逞しすぎる彼のモノを中に欲しくなっていたことも事実だった。
ボイラー室で、お茶を運んできた久美を散々嬲りまわす間に男は久美の中に潜むオンナの弱点をそれとなく見つけ出していた。
最初は「まさか・・」と思わないでもなかった。
それほどに反応は早くなり、男の目から見ても もうこれ以上どうしようもないほど昇り詰めていたのだ。
コトに及ぶ時 声を漏らさせないよう、必ず唇を奪わなければならないほどだった。
おばちゃんが知らずして女たるものの何かを魅せたことで知らぬ間に、久美にも対抗意識が芽生えオンナの部分が男なしではいられないほどに熟しきってしまっていた。
終えた時の、その自慢げな顔も仕草も あの相談に乗ってやったご婦人に負けないほど一段と磨き上げてやりオンナの表情になっていった。
屹立を太腿に押し付けながら指を、時に舌を、寝取りたくて、狂わせたくて間一髪のところに潜ませ這わせてやった。
だからこの時アソコに巧みに挿し込まれ、幾度も突かれ、嬲られ男を奮い立たせるため喘いでくれた。
密林に迷い込んだ時の、あの これから男女の何かが始まるような秘密めいたゾクゾクする気持ちと、
そこを抜け出した時の「やったー!」という感極まるような気持ちがボイラーマンの中でないまぜになった。
この先心配するほどホテル内では自然体のまま、ただがむしゃらにしがみついてくれた。
公園内から移動すべく、ずいぶん時間を要したというのに仕込み切ったアソコは乾くどころか期待に益々潤みを帯び始めている。
ひしと抱きしめ屹立を添えてやるだけで見事な反応が返って来た。
ベッドまで辿り着けなくて、立ったままでコトが始まってしまった。
今受け続けている男の指の、アソコを這いまわる感触に、屋外の ボイラー室の そして送り迎えの指使いの・・、それら長い時間を要した愛撫と相まって、もはや隠しきれない状態になってしまっていたからだった。
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