知佳の美貌録「女が牝に変容するとき」 職場を避け森林公園の更に奥まった場所に向かうふたり

久美が地下室への階段を下りてボイラーマンのもとに、訳ありで通い始めたとの噂を聞くと、これまで沈黙を貫いていた支配人が真っ先に阻んだ。
聖人君子然としていた支配人は最初の頃こそ、なんやかやと業務を言いつけ事務所のあるフロアーに縛り付けた。
だが職務上の身分は上でも実務では到底かなわなく久美は独り歩きする。願いが叶わないとみるや、フロントマンたちを巧妙に使ってゆく手を阻ませた。
おばちゃんたちが支配人に告げ口する。そのことをフロントマンは久美に告げ、長話に持ち込ませるのである。男と女の関係になれなくても一定期間共に過ごすことが出来れば古んとマンの溜飲も下がる。
それでも久美の意志が固く、払いのけてでも行こうとすると支配人の八幡はボイラーマンを事務所に呼びつけ、彼に向かって久美の前で解雇通告を突き付るのである。
町議として必要不可欠な町民からの呼び出しに、接客に当たらなければならないような大事な勤務時間中に悪いと知りながら、やむにやまれず応じてしまっていることを逆手に取った解雇通告だった。
ボイラーマンは臨職であり、出勤日時に特段の制約はないと暗に認めて給与を低く抑えているのにである。
雇う側として町民の件の内容は百も承知しながら、恋敵の存在が目障りで、つい冷徹な言葉が口をついて出た。
雇い入れは支配人の独断で行うことが出来た、なにも町議を雇わなくても高齢者であっても免許さえ持っていれば雇える。
雇う側の裁量で恋のライバルである篠原に それも恋する久美の前で再び解雇通告を行った。
法的にはこの解雇通告は無効であるばかりか、このような発言をした支配人こそ適任であると言えなくなり解雇される立場に追いやられる。
一旦恋に堕ちた女は浅はかだ。その場は些細な感情のもつれということにして双方引かせれば良いものを久美こそ黙っていなかったのである。
男どもは勝手に自分こそ天下みたいな態度をしているが元々ホテルが開業できている理由は、ひとえに久美の頭脳とそれによる伝票操作にある。
つまり、支配人や町議の篠原は名目上置いているだけで、実質支配しているのは久美だった。
不具合が生じた場所の修理に工事人を呼びつけるのも、彼らに支払いの約束を取り付けるのも、更に篠原をして町議を黙らせているのも全て久美が後ろから手を廻してのことだった。
久美が支配人を解雇するといえば、それはそれであっさりと人事替えが出来るし、四の五の言われたからと手を引けばホテルは即日倒産し経営側は資産を没収され全員解散となる。
それでも八幡が篠原を解雇しようとしたのには訳がある。
森林公園で情を交わして久しく、久美は見違えるように変わっていった。だが、篠原は仕事に出て来てくれなかった。
待ちかねた久美はある日の朝、事務所を抜け出し地下室に降りた。
そこに焦がれていた篠原が逢いたくて来てくれていた。
久美との関係を周囲に知られはすまいかとボイラーを自動運転に切り替え身を隠し続けていたのだ。
そんなこととはつゆ知らず久美は篠原に飛びついて行った。
久美の行方を捜し八幡は、用事がない限り足を向けようともしなかった 噂のあった地下室の階段を足音を忍ばせ降りて行った。
果たしてそこにバレリーナとバレリーノが演舞の真っ最中という風な格好で密着と言おうか寄り添い・・肝心な部分はスカートに隠されていて見えないが、篠原の下半身にはバレリーノの如くズボンなどという邪魔なものは当然の如く着けておらずバレリーナ役の久美もスカートをたくし上げられ、太股を抱きかかえてもらいつつ身体を密着させており、相手の首っ玉にしがみつきながら苦悶の表情で立ってい・・ なのである。
双方バツが悪かったのかその場は何事も無いようなそぶりをし、八幡は事務所に引き返したが、どこかでおばちゃんも覗き見てたんだろう ご注進に及び篠原を事務所に呼び出さなけばならなくなり、解雇の言い渡しとなったのだ。
久美は篠原が解雇されたと知ると支配人の八幡に向かってこう言い放った。
「支配人に甘えてばかりいてごめんなさい。これから通勤は自分で何とか考えます」
懸命に引き留める支配人を振り切って、久美はその日は仕事もせずバスで帰った。
もうホテル中にバレてしまったことでありバスの都合が、どうしてもつかないときは篠原を呼び寄せた。
ホテルの脇の、少し坂道を下ったような場所がボイラー室の入り口で、その隣がバスのUターン場所だった。
ホテルに呼びよせるというわけにもいかず、そのUターン場所に篠原の車を呼び寄せた。
解雇にしたはずのボイラーマンが久美の送迎をする妙な光景がしばらく続いた。
そんなある日、篠原は別の町議の男と突然ホテルを訪問してきた。
支配人が権限を行使するなら町議として支配人に向かって最後通告をしてきたのである。
よせばよいものを支配人は篠原の妻に向かって「自分がご主人とウチの事務員の仲を引き裂いた」と報告したのだ。
外で遊ぶだけ遊んできた妻にあっては支配人という男の潔癖すぎる性格こそが末恐ろしくなった。
このまま放っておいたら議員としての生命が絶たれるとでも思ったのだろう。夫にご注進と相成った。
激昂した篠原は返す刀で八幡を一刀両断切り捨てに来たのだ。
貸し出していた資金の調達が出来なかった場合、責任者である支配人の資産も、ひとりの責任者として経営者共々差し押さえるというものだった。
破綻後に建て直す筈だった青図面まで投げて寄こされ、閉鎖の期日を迫られた。
支配人は青図面の存在を知らなかった。知っていたのはホテル内では篠原と恋仲だった久美だけだったのだ。
男としての差配は見事だったが如何せん、経営者としての支配人の考えがどこか甘かった。
久美を奪われまいと、男としての本性を現したばかりに、逆に首根っこを押さえられてしまうことになったのである。
ホテルの敷地内でこそ、支配人が上位にあっても、いったんその場所を離れると相手は年上の、地区選で選ばれた議員であり、所属する役場は銀行越しにすべてを支配し久美に指示していたのである。
支配人は操り人形になった。
ほどなくして篠原は、再びボイラーマンとして復活し、正々堂々久美の送り迎えをすることになる。
帰ってきてくれた篠原に久美は喜んだ。
立場を確立した篠原は、徐々に久美の心と身体を解きほぐしていった。
この頃から会話に費やされる時間のほぼすべてが、お互いの身体の貪り合いになる。
だが、そこは町議。
ボイラー室では肝心な男女関係には決して至ってくれなかった。
階段室からは見えない場所にソファーを移動させ、絶妙のタイミングで肝心な場所を押し開いて舌や指を使って愛してくれても、そこから先には決して進んでくれない。
久美は焦るあまり、日常的に下着を身に着けず、階段を下りていくようになる。
人の降りてくる気配がして見上げると、下腹部がそれとなく見えるような格好で人妻が地下に通うようになる。
( こんなことをさせておいては、いつかまたあの時のように支配人に見つかってしまう )
既にお互いのその部分は十分に確認し合っていた。
この頃ではいつ重ね合わせるか、そこはもう篠原次第となっていた。
異性の奪い合いは時として冷静さを失わせる。寝取られてはならじと連日迫られた。
それでなくても篠原は、町議としての多忙さと収入のなさに妻に見放され、独り身のような生活を強いられ溜まっていた。
つまり、名誉と財産目当てに嫁いだ妻に今度のこともあって三下り半を突き付けられていた。
40代の男盛り、溜ま過ぎて しかもライバルの存在を意識し吐き気をもよおす程女を相手に吐き出したくて夜も昼もなく悩んでいた。
ホテルの閉鎖を通告しても見下したはずの支配人と、相も変わらず部屋に閉じこもって書類整理に追われる久美がいる。
通いのバスの運転手が持ち込んでくるハーレーの後部座席に乗って意気揚々とドライブを楽しむ久美がいる。
発情してしまった人妻故 いつ何時奪われてもおかしくないような状況が連日、目の前で繰り広げられていた。
( 他の男に渡してなるものか!)
意を決した篠原は送迎途上に凝りもせず 思い立ったようにわき道にそれ、どんどん藪の中に分け入り、あの人も通わぬ森林公園に久美を誘い込んだ。
そこは樹海の中に小さな広場がいくつも作られ周囲を木製の柵で連ねただけの閉鎖的な場所。
車が止まり、降ろされた場所は以前初めて結ばれた場所と違い行き止まりになっていた。
「ここならだれにも邪魔されないで話が訊ける」
そういわれて誘われた。
それでも人を避けようとしたのだろう。やや高台に向かおうと手を引かれた。
公園とは名ばかりの獣でも出るようなうっそうと茂った雑木林が続く。車から降ろされた久美は、いざとなったら逃げようと心に決めていた。
高台に辿り着き、屋外でボイラー室の時と同様のことを迫った篠原を久美は突き飛ばし、その公園内を逃げ惑った。
彼の意図が分からなかった。
逃げる間に下着は引きちぎられ、スカートの中でその薄い布が揺れ、端からヒラヒラのぞいていた。
逃げては追いつかれ、突き飛ばしては逃げた。
幾度も腰に手を回され、胸元を襲われそして逃げた。
押し付けられる篠原の下腹部の感触に、この日ばかりは畏怖した。
恋する男を受け入れてもよいという考えは、いつしか消えていた。
それはまるで野獣が情交を繰り返したくて発情したメスを追い回す風に思えた。
逃げ惑う久美を追い詰めた篠原は、恐怖で棒立ちになった久美の下腹部を、勇者として襲った。
山を逃げ惑った疲れと恐怖から身動きできなくなった久美。
相手のなすがままだった。
ここなら支配人の目が届かない。
篠原は力ずくで久美の太腿を割り、己の鼻面を彼女の泉に押し付け啜った。
股間の漲りを我の手で確認するとズボンをずり下げ、屹立を引き出し、ゆっくり嬲りきって湧き出る泉に押し当てた。
抵抗があった。
芯部にあてがおうとして何度も振り払われた。
そうされることが篠原の興奮度を更に増すことになった。
暖かい感触が屹立を瞬間捉えてくれるが、油断した直後に振り払われる。
その都度、久美を腕の中から逃さないよう、ますます力を込め押さえつけた。
篠原は、事ここに至る計画を実行するため、何度も下見を繰り返していた。
にもかかわらず、いざ実行となった時、篠原はゴムすらもつけるゆとりを失っていた。
振り払われる屹立は随分前から限界を超えてしまっていてゴムを装着していなかった。
過去のペッティングを思うとき、数え上げれば今日は危険日であることを 頭脳明晰な議員なら理解していても不思議ではなかった。
何かにつけ間違いがあってはならなかったのでポケットには確かにゴムを忍ばせてはいた。
ところが、うまく誘ったと思ったのに初手から久美は血相を変えて逃げ出した。
恋人同士の良い点は、阿吽の呼吸でエッチに漕ぎ着けることではなかろうか。ゆえに逃げられたということで激昂し屹立にゴムをかぶせるゆとりをなくしていたのだ。
そればかりか、久美を野獣に立ち返って襲ったことで、人様のモノを奪って辱めてやるんだという感触に、温厚を強いられてきた屹立がたまりかね喚き散らしていた。
「もう少し辛抱するんだ」屹立に命じたはずなのに口から洩れた。
心にもない言葉が篠原の口をついて出た。
その言葉で体力が限界に達していた久美は観念した。
思えば久美からこの状況へと誘ったも同然だった。この世の全てのモノに罵声を浴びせたい気持ちになっていたからだ。
ここまで来てしまった以上、引き返せない状態にふたりはなりつつあった。
逃げ場を失った牝に激情が溢れそうになった牡が苦痛を柔和な顔に変えゆっくりと覆いかぶさる。
求めあったはずのふたりの、肝心な部分が触れ合い、その温もりが時間とともに他の類を見ない気持ち良さへと変わる。
危険極まりない野獣を迎え入れたはずなのに元々こんなやり方が望みだったのか ついに久美の動きが止まった。
双方が精神を一点に集中させ、己のソレを相手のアソコに合わせるべく微妙にずらし 嬲りながら結合を試みようとしていた。
篠原から受ける愛情という温かみに、身動きできなくなっていた。
苦し気な篠原の表情とは裏腹に、下腹部から別の生き物のように突き出した屹立はまるで解放されたかの如く喜々として胎内を駆け巡っていく。
男の表情そのままにその先端は、久美が欲しくて充血しきり小刻みに震え、濡れ光っていた。
こんどこそ征服してやったと雄たけびを上げたいのだろう。早く出したいはずなのに体位をあれこれと変え楽しんでる議員。
誘導されるがままに久美は男に背を向け、尻を突き出し、秘部をツンと上に向かせ、男の目の前に濡れ始めたソレを掲げた。
着衣のまま柵にしがみつき男のために下腹部を掲げる久美に、勝ち誇った篠原は、その湿った手で引き裂いた下着を慎重に分け入り、後ろからゆっくりと花芯を割って屹立を埋め込んでいった。
久美にとっての初めての不倫がこの森林公園の屋外、しかも逝きたいとせがんだことで今回襲われることになってしまっていて、今まさに望んだとおりの刺激的な状況下で完全極まりない寝取りを行ってくれようとしていた。
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No title
素人人妻物のしかも寝取られがテーマ、まだまだいらっしゃるんだとわかり
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このところ短編動画配信サイトは次々に不正プログラムを導入しています。
敢えて名前は伏せますが・・
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