逃避行の女 第六話 寝室で誘惑

エッチ目的でチョイの間出逢ってたものが、いつも間にか例えば買い物に付き合わせるなど四六時中周囲に彼を晒しつつ手を繋いで歩かないと気がすまなくなり、そして究極の形が家に招き入れ自分のベッドで愛を確かめ合う夢を抱くようになるんです。彼女はこれを娘さんや息子さんの了解を得ずして行いました。
男に抱かれ幸せそうに振舞う女を見るとライバルの女は彼女を敵視し始めると言います。
私はお父さんのこともあってお母さんの言いつけを守り我慢してると言うのに、お母さんは自分だけ家に男を引き込み楽しむなんて許せないと思ってしまったようです。
「この頃お母さんどうかしてるよ。あ~ぁ、面倒くさいなぁ~」
普通出勤だった息子さんはお母さんが作ってくれた朝食を7時頃起きて来て食べ、お弁当を持って足音を忍ばせ仕事に出て行きました。
残された娘さんは10時近くに起き、朝食をとってこれもそっと近所の人たちに見つからないよう家を抜け出しました。
自分では気づかなかったようなんですが、彼女もお年頃、いつしか母同様男を求め街を彷徨い始めていたんです。
引きこもりの娘のためにと普通に昼食を作ってテーブルの上におくんじゃなくて、しょっちゅう街中を徘徊しまくることを美紀さんは知っていましたから、それを考慮に入れ 「どうせ3つ作るのも4つ作るのも同じだから・・・」 とばかりにいつしか長女さんの分もお弁当を作りテーブルの上に置いておくようにしてたんです。
そう、自分が大事なオトコを得て、初めて娘の気持ちを察することが出来たようなんです。
「お昼はお弁当にしたから ちゃんと食べるのよ」 美紀さんが言うと
「うん、わかった」 気乗りのしない返事が帰って来ます。
それもそのはずで、彼のために作るお弁当と弟や自分のために作ってくれたお弁当とでは明らかに品数や出来栄えが違うからです。
それもこれも彼にぞっこんで、年頃の娘を持つ母であることを美紀さんの母性本能たる思考が追いつかなくなったからですが・・・
美紀さんの仕事は自由の効く訪問介護
ケアマネが上手く割り振ってくれて順調に次から次へと利用者さん宅を回って行ければ丸一日暇など無いようになりますが、予定が入らなければ次の順番までどこかで次に理由者さんの時間まで待機 (ある程度給与保証あり) しなければなりません。
「ふ~ん、今月ってこれっぽっちなんだ・・・ 月の出勤が15日だよ。しかも早出と遅番ばかり・・・」
「文句言わないの!先月は貴女の都合に合わせ他の人削ったんだから、それにさ、こうしてあげたらデートしやすいんじゃなくて?」
このように言われてしまえば返す言葉がない。事実カーセ〇クスが気持ち良すぎて彼に膣から男根を引き抜かないでと懇願し続け訪問時間を大幅に遅れ迷惑かけたこともあるんです。
乞うまで言われると黙って引き下がるしかなかったんです。
「此間(こないだ)見たわよ。仲良く手を繋いで… ごちそうさま。年下くんでかなりのイケメンじゃない良かったわね」
「これで給与が多かったらいいんだけど・・・」 皮肉を込め言い返す美紀さん。
その待機の時間を美紀さんと言わず殆どの人は自宅に帰って家事に当てることがありました。
だが多くの場合、この余った時間帯が問題だった。変な場所で朝を終え、次の場所が遠かったりした場合遠回りして自宅に変えればガソリン代の自腹は相当応えます。
訪問介護は食事の関係上朝夕の希望ばかり多く、時に会社の勤務形態に定められている時間帯を超越し希望が入ることもあります。 (相手はほぼ認知症故説明しても理解してもらえないから)
例えば早朝がダブるとすると一方にお願いし朝6時台に入り、その次が8時台になったり、また夕方が被ると16時台に入り17時半に最初の方を終わり、次が19時に入るという風にです。
主婦はこの規定時間をはみ出しすような要望に対し難色を示し、時に仕事を 或いは利用者さん自体を蹴ります。
「美紀ちゃん、貴女に断られたらスケジュール組めないの。彼もいいけど早朝と夕方だけは時間空けといてね」
「そう・・・うん、わかった」
美紀さんは彼と出逢う前はこれをむしろこのようなスケジュールを喜んで引き受けていました。
だが、これを受けたことでちっとでも逢えないとなると、そこは我慢できない男性の事、告げた途端に嫌われるんじゃないかと心が騒ぐんです。
「ケアマネは実際利用者さん宅に入らないから気楽なことが言えるのよ。人の気も知らないで・・・」
ゴキブリが這いずり回る、ゴミか必要物品かわからないほど散らかった部屋で介助に当たる。
「毎度聞くに堪えられないこと言われるんだから・・・」 .彼とうまくいけば介護なんて仕事サッサと辞めたかった。
とりわけ介護で定められた業務の範疇を大きく逸脱した仕事 (例えば塀のペンキ塗り) を命じられたりするとそこでひと悶着始まったりし、結局ごねられ やらされ終わる頃には汗みずく とっくに主婦にとって大切な時間が台無しになったりします。
それであっても利用者さんとは身勝手なものでお昼の時間帯に呼んで下さる家は希なんです。
「あの●〇さん、アッチの話しばかりして、それでお給料頂けるんだもんね」
そのおかげで在りし日のオンナに立ち戻れ、彼を射止めることが出来たんだと、改めてその価値に頭が下がった。
先にも述べたように、一度オンナの部分に火がつくとなかなか通り一辺倒のセルフプレジャーでは収まらない。
だから美紀さんもお昼にはたっぷり家で過ごし、わけてもあの部分を満足させるべく努力を重ね、夕方になって落ち着いてから次のお宅に訪問することにしてるんです。
セルフプレジャーが不得手な美紀さんは時として仕方なくこう言った時間は出逢い系への書き込みに費やしていましたが・・・
帰ってくる返事は切実で、それはまたそれで美紀さんを揺り動かしました。 この部屋へ男を引き込みイタシタクテ堪らなくなっていったんです。
出逢い系のSNS内にパコパコの簡易動画などが埋め込まれてる場合、萌えて仕方なくなるんです。ですから・・・
その余った時間を利用して彼に予め時間休暇をとらせておいて美紀さん宅でデートをする計画を立てました。軽薄な人妻が考えそうなことですが・・・
部屋に入るところさえ見つからなければ誰にも見とがめられることなく思いっきり楽しめるものですから、彼だって当然警戒感も薄れ大胆になってくれます。
そして実行に移した日、やっとの思いでここに・・・そう思うとその先が待てませんでした。
もつれ合うように玄関を入り、まっすぐキッチンのテーブルに向かうと もうそこで立ったまま始まったというより年上の美紀さんの方から誘い掛けてしまいました。
その時小さく玄関ドアが開きました。
ついつい徘徊癖のある娘さんが暇を持て余すと適当な時間に帰ってくることなど忘れて愉しみました。そして覗き見されてしまいました。
車で自宅に移動。そのわずかな時間さえもハンドルを握る美紀さんは彼によって指で嬲られしっといさせられてしまいました。 だから玄関を入った瞬間から彼が緊張するのがわかって一計を案じたんです。
「そんなに緊張しなくったって大丈夫よ。今誰も家にいないから」
「でも入るとこ見られたんじゃない?」
あくまでも心配する彼に
「県住ってさ、お隣さんであっても滅多に口きかないし、第一何処の出身かさえ知らない者同士なんだからさ」
「でもよくあるじゃない。隣の美女が気になって、つい襲ってしまったとか・・・」
「馬鹿ねぇ~ 変な小説の読み過ぎよ」 この言葉が効いたのか再び引き寄せられそうになった。
「待って!コーヒー飲んでからにしない?時間大丈夫なんでしょ?」
愉しむ時間はたっぷりあるわよとキスを返す美紀さん。
キッチンに立ってコーヒーを淹れようとしたところに後ろから迫られ、キスされうっとりしてしまい ついつい右手が彼の逞しくなった股間に伸び硬さの確認が始まり、お返しとばかりに彼は空いていた右手の人差し指と中指を小さな布切れを横にどけ、アソコにめり込ませGを掻き混ぜ始めたんです。
「大きくなってる・・・ ねぇ・・・ウチのココ欲しい?」
「美紀だって、もうこんなになって・・・」
抜いた日本の指を鼻の前で自慢げに指し示す彼。
「あん・・・いじわる!入れたい?それとももっと開いてよく見る?」
淫声は漏れるし足はガクガクするしで立って居れなくなり、勿論先ほど言ったように警戒心などどこ吹く風でした。
娘さんは男の人と変な関係になることをキツク止められていましたが、既に二十歳を過ぎ男女の妙は知っていてセルフプレジャーも時折やっていましたからたまりません。
玄関を足音を忍ばせ入ると、情交中のふたりに気付かれないよう自分と弟の部屋に入り、襖を少し開けセルフプレジャーに耽りながら覗き続けました。
「ねぇ~・・・キレイ?そんなに美味しいのウチのアソコって・・・」
「もちろんだよ!世界一さ!」
情交中のふたりはその場所から移動する余裕を失ったみたいで、最初はキッチン台の上に載せられた美紀さんが大きく開脚させられ舐め上げられましたが、軽く逝ったあと今度は美紀さんがズボンを引き下げフェラし、裏筋まで舐め上げバキュームでヌイてしまいました。
「ごめんなさい・・・我慢してくれてたのね。凄くいっぱい!! ありがとう、愛してる」
「うん、僕もだよ」 キッチンにコーヒーとも淫臭ともつかない香りが漂い、覗き見られつつ今まさに二回戦が始まろうとしていました。
オトコが放出した濁流の青臭い匂いに混じって母娘の愛液が放つかぐわしい香りが部屋中を支配しつつありました。
母はともかく、襲われるかもしれないと警戒しながらも以前から彼にオトコを感じていた娘さんは自分が思わぬほど興奮してしまった嫌悪感に同じ性である母をライバルであると気づかず逆恨みし始めたんです。
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テーマ : NTR 他人棒に欲情する女
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