知佳の美貌録 「娶わせる」 臍下三寸の妙

精神を病んだ人に必要なのは滋養強壮・栄養補給に休養と聞いてたが久美に今できることと言えば食べ物を運ぶことぐらい、だから特売品の中からこれと思う惣菜やお弁当を買って持っていきました。
気が立って眠れないと聞くと以前にやらせてくれた臍のあたり中心のマッサージを時間をかけ寝入ってくれるまでやったんです。
忌まわしい過去を忘れることが出来たんでしょう。 孝志さんは徐々にですが薬が必要なくなり普通の生活に戻っていったんです。 が、悪いことに腹部のマッサージは気持ち良すぎて癖になっていったんです。
「ウチのこと気にしないで寝てていいよ。 疲れたんでしょ?」 昼間の仕事で疲れて悪いと思いながらもついウトウトします。 撫でる手が止まると久美が帰っちゃうんじゃないかと目を覚ます孝志さん。
その都度気合を入れ直しマッサージを続けるんですが、この日はどう頑張っても久美の方が意識が遠のき一体全体どこに手を置いてるのかさえ分からなくなって来てたんです。
「そんなに無理しなくても、少し横になったら?」 孝志さんの言葉に
「ありがとう。 そうさせてもらう」 こんなところを奥さんに見られたたら・・・とは思いつつも添い寝の形で横にならせてもらい、それでもその格好で擦すり続けていたんです。 久美は気の強い女、が、精神とは裏腹に意識がもうろうとしもうどこを擦ってるのかわからなくなっていったんです。
孝志さんはと言うと、隠してはいたものの体調はすっかり良くなり久美の手が次第次第に下腹部に伸びてゆくものだから変な気持ちになり気持ちが高ぶり、とうとうピンコ勃ちになっちゃったんです。
「こんなこと、何処で覚えた」 ウトウトし始めたところでフイに聞かれ
「えっ? なに? 」 応えれど意識はすっかり飛んでいました。
温かさと言おうか握り具合が丁度良いんでしょう。 ピンコ勃ちに掌をかぶせるように置いたまま寝落ちしてしまったんです。
ようやく気が付きこっそり家を抜け出し家路についたのは明け方でした。
「しまった! やっちゃった。 どうしよう、間に合わなかったら・・・」 子供と旦那の朝の支度はどんなに遅くても4時には起きて始めない事には朝のバイトに間に合わないんです。
懸命に自転車を漕ぎ2キロの道を走り抜け玄関を開けると留美が見様見真似で食事の用意をしてくれてました。
旦那は呑み疲れ明け方になって寝入ったのか玄関を入ったところにある小さな部屋の炬燵に潜って大鼾をかいて寝てました。
「ごめんね、仕事片付かなくて」 つい口から出まかせを吐く久美
「別に~ 気にしなくていいよ、昨夜は徹夜したからついで」 入試に備え勉強してたという。
「アサイチの仕事入ってるから任せて先に行くね」
「うん、気を付けてね」 送り出してもらったものの昨夜も今朝も食事は何一つ摂ってなかったからフラフラだったんです。
向かったのは孝志さん家とは真逆の方向に1キロばかり行ったところにある県外資本のスーパー。 気力だけで自転車を漕ぎ続けました。
スーパーの朝の品出しはその日の計画に沿って早朝に届いたばかりの商品を開店までに棚に商品を並べておかねばなりません。
体力はとっくに尽きていて、久美は気力だけで乗り切りました。
何時もなら休憩室で少し休んで商店街のパン屋に向かうんですが、孝志さんのことが気になって県住に戻っていったんです。
「おはよう。 今朝帰りがけに玄関の鍵掛けたか覚えてなくて」
「ああ、開いてたけど別に。 取られるものなんてなんもないから」 案の定孝志さんの寝床から離れてしばらく、一体何をやってたのか記憶になかったんです。 それよりろくに食べてないんだろと言われ
「食べなくたって平気だよ」 こう応えたものの空腹で目が回りそうだったんです。
「待ってろ。 今ラーメン・・・確かあったはずだから」
探し出してくれたのは特盛サイズのカップ麺でした。
出来上がるまでの3分間が待ち遠しく、でも飢えてるように思われたくなく何か気を散らすものをと考え
「そうだ、ちょっとお腹摩ってあげようか」 うれしくてついこう言ってしまった久美
「うん、あれは気持ちいもんな」 いそいそとパジャマの下を脱ぐ孝志さん
すっぽんぽんになって横になりました。 あっけにとられる久美
約束した以上止めるわけにはいかずいつものように臍を中心に摩り出す久美、するとたちまち摩ってもいないアソコが頭をもたげ始めました。 その時になって思い出したんです。 うつらうつらしながらいつの間にか握ってしまっていたことを。
「フフッ 朝から元気いいわね」 孝志さんの肌に掌が馴染んできてたこともあってソレを手に取ったんです。
「久美ちゃん真っ暗な中で急に立ち上がり、急いで家に帰って言ったろう? 気になっちゃって」 家で待つ旦那のことだろうとピンときました。
団地内で初めて声を掛けられ部屋に案内された時から気持ちが少しづつ旦那から彼の方に傾きかけていて、孝志さんの方でも好いてくれていたらと、日ごと夜ごと通ううちにそれが確信に変わっていったんです。
お腹を擦り続けるうちに時々ピンコ勃ちに掌が触れるものだから、いつか娶わせしなくちゃと撫でながらも気はそぞろだったんです。
「変なこと言わない! 子供たちの朝の支度が気になって帰っただけだから」 言い終わるや否や久美はスカートを翻しピンコ勃ちを跨いだんです。
「時間無いから・・・」 言うが早いか小さな布切れを脇にどかしピンコ勃ちをふくよかなソレで押さえ込むと前後に腰を振る素股ってやつを始めちゃったんです。
家出したものの未だ身の回りの品々が残されている部屋で禁断の娶わせをやっちゃいました。
昨夜の孝志さん、もう少し押せば結合に至れたであろうに疲れて寝入ってしまった久美、諦めきれず が、肌を寄せ合う気持ち良さからついついうとうとはするけれど旦那と久美との仲が気になって本格的に寝付けないでいました。
幸せとはどこに転がっているか、誰にもわからない
朝の小さな気配りが彼女の愛を引き寄せたことを知り有頂天になり、一気に昇りつめ 迂闊にも放ってしまったんです。
濡れタオルで汚れたところを拭き採ると久美は、うれしそうに孝志さんが用意してくれた伸びきったカップ麺に口を付けました。
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