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ひとつの時代が終わりを迎える

 こんなところで変な話題を持ち出して恐縮ですが、FIFAワールドカップカタール2022 において優勝したアルゼンチン、フォークランド紛争でイギリスにボロ負けしたこの国はかつて日本と同等かそれ以上の先進国であったことはあまり知られていません。 彼の国が栄えたのはパンパという世界有数の穀倉地帯があったからです。 それに縋り付きすぎて工業化に後れを取ったと言われています。

 今では貧困国の仲間入り、その同じことが現代の日本にも、そしてもちろん入谷村にも起こりました。 絶世を極めたと思い込んでしまった老兵は己が築いたかつての栄光が忘れられず頑なに古いやり方に固執しあがいた結果、子らの将来の夢を潰し一家離散どころか廃村に追い込んだんです。

 ひとつには一定地域に人口が集中するとどうしてもそこで使う燃料に窮します。 そこで登場したのが日本古来の炭焼き、確かに良質の炭を焼くには陶工に匹敵するほどの火に対する知識や経験が必要です。 そのため結構高価で取引されました。 入谷村の人々はほぼそこにすがって動こうとしなかったんです。

 炭焼きは個々独特の技法があり、外部から人が訪ねて来て釜を見られるのを極端に警戒しました。 それも後れを取った原因です。 そして夫婦関係・男女関係についてもこの村ならではのキワドイ淫交が繰り広げられたんです。
 直己さんがアスパラガスを始めればすぐさま定男さんの肝いりである孫の真一さんはシイタケを始めるといった具合に家族が競い合うようにてんでばらばらに何か新しいことを始めました。

 それ以前に直己さん、レタス栽培に取り掛かりほぼ全てのレタスを溶かし腐らせてしまってるんです。 どのような環境下で育てればよいのかさえ外部の人に聞くことが出来ず、とにかくがむしゃらに作った結果全滅させてるんです。

 同じことがアスパラガスでも言えたんですが、こちらに至ってはまるで畑から木が生えて来たかの如く皺硬い幹状のアスパラが出来て繊維質が余りにも硬く、もちろん出荷できませんが自宅でも食せませんでした。

 つまり直己さん、この期間無職無収入・無駄飯喰らいどころか資本を随分つぎ込んで結果は何も得られなかったんです。 これじゃ左前になるのも無理ありませんが、それでも見栄っ張りで意固地な直己さんは家庭内で冷ややかな視線を浴びるにつけ顔を合わすことさえ拒み息子さんとでも協力はしたがらなかったんです。

 真一さんに至ってはシイタケ原木の切り出しが自宅の山からでは不便と知って他人の山の楢の木を勝手に切り倒し始めたんです。 元々炭焼きが正業の地区でしたのでそれほど騒ぎにはなりませんでしたが、このことで協力者はとうとう現れませんでした。

 何事につけ自分たち男があっての紙屋 (かみや) と言われた時代が終焉を迎えようとしていました。 やること成すこと、もうどうにもならなくなってたんです。 あるのは男の妙な意地だけでした。

 寛治さんはこのことを雅子さんの耳に入れゆるぎない信頼を勝ち取りました。

 雅子さんは目的のお金を得ずして紙屋 (かみや) から追い出されてはたまらないからしぶしぶ畑を手伝っていました。 見たことも無いような野菜など扱わせて貰えませんからただひたすら草むしりをやらされたんです。 野菜らしいものが何もない畑で草をむしれと言われて気持ちの良い人などいません。 暑さも手伝って薬缶に入れて来た水をよく飲むものですから溜まり、その都度草むらに入ってしゃがみひります。

 しっかり飛沫を飛ばした後は、まさか拭き取り紙を使うわけにもいきませんしカツ子さんのように尻を振ってシズクを飛ばすこともできませんので例によって例の如く用水路の水を手に汲んで洗うんです。

 すると何処から作業の様子を見てたのか知りませんが寛治さんが素早く近くに寄って来て自分も雅子さんに見えるよう野に向かって棹を取り出しシャーシャーと放つんです。

 寛治さんから言わせれば雅子さんがひった後はその周辺にかぐわしい匂いが漂いますので気になります。 雅子さんから言わせれば目の前に晒された棹に反応して困ることが起こるんです。 結局寛治さん、雅子さんがひったシズクの香りで頭をもたげた棹を目の前にそれが当たり前だと言いたげにささげました。

 「しゃぶってくれよ」
雅子さんの気持ちを察し寛治さん、仁王立ちで棹を差し出しました。 最前から競うようにオトコを下の口で咥えさせられてる雅子さん、女が目覚めて困ってましたので飛びつくように口に含みしゃぶり始めたんです。 気合の入れようでは次があるだろうことはわかってるんです。

 「雅子よ、ゆんべはやったか」
意地悪な質問に応えようともしないでしゃぶりまくる雅子さん
寛治さんもこのような時間帯から雅子さんが欲しくなろうとは思わずしゃぶらせましたが、雅子さんも本気でしゃぶりにかかってくれてるだけにもう我慢できません。

 「雅子、すまんが広げて魅せてくれんか」
だらしないことにしゃぶられたことで人様の前に歯とても出せないほど反り返り持って行き場がなく懇願してしまいました。
「うん、いいよ」
雅子さん、モンペを下げるだけでなく寛治さんとそのまま締め込みに入りやすいように胸まで開けました。

 待ちきれなくなった寛治さん、雅子さんの履物までをも脱がせ始めました。 視線を上に移すとそこに熟し切った乳房と寛治さんの棹に魅せられ、しゃぶらされ欲情しシルが垂れ始めた花弁が待ち受けていたんです。

 「雅子、こん中にたとえお前の旦那のシズクだって受け止めちゃならんぞ」
襞を広げては睨みつけ誰とも何処ともなしにキツク申し渡し舐め始めました。

 「そんなことしない。 だって守ってくれてるの寛治さんだけだもん」
今現在は正直な気持ちでした。
これを聞いた寛治さん、雅子さんの両の太股を押し広げビチャビチャと音を立て舐め始めたんです。 襞の隅々まで舐め上げました。

 右手でおっぱいを鷲掴みにされながら一方では下腹部を舐め上げられるんです。 雅子さんはおっぱいも舐めて欲しいと目顔で合図しました。 寛治さんに舐めてもらうとアソコと同じように子宮がきゅんきゅんするからです。

 雅子さんは思いました。 何故に寛治さんはこれほど秀逸な頭脳を持っていながら女に、しかも誰かの持ち物に惚れてしまうかをです。 

 血圧が極限まで上昇したからでしょうか寛治さん、苦しげな息を吐きおっぱいを吸い続けています。 雅子さんはそんな寛治さんが愛おしくなって思わず胤を想い褌の中から棹を取り出し擦りました。 右手の掌の中で亀頭冠を中心にまるで転がすようにしなががら擦りました。

 ベロチューされ乳首を吸われ亀頭冠を擦られたことで寛治さんのアソコがビンビンになる。 雅子さんにとっての男衆は、言葉はなくともこうなってくれることが一番愛を感じる瞬間だと言います。

 そのまま自然の流れで雅子さん、寛治さんのソレに引き寄せられるように顔を近づけしゃぶりました。 寛治さんもしばらくは雅子さんの風にそよぐ繁みとクレバスを見つめていましたが雅子さんの肢体がもっと寛治さんの股間近くに顔を近づけようと躰にのしかかると一時でも早く挿し込みたく腰が浮き上がるほど興奮してしまいました。

 そのうち寛治さんが雅子さんの躰の下に潜りこむような動きをし始め、いつの間にかアイナメ69になっていました。

 寛治さんの視線の先で雅子さんのおっぱいが毛むくじゃらの胸や腹を打ち、気が付けば顔に妙な形の窪みからシルが滴り落ちてくるんです。 するともう頭の中では切っ先がシルを垂らす窪みにめり込んでいくんです。 その瞬間突き抜けるような快感が背筋を走り抜けました。

 血圧が上がり過ぎて頭が痛くなった寛治さん、これ以上は無理と雅子さんを腹上から振り落とすと股を開かせ舐め上げ寝バック後背位で娶わせし急いで挿し込みピストンを始めました。

 雅子さん、イヤラシイ目で結合部をねめつけていましたがいつの頃からか誰かに聞かれてはまずいような声を上げ始めたんです。

 耕しても何もとれない筈の畑で寛治さん、とんでもないものを掘り出してしまったようでした。

 畑の脇の莚の上で寛治さんは雅子さんを痙攣を伴うほど棹で嬲ったんです。 そのお返しでしょうか、雅子さんの蜜壺の中が極限まで腫れ上がり気持ち良さにぶっ飛んでしまうほどの締め込みが始まったんです。

 本人は寛治さんの棹でとっくに堕ちてますので意識の外で肉胴や切っ先の締め上げにかかってくれてるんです。

 雅子さん、本能ではこれ以上寛治さんの切っ先を奥に留めたら危険だとうっすら分るんですが情けないことに次の瞬間放すまいと自分の方から引っ張り込むような腰の動きをしてしまうんです。

 寛治さんも良くこれに応え腰を使い続けました。

 このままでは中に出されてしまいそうでとこぼす雅子さんに寛治さん、それならと体位を茶臼に変えたんです。

 結合部が良く見えるようにしながらハメ合うふたり、寛治さんが腰を振り過ぎると抜けるものですから雅子さん、ヌルヌルし反り上がる棹を押さえるように摘み、上手に芯部にめり込ませるんです。

 そういったやり取りが何度も繰り返され雅子さんが緊張と欲情の果てに極限を越えたんでしょう痙攣を起こすまで続けられました。 

 雅子さんも一応人妻としてふたりの子を生していますが夫婦和合でこれほどまで逝かされたことは過去になかったんです。 あったとしてもそれは寛治さんが潜んで来てくれてると知った上で膣内射精を試みさせた、あれっきりなんです。

 雅子さん、寛治さんを知ってから自分の中の何かが変わろうとしているのがぼんやりと分かり始めました。 これまで一方的に男に尽くすことだけが使命と教わって来たのに、本当はこんな世界があったなんて知らなかったんです。

 ぼんやりとした頭の中で寛治さんによって何か命じられのろのろと四つん這いになったのだけはうっすらと覚えているそうです。 しかしそれから後のことは記憶から完全に飛んでしまっていました。

 寛治さん、雅子さんを腰砕けのような四つん這いにさせ、自身は逆向きの横臥の恰好で人妻の蜜壺を真下から真上に向かって突き上げたんです。

 幾度も幾度も殿方から気持ちいいと言ってもらえ、ベロチューを求められ雅子さん、今の寛治さんにとって大切な存在であることを身をもって感じることが出来たんです。 それが女としての自信に繋がりました。 ろくでなしの無駄飯食いの時代が終わりを告げたことを肌身で感じることが出来たんです。
 
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