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押し開かれた淫裂

 春子さんはあの日以来連日ある男に淫裂を押し開かれていました。 背徳行為はいけないことと分かっているのに弱みに付け込んだこの男の人に弄ってもらわないと狂おしくてジッとしていられないようなんです。

 男のやり口は卑劣でしかも執拗でした。 中指を割れ目に入れGを刺激しながら残された人差し指の背の部分を使って振動を同期させクリをも責めてくるんです。

 こうすることでGとクリは同時に圧力・振動が伝わり、その中間地点にどうあがいても春子さんの精神が集中しバギナ全体に血流が集まり腫れ上がって発情が起こるんですが・・・

 春子さんが声を震わせ泣き叫ぶのには他にも理由がありました。 何故ならこういったことが行われてる間中、春子さんの勃起し始めた乳首にその男の切っ先があてがわれヒクつかせていたからでした。

 しかもそれで男が思っている言葉が春子さんから得られないと見るや興奮し腫れ上がった淫裂に乳首に押し付けていたその切っ先をめり込ませ中を探るんです。
 これが限界というところまで生ハメし嬲っておいて再び四つん這いにさせ淫裂を開き発情の度合いを調べ、足りなければ指マンを施す。

 こういったやり口を繰り返し、春子さんが疲れて横になるとすかさずその口元に男根を持って行きしゃぶらせるんです。 頭では相手の作戦に乗ってはだめだと分っているのに躰は男を欲し反応してしまうんです。 春子さんはそれを自分の中に挿し込んで欲しくてしゃぶりました。

 春子さんは淫裂はもちろん鼠径部の辺りまでクッキリと色が変わるほど腫れ上がっていました。

 男が指先を使って淫裂をほんの少し擦ればなんの抵抗もなく男を求めぱっくりと割れるんです。 中はすっかり充血し何時でも肉胴をすっぽり包み込めるようになってました。

 男は決まってこの割れた淫裂に挿し込む折に一気にめり込ませたりせず、まず裏筋でクレバスに沿って擦り上げるようにし春子さんに棹がどれほどのものか自覚させます。 春子さんの腰が切っ先を求め浮くようなら心なしか先っぽだけめり込ませるようなやり方をしました。

 入り口付近でしばらく小刻みに動かし声が漏れ上体が反り返るような動きをすればご褒美に根元まで埋め込むを繰り返しました。

 春子さんの望みは男から無条件で濁流をもらい受けることにあります。 それさえ男から奪ってしまえばしばらくの間男の欲望はついえたわけでもう何もしてこないからでした。

 しかし男の希望は春子さんの中にある家族だの、殊に亭主の存在を忘れさせることにあります。 己の棹に溺れさせ便利な女に仕上げることが最終目的なんです。

 もしもそれが叶ったら春子さんに躰で稼がせ、己は一生涯遊んで暮らす腹でした。 でも春子さんは出来ることならご主人の庇護の元入谷村で昔のような暮らしがしたかったのです。

 言い出しっぺのご主人が春子さんの現状に気付き取り戻してくれることを願いつつも家計を支えるため勤めを続けました。 そしてまたその日も同じことが繰り返されたのです。 仲間も止めてくれるどころか春子さんがどこまで堕とされるか楽しみにしているような有様なんです。

 春子さんはだから決して堕とされないよう気を付けながら締め込みに応じました。 火を消してもらうことに勤めたんです。

 入谷村の男どもは林業が廃れると大きく分けてふたつの道に進みました。 ひとつは上手 (かんて) の公則さんが道を開いた土木関係の仕事でもうひとつは中 (なか) の徹さんが道を開いた工場関係の仕事でした。

 そのうちの工場関係の仕事に文雄さんは徹さんの紹介で入り働いてました。 春子さんに比べ倍近い距離でしたので朝も早ければ帰りも遅くなります。 家でも顔を合わす時間は限られていました。 夫婦交換の話しにしてもその貴重な時間を文雄さんは割いて春子さんを和ませようとしてくれていたのです。

 徹さんが躰を壊したのも当時、働いても働いても生産が注文に間に合わなく残業に次ぐ残業を繰り返しており疲れ切っていたんです。

 言い出しっぺでありながら彼はろくろく寝ておらず自分の精神と躰を維持していくのが精一杯の状況でした。 それでも当時工場の収入は春子さんより低かったのです。 工場へ出勤できたのはひとえに婿だった、春子さんの親が助けてくれたからです。

 周囲に本当の関係がバレたらそれこそ職業どころか入谷村から出ることさえ恥ずかしくてできません。 でも里へ出れば出たで必ず男と顔を合わすことになるし、待ち受けてる男によってその部屋に誘い込まれるのです。

 この頃では部屋に連れ込まれ締め込みが始まってしまうとむしろ春子さんの方が男を責めるような格好になってしまっていました。

 男はどうやって春子さん相手に繰り出すテクを磨いているのか知りませんが春子さんにしたら毎回夢中にさせられるほど様々な手段を使って貶めるのです。

 すっかり反抗出来ない状態詩にしておいて締め込みにかかるのです。 今はまだご主人の存在と春子さんのこの里での地位を気にしていて生でハメても中には出しませんが、いつかきっと中に迸らせるに違いないんです。

 安全日と知ったこの日も生でハメて春子さんを追い込みました。 両足を精一杯開かせ屈曲させての締め込みが始まっていました。 

 それでも慣れとは恐ろしいもので男が懸命になってピストンを繰り返しても喘ぎ声は発するものの男が思うほど逝かないんです。 結局疲れ果て横にならせてもらい春子さんに騎乗させ締め込みを続けたんです。 続けたというより春子さんの方が引き抜きを許さなかったのです。

 春子さん、男の視線を意識し蟹股になって結合部を診せるなどして男の要求に応えました。 男の体力が持たないなら止めれば良いのにふたりとも、特に春子さんは互いの性器を触れ合わせたままでないと納得できなくなってしまっていたんです。

 男が春子さんを責めるのと違い春子さんが上に乗って責めているわけですので動きは緩慢です。 しかしその分興奮し切った春子さんの乳房が覆いかぶさるように目の前にあるんです。

 ほんの少しでも体力が回復すると男は下から春子さんを突き上げます。 春子さん、自分だけはちゃっかりクリを男の恥骨を使って嬲っていたものですから強く突き上げられると再び困惑が始まります。

 棹に対し垂直に近い恰好で騎乗していたものが次第次第に気持ち良い場所を刺激して欲しくて前に倒れていくんです。 終いには男の胸に乳首が触れるか触れないかの距離になり丁度男が腰を浮き上がらせ突くのに良い恰好になったものですから再び男のピストンが復活しました。

 春子さんはとうとう男の胸に乳房を密着させ突き上げてもらっていたんです。 これに気を良くした男は再び春子さんを四つん這いにさせ後ろから責めました。

 女に屈服の姿勢を取らせたつもりになるにはこの男にとって四つん這いが最も良いようでかなり長い時間をかけこのスタイルで責めました。

 再び屈曲位に戻したのはフニッシュを迎えたいがためでした。 春子さんを散々泣かせピストンを送り込む男。 締め込みが長かった分男のヌキが甘くなりました。 春子さんに許可を得ずして中に向かってフィニッシュを迎えてしまったんです。

 受ける春子さんにしても完全に肉欲に溺れ意識が飛んでました。

 それからが大変でした。 なにせ過去にないほど発情し切ったラビアの奥に向かって放たれたのです。 男を非難できないまでも次の生理が無事来てくれるかどうかを心配しなければなりません。

 もしも万が一孕んだりしたらと思うと帰るに帰れず、もちろんご主人に合わす顔が無いのです。

 何が幸いかと言えば、この件の後男は二度と春子さんの前に姿を現さなくなったことでした。 心配でどうしてよいやらわからないときであっても悲しいかな春子さん、オトコ狂いが治まらないのです。

 同僚に聞くとオトコ狂いが治まらないなら孕んでないから心配ないというんですが、もしも万が一孕んだりしていたら堕胎にしても産むにしても認知してくれる人がいません。

 恐ろしさと戦いながらひと月が過ぎました。 元来春子さんの生理は多少不順でした。 でも次の月が来ても一向に生理が来ないんです。

 春子さん、入谷村の習慣に乗っ取り下馬見川の上流にある淵に向かいました。 意識が遠のくほどの冷水の中で我慢することしばし、言い伝え通り出血が始まり恐らく孕んでいたであろう塊が流れ出ました。

 どんなことがあっても生きなくちゃという意識だけが春子さんを死の淵から這い上がらせました。 どうやって帰ったか覚えてませんが気が付けば牛小屋の藁にくるまって寝ていたんです。

 その夜から高熱が続き、起き上がることも何かを口に入れることもできなかったんですが、唯一家人の中で母の蔦江さんだけが理由を悟ってくれました。

 何日も付きっ切り介護をしてくれてようやく一週間後になんとかおかゆを口に入れることが出来るようになり、それから更に一週間横になり普段の生活に戻ることが出来たんです。

 
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