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やたらと娘の担任の先生に逢いたがる人妻

 何しろ一刻でも休むことが許されない最貧困の地である下薬研 (しもやげん) 、そこから比葡の里へ出かけるにしても手ぶらで、物見遊山でましてや女が出かけるわけにはいきません。

 さりとて逢いたさは募るばかり、が、薬草を担いで出かけようにも集落で算出する量には限界があるんです。

 真紀さんは峠の頂上で娘の公子ちゃんの担任の先生を振り切って家路に向かったとはいえそこは女、毎日のように娘を見送ってあの峠のところまで来てくれていると知っておればこそ逢いたくて、せめてお礼の一言も言いたくて心が千々に乱れました。

 何度か手ぶらで下校する娘を迎えに峠までノコノコ出かけて行ったことがあります。 しかし夜道の峠で唇を交わし、その彼を振り切ってひとり峠を下って行っており真紀さんの気配を感じると先生の方から後戻りされてしまってたんです。

 「なんとかしないと・・・なんとかして里に向かわなくちゃ」
この頃ではもうそれが口癖になってしまってたんです。

 そうやって思いついたのが栽培ではなく、さりとて残り少ない領内の野生の薬種でもないよそ様の土地のものを採取する方法でした。

 彼の好意に後ろ髪を引かれつつひとりで峠を下ったことを思えば悪いことであってもこの方法も別段苦にならなかったのです。
 昔からお百姓の朝は早いと決まっています。 加藤家も他に劣らずあさましごとは早かったんですが真紀さん、それこそ丑三つ時に起き出して入谷村に忍び込み地面に顔をこすりつけ薬草であるゲンノショウコを採取しようとしました。

 真紀さんの頭の中にある入谷村は薬草などというものに大して興味を示さない風に思えたからでした。

 ゲンノショウコが生えるような環境をそれが生業なれば熟知していましたからその場所にさえ行きつくことができればたとえ地面に顔をこすりつけるほどあたりが暗くても何とかなるだろうと安易に考えていたんです。 というか、それこそ娘の担任の先生のお情けにすがりたく身も心も狂っていたんです。

 ところがいざ出向いてみると、ここぞという場所にそう言ったものは見当たらないんです。 東の空が明るんでくるころまで地面に這い蹲って探すんですが見つかりません。

 ふと我に返るとそこここに入谷村の人々が野に出て働いているんです。 真紀さん、慌てて近くの藪に逃げ込み、そのまま山を伝って下薬研 (しもやげん) に立ち返りました。

 自分ではうまく逃げおおせたと思い込み、ほとぼりが冷めたころになって再び入谷村への侵入を試みたんです。

 今度の侵入は薬草の生えていそうな場所を目指したのではなく目星をつけた民家を目指しました。 まさかに彼らも薬草採取をしているのではないかと思ったからです。

 ある家の軒先に忍び込み仰ぎ見ると、なるほどその家の物干しざおにゲンノショウコが干してあったのです。
「えっ!? まさか! 入谷村は薬草を売ったりしない筈なのに・・・」

 もしも彼らが薬草の販売を手掛けていたなら多勢に無勢、到底かなうわけもありません。
「このままじゃ帰れない」

 真紀さんは今度はふらりと近くの山に薬草採取に出かけるフリをして入谷村に入り込み果たしてゲンノショウコ売ろうとしているのか探ろうとしました。

 「うん!? この匂い! まさか」

 結果は直ぐにわかりました。 最初に忍び込んだ家だけがゲンノショウコを採取しそれをお茶代わりに飲んでいたからです。

 薬草を扱うことが生業の下薬研 (しもやげん) にあってゲンノショウコを普段飲む茶に代わりに扱うことなどもったいなくて許されないことでした。

 しかし、最初に目を付けたその場所の脇に立つ家ではお茶は高価で飲めないからせめてもとゲンノショウコを煎じて飲んでおられたんです。

 そこで真紀さん、自宅から番茶を袋に入れて持ち出しゲンノショウコを勝手に頂いて帰る代わりに番茶を吊るしておいたんです。

 このようにして手に入れたささやかな量ではあるけれどゲンノショウコを携えて一路比葡の里に向かったのです。

 ゲンノショウコを卸すとその足で学校に向かいました。 周囲を一巡し先生が姿を現すのを待ちました。 それでもだめだとわかると最初に出会った場所まで引き返し躰を重ねた場所で娘が帰ってくる時刻まで待ちました。

 その時刻になると真紀さん、いてもたってもいられなくなり意味もなく全裸になってしまいました。

 汗ばんだ躰から匂い立つ汗の力を借りて先生を惹き寄せようとしたんです。

 この考え方はある種当たりました。

 比葡の里から帰る杉山須恵乃さんを待ち構える男がいたからです。

 杉山須恵乃さんは以前から野山で採取した幾種類かの漢方を携え比葡の里に秘かに卸しに行ってたようなんです。

 その目的は卸す薬草の類にありました。 マムシです。

 真紀さんと違い須恵乃さんは湿地帯に好んで入りマムシを狩って串に刺し日干しにしておいて売りに行くのです。

 これを愛飲した比葡の里のい男どもは効き目を試すべく須恵乃さんの後を追いかけこの地で押さえ込んだのです。

 「なあ~んだ、須恵乃さんじゃなかったのか」
「須恵乃さんはウチの近所の人です。 よくここに来られるんですか?」
真紀さん、先生を待ちきれないものだからすっぽんぽんと分かっていて声を掛けました。

 「ああ、俺たちゃ知り合いなんだ」
「そう、須恵乃さんじゃなくて残念だったわね。 帰ったら伝えといたほうがいい? あなたが待って立って」
本当は自分こそこの際誰でもよいから男の人を待ってたくせに平然と他人の恋路の仲介を申し出たんです。

 「そうしてもらおうか、なあ~に名前は言わんでも分かると思うぜ」
「比葡の里から追っかけてくるの? わざわざここまで」
名前を名乗らないほどの男だから何処から来たかも当然のごとく口にしなかったんです。

 「須恵乃さんじゃないとわかったんだから早く消えた方がいいわよ。 また別の誰かがこないとも限らないでしょ」
あまりに待たされるものだから真紀さん、男に脅しを掛けました。

 「けっ、俺がいちゃ邪魔ってわけだ」
「邪魔じゃないけど顔を見られちゃまずいんでしょ」
完全にヤル気が無いと見た真紀さん、そろりと衣服を纏い始めました。

 「それで何時ここに来いと連絡するの? 来てみてもあなたがいないじゃ彼女可哀想じゃない」
「そんなこたあ気にする必要ないと思うぜ。 なにせあいつは誘い上手だから」
「誘い上手って・・・じゃあ彼女には幾人もの男が群がるっていうの!?」
初心な先生ひとりの手にかかり心乱れてしまった自分と比較して、なんて奔放なんだと須恵乃さんがうらやましくなりました。

 「ねえねえ、彼女ていったいどうやって男の人を誘うの? どうやって幾人もの男の人を相手するの?」
「そいつを知りたいか? へえ~ こいつはとんだあばずれだ」
皮肉たっぷりにこう言ったものの話しを聞いた女がそのあとどう変わるか興味を抱いたのだろう。 男はすっかり須恵乃さんの内緒ごとをしゃべってしまいました。

 亭主である杉山征市さんを助け懸命に働く須恵乃さんにそういった一面があることを初めて知った真紀さんは以降、先生を追いかけるのではなく彼女を目の端で追いかけ始めたんです。

 彼女が下薬研 (しもやげん) から姿を消すということはとりもなおさずこの地で幾人かの男によって犯されるということだからです。

 自分で自分をコントロールできなくなる。 そういったことを覗き見たいと思うようになっていったのです。

 下薬研 (しもやげん) では確かに珍しいこと、しかし隣接する村である入谷ではごくごく当たり前のように女どもは男たちによって犯され回されるというからです。

 しかもそれを女どもは恐怖の念をもって迎えるのではなく、どちらかというと楽しみにしていると聞きかじったような記憶があるからでした。

 それからの真紀さんはガラリと変わりました。 ご主人に内緒で秘かに野草の薬効を調べ始めたのです。
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